訪問日:2010-04-23, 24
 
 
軽井沢小瀬温泉「小瀬温泉ホテル」は明治9年創業で、多くの文人墨客が滞在した老舗宿です。 
300メートルほど離れて小瀬温泉軽井沢パークホテルがありましたが近年廃業し、完全な原生林中の一軒宿になりました。
 
チェックインは1時(入浴は1時半より)なので、早めに訪ねて源泉三昧の時間を過ごそうと計画しました。
 
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小瀬温泉ホテル
 
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ロビー
 
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ウッドデッキ
 
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部屋
 
到着後早速風呂へ。
内湯は7,8人は入れそうな清潔感ある浴場です。
敷地内で湧出する源泉はアルカリ性単純泉52度、毎分90リットルという豊富な湯が掛け流しされ、湯船からオーヴァーフローして洗い場に溢れています。

一時間に湯船の半分以上が入れ替わるということで、常に新鮮な源泉に浸れる気持ち良さは最高です。
湯量は違いますが、福島の微温湯(ぬるゆ)温泉や白布温泉を想起しました。
 
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内湯
 
露天風呂は無料貸切制(一回40分)で、森を見渡せる木造の浴槽は3人分の木の枕も備えられています。
こちらももちろん源泉掛け流し。
内湯は終夜入浴可、露天風呂はフロントで鍵を借りなければならないため、深夜は入浴できません。
 
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露天風呂
 
食事はレストランで供されます。
しかしHPで見た内容と比して、少々期待外れというのが正直な印象でした。
時間は5時半から7時まで選択できるのですが、6時に行くと既に後の時間の分まで料理が並んでいます。
折角の山菜天ぷらももう冷めかけている状態で、さすがに鯉のたたきとロールキャベツは席についてから運ばれました。
 
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鯉のたたき、サーモンの和え物
 
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甘露煮と煮物
 
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山菜天ぷら
 
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ロールキャベツ
 
鮎の甘露煮は薄味で及第点、ロールキャベツはマスタードが効いて中々の出来。
後はこんなものか、と黙々と食を進めていると、後から鯉こくが運ばれてきました。
これが厚さ3センチくらいのヴォリュームで味も上々、嬉しい追加で一気に平均点がアップしました。
 
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鯉こく
 
しかしこちらではやはり、素晴らしい温泉を満喫するべきでしょう。
結局合計8回入浴、たっぷり汗をかいてロビーに隣接するウッドデッキで涼をとっていると、山鳥の鳴き声が何とも心地よく響いてきます。
 
朝食も白樺林を眺めながらレストランでいただきます。
ホテルらしくオムレツを中心にしたメニューです。
 
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朝食1
 
 
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朝食2
 
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ホテル正面の丸ポスト
 
避暑に、湯治に、また軽井沢周遊の基地としてお勧めの宿です。
 
 
(奥軽井沢「小瀬温泉ホテル」了)