訪問日:2017-10-16,17
 
 
蓼科温泉「豪農の宿 大東園」は長野屈指の紅葉名所「横谷(よこや)峡」入口に位置します。
建物は富山の古民家を移築したもの。
開業から約40年になるそうですが、開業当初からバブル時代まははなかなか客が集まらず苦労したとのこと。しかし姿勢を変えずに頑張ったのが幸いして近年はTV取材なども頻繁に訪れ、リピーターの多い人気宿になりました。
 
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豪農の宿 大東園
 
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豪農の宿 大東園 外観
 
引き戸を開けると、まず大きな囲炉裏が目を引きます。
 
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囲炉裏
 
部屋は二階に六部屋、やはり民芸調でランプ型の電球が郷愁を誘います。
ただよしずに阻まれて表が見づらいのが残念。
 
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部屋
 
風呂は岩風呂と檜風呂、通常は男女交代で夜間貸切制すが、今回は宿泊客が二組だったため終日貸切で使用させてもらえました。
湯は近くの石遊の湯を引いたもので、ナトリウム塩化物・炭酸水素硫化塩泉、循環。終日入浴可能です。
 
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檜風呂
 
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岩風呂
 
夕食は食事処で。
 「山渓郷土料理」をうたった山の食材のみの料理が次々と運ばれてきます。
大岩魚と信濃雪鱒の刺身、馬刺し、岩魚塩焼き、猪鍋、信州蕎麦など山の恵のオンパレード、岩魚の骨酒が旨い。
最後は猪鍋の味噌出汁を使った雑炊で〆、満腹です。
 
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前菜二種
 
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馬鈴薯饅頭餡掛け
 
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大岩魚と信濃雪鱒の刺身
 
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馬刺し
 
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岩魚骨酒
 
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岩魚塩焼き
 
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天麩羅
 
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猪鍋
 
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手打ち蕎麦
 
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雑炊
 
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デザート
 
ただ欲を言えば猪以外の食材がほとんど養殖・栽培物というのが残念なこと。
こうしたメニューを年間通して供給するには致し方ないことなのでしょうが、せっかく木の子の季節に栽培物は少々寂しい印象です。
 
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朝食
 
トータルとしては、蓼科観光の基地として立地・内容・コスパに優れた宿といえるでしょう。
 
 
チェックアウト後は東山魁夷の作品で著名な御射鹿池(みしゃがいけ)を撮影しました。
近年急激に観光客が増えたということで、大型駐車場が二箇所が新設され、数年前にはなかった柵が設けられて湖畔へ降りられなくなってしまったのは残念です。
 
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御射鹿池(みしゃがいけ)1
 
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御射鹿池(みしゃがいけ)2
 
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御射鹿池(みしゃがいけ)3
 
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御射鹿池(みしゃがいけ)4
 
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横谷観音
 
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蓼科の紅葉1
 
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蓼科の紅葉2
 
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女神湖
 
(蓼科温泉「豪農の宿 大東園」了)