訪問日:2010-01-28,29
伊豆高原・桜並木通りの別荘地にある「ほまれの光 水月(みずき)」は旧「アレテオ伊豆高原」ホテルを全面リニューアルして、2009年5月にオープンしました。
やはりここ十数年ののトレンド通り全8室露天風呂付きの「お篭り系」旅館です。
ただ伊豆高原は特にこうした宿が林立して淘汰される時代に入っていますが、こちらはオープン以来かなりの人気を持続しています。
(訪問記はオープン翌年ですので内容的に変化があるかもしれません)
ただ伊豆高原は特にこうした宿が林立して淘汰される時代に入っていますが、こちらはオープン以来かなりの人気を持続しています。
(訪問記はオープン翌年ですので内容的に変化があるかもしれません)
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/68/4b/j/o0620046514516677674.jpg?caw=800)
外観
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/a8/01/j/o0620046514516677682.jpg?caw=800)
ロビー
部屋は和室8畳・寝室4畳・露天風呂付きテラス10畳で正面には伊豆大島が俯瞰されます。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/1b/3e/j/o0620046514516677689.jpg?caw=800)
部屋とテラス
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/cc/0e/j/o0620046514516677694.jpg?caw=800)
ベッドルーム
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/44/1a/j/o0466062014516677700.jpg?caw=800)
到着時の茶菓
客室露天は3,4人は入れそうな大きさで石造り。
低張性弱アルカリ性泉/カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉、やはりこうした宿にありがちな循環ですが、こちらは源泉も加える方式です。
低張性弱アルカリ性泉/カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉、やはりこうした宿にありがちな循環ですが、こちらは源泉も加える方式です。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/9d/69/j/o0465062014516677708.jpg?caw=800)
洗面所・浴室と露天風呂
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/cf/e8/j/o0620046514516677713.jpg?caw=800)
テラスと露天風呂
他に旧施設から引き継いだ屋上展望露天風呂も貸切風呂として利用できます。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/03/17/j/o0620046514516677718.jpg?caw=800)
屋上貸切展望風呂
食事はやはり定石通りの風創作料理ではなく、一応懐石風です。 洋皿も入って本格懐石ではありませんが、年配者も納得だし若い客層でも一ランク上の料理として楽しめる上手い設定と言えます。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/1b/35/j/o0620046514516677725.jpg?caw=800)
金柑酒、口取(飯蛸・水母酢)、御椀(蛤真署吸物)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/2a/66/j/o0620046314516677732.jpg?caw=800)
前菜(公魚奉書巻、鰆西京焼、つくね焼、ちしゃとう黒豆、白子、鮭ムース)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/e7/ac/j/o0620046514516677739.jpg?caw=800)
御造里(金目・真烏賊・本鮪・黒睦、あしらい)
・本鮪はこちらのご主人が大島沖で釣り上げた物だそうです
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/62/fd/j/o0620046514516677746.jpg?caw=800)
「大山」初しぼり新酒
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/82/9e/j/o0620046514516677749.jpg?caw=800)
強肴(牛タンシチュー)
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/2e/b8/j/o0620046514516677756.jpg?caw=800)
鉢肴(鰈のポワレ・温製のタルタル添え)
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/d9/08/j/o0620048914516677768.jpg?caw=800)
温物(鮟鱇鍋)
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/8e/4c/j/o0620046514516677771.jpg?caw=800)
御飯(本ズワイ蟹炊き込み御飯)
留椀(合わせ味噌仕立)、香の物
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/99/64/j/o0620046514516677779.jpg?caw=800)
甘味(南瓜ぜんざい、グレープフルーツシャーベット)
朝食では、石焼ご飯(石焼ビビンバ器の白飯に和風餡と生卵をかけて混ぜる創作料理)が面白い趣向でした。
![イメージ 18](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/36/8b/j/o0620046514516677785.jpg?caw=800)
朝食1
![イメージ 19](https://stat.ameba.jp/user_images/20190730/11/shun-1956/f8/3f/j/o0620046514516677794.jpg?caw=800)
朝食2
こうした同じコンセプトの宿が増えてくると、これからはコストパフォーマンスや食事などの差別化が課題となってくると思いますが、前述したようにこちらはなかなか上手くマーケッティングを心得ているのか集客率は上々の様子です。
私たち年配者にはそのあたりの区別が明確につきにくいのですが、内容・コスパにおいて類型の宿と一線を画するところがあるのでしょう。気づいたとこでは食事処で創作料理が一般的な昨今に懐石料理を部屋で提供し、仲居さんが着物で接待するなど同程度のプライスで一段上のサーヴィス感覚というところでしょうか。
いずれにしろ、苦戦する宿も多い「保養所改装施設」の中では成功した例と言えます。
もうこうした宿に宿泊することはないとは思いますが、競争過多の時代に「お篭り系」旅館がそういった進化(変化)を遂げていくかは興味深いところではあります。
(伊豆高原温泉「ほまれの光 水月」了)