訪問日:2017-04-07,08

 

 
馬頭温泉卿は栃木県北東部に位置し、江戸時代の開湯とはされるものの、温泉地として宿が開業し始めたのは約50年前という新興温泉地です。また温泉郷といっても各旅館は数百メートル離れて点在し、それぞれが那珂川沿いの一軒宿といった趣です。

広大な河原を俯瞰するロケーションとPH9.4という高アルカリ泉、日本唯一の淡水魚水産科がある馬頭高校から仕入れる栃木ブランド魚やしおます、ナマズ、イトウの他に温泉で飼育したとらふぐ、チョウザメや地の山菜、猪など地の食材をふんだんに使用した料理が自慢です。
 
今回宿泊した「いさみ館」も那珂川河畔に一軒だけ佇む宿で、約150年前に造られた古民家の梁(はり)を移築した民芸調の造り。部屋のウッドデッキからは荒涼たる冬枯れた川原の情景が俯瞰されます。
 
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那珂川河畔の宿
 
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宿玄関
 
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民芸調の館内1
 
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民芸調の館内2
 
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ウッドデッキ
 
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ウッドデッキから那珂川を望む
 
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部屋1
 
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部屋2
 
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ウッドデッキからの眺め1
 
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ウッドデッキからの眺め2
 
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到着時の茶菓(桜茶と蕎麦饅頭)
 
風呂はやはり那珂川沿いに造られた男女別の内風呂と露天風呂。泉質はアルカリ性単純泉46.4度、加熱・循環。
前述した通りの高アルカリ泉でお肌がスベスベになります。
入浴時間も深夜1時まで、早朝5時からと幅があるのも嬉しいところ。
 
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男性用浴場
 
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男性用浴場から那珂川を望む
 
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男性用露天風呂
 
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女性用浴場
 
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女性用露天風呂
 
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ストーブが萌える湯上り処
 
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薬草酒
 
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夕刻もなかなかの風情
 
夕食は地の食材のみを使った郷土料理会席です。
山菜や川魚、猪などが様々に調理されて次々に運ばれてきます。けっして技工をこらした献立ではありませんが、季節の物が薄味で調理され、それぞれが少量なので年配者も無理なく完食でき満足。
 
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食前酒:林檎酒
小鉢:菜花辛子和え
前菜:山独活きんぴら・大和芋・ささみバジルソース
 
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造り:プレミアムやしおます・チョウザメ
 
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温物:蕪と地鶏の和風グラタン・柚子味噌
 
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煮物:田舎煮しめ
 
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蒸物:温泉とらふぐ茶碗蒸し
 
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揚物:かじか唐揚(別注)
 
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台物:日光高原牛陶板焼き
 
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強肴:八溝ししまる(猪)ロースト
 
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食事:自家精米那珂川町産こしひかり・すまし汁・香の物
 
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甘味:とちおとめプリン
 
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夜のいさみ館
 
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朝の那珂川
 
朝食は鮎の一夜干し、有精卵などと八穀米、温泉がゆなどのヘルシーな献立です。
 
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朝食膳
 
チェックアウトまで温泉とウッドデッキからの景色を楽しみました。
 
 
宿を出たあとは馬頭の古刹、乾徳寺を参拝しました。
 
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馬頭の古刹乾徳寺1
 
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馬頭の古刹乾徳寺2
 
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馬頭の古刹乾徳寺3
 
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馬頭の古刹乾徳寺4
 
馬頭を出たあとは茨城との県境に位置する「鷲子(とりのこ)山上神社」へ。創建西暦807年、何でも梟(ふくろう)神社としてパワースポットになっているということです。
 
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鷲子(とりのこ)山上神社
左が栃木、右が茨城
 
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鷲子(とりのこ)山上神社楼門
1815年築
 
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鷲子(とりのこ)山上神社本殿
 
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山上から楼門を望む
(馬頭温泉「いさみ館」了)