二岐温泉湯小屋旅館
2013-04,24,25
二岐温泉・大丸あすなろ荘は足元湧出の自噴泉岩風呂のみならず、「日本秘湯を守る会」会長の宿としても知られています。
最初の訪問は1990年半ば、今回は12年振りで三回目の訪問になります。
鄙びた情緒の岩瀬湯元温泉からの山道は、整備されて立派な道路になっていました。
茅葺きの門をくぐり風情ある小道を通って宿へ向かいます。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/10/7b/j/o0620046514516680557.jpg?caw=800)
坂を下って茅葺きの門へ
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/8c/41/j/o0620046514516680564.jpg?caw=800)
情緒ある宿への小路
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/98/a0/j/o0620046514516680572.jpg?caw=800)
宿入口
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/19/fd/j/o0620046514516680578.jpg?caw=800)
ロビー
ロビーで出される茶菓「ぶどう氷」はいつ食べても美味です。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/c3/cd/j/o0620046514516680585.jpg?caw=800)
茶菓「ぶどう氷」
今回は二岐川沿いの露天風呂付き客室を予約しました。
特筆すべきは部屋付き露天風呂も足元湧出の自噴泉であるということ。
他の施設からのアプローチが長いのが難点ですが、源泉の湧出する河原近くに部屋があるのは致し方ないところです。
特筆すべきは部屋付き露天風呂も足元湧出の自噴泉であるということ。
他の施設からのアプローチが長いのが難点ですが、源泉の湧出する河原近くに部屋があるのは致し方ないところです。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/8d/c3/j/o0620046514516680591.jpg?caw=800)
部屋
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/bf/c3/j/o0620046514516680593.jpg?caw=800)
部屋から二岐川の渓流を望む1
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/9d/62/j/o0620046514516680598.jpg?caw=800)
部屋から二岐川の渓流を望む2
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/84/b9/j/o0464062114516680601.jpg?caw=800)
足元湧出の部屋付き露天風呂
早速風呂へ。
屋外の湯小屋には足元湧出の自噴泉岩風呂(混浴)があります。
カルシウム・硫酸塩泉51.8度、54リットル/分。
屋外の湯小屋には足元湧出の自噴泉岩風呂(混浴)があります。
カルシウム・硫酸塩泉51.8度、54リットル/分。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/2d/e4/j/o0620046514516680609.jpg?caw=800)
湯小屋と二岐川
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/6b/9f/j/o0465062114516680618.jpg?caw=800)
足元湧出の自噴泉岩風呂
そして川沿いには男女別の露天風呂があり、これも足元湧出に引き湯した源泉を加えたもの。
こちらはカルシウム・硫酸塩泉51.8度、130リットル/分。
もちろんどれも掛け流しで、足元湧出ならではの新鮮な源泉浴を堪能できます。
こちらはカルシウム・硫酸塩泉51.8度、130リットル/分。
もちろんどれも掛け流しで、足元湧出ならではの新鮮な源泉浴を堪能できます。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/3f/88/j/o0620046514516680623.jpg?caw=800)
渓流の湯1
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/63/60/j/o0620046514516680630.jpg?caw=800)
渓流の湯2
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/44/60/j/o0620046514516680639.jpg?caw=800)
渓流の湯3
館内には男女別の内風呂があり、露天風呂もついています。
泉質は同様です。
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/c5/10/j/o0620046514516680648.jpg?caw=800)
内風呂
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/c8/03/j/o0620046514516680653.jpg?caw=800)
内風呂に付いた露天風呂
夕食は別室の食事処で。
郷土料理を詰めた三段重と山菜天麩羅は悪くないのですが、後はどうも今ひとつというのがいつもながらの印象です。
12年を経ても改善されていないのはちょっといただけません。
この季節(訪問は5月下旬)に土瓶蒸しが出たり、焼きすぎて干からびた岩魚、甘すぎる酢の物などなど・・・
宿の名前と値段を考えて、もう少し改善して欲しいと思うのは私だけでしょうか。
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/29/dc/j/o0620044814516680661.jpg?caw=800)
夕食膳(鍋は葉山高原豚ときのこ・山菜)
![イメージ 18](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/55/97/j/o0620046514516680672.jpg?caw=800)
食前酒(濁り酒)・胡麻豆腐・酢の物
![イメージ 19](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/1f/c2/j/o0620046514516680681.jpg?caw=800)
三段重1.身欠き鰊山椒漬け・サーモン・じゅん菜・いなご
2.炊き合わせ
3.山独活・木耳・蕨・網茸
![イメージ 20](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/9e/4f/j/o0620046514516680687.jpg?caw=800)
造り(サーモン・甘海老・蒟蒻)
![イメージ 21](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/f2/e1/j/o0620046514516680697.jpg?caw=800)
松茸土瓶蒸し
![イメージ 22](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/73/88/j/o0620046514516680705.jpg?caw=800)
岩魚塩焼き、無花果ワイン煮
![イメージ 23](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/ea/b1/j/o0620046514516680710.jpg?caw=800)
天麩羅(公魚・ヤーコン・舞茸・山独活・茄子)
![イメージ 24](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/cc/67/j/o0620046514516680719.jpg?caw=800)
蕗味噌御飯・もだし(木の子)味噌汁・香の物・デザート
![イメージ 25](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/70/7f/j/o0615041214516680727.jpg?caw=800)
朝食膳
宿が立派になりすぎて部屋や施設に「秘湯感」は感じられませんが、情緒たっぷりの湯小屋と渓流露天風呂、部屋付き露天風呂で 味わえる足元湧出の自噴泉はやはり素晴らしく、また何年かしたら尋ねることになりそうです。
その時は食事ももう少し改善されていればと願うのですが。
その時は食事ももう少し改善されていればと願うのですが。
「大丸あすなろ荘」のお隣にある「湯小屋旅館」は、つげ義春「二岐渓谷」のモデルになった宿です。
かつては宿泊もできる旅館として老夫婦が経営されていましたが、閉館にあたり常連客たちが出資して日帰り温泉として受け継ぎました。
モルタルとトタン張りの掘立小屋のような素朴な施設ですが、コンクリートむき出しの内湯、手作り感溢れる露天風呂が素晴らしい。
写真は1995年ころ訪問したさいのものです。
(二岐温泉「大丸あすなろ荘」了)