訪問日:2016-09-19,20
 
 
今回は私の大好きな宿、信州蓼科の白樺林に囲まれた一軒宿「たてしな藍(あい)」をご紹介します。
こちらの宿は建物の造作はもちろん、調度品、料理、接待全てがハイセンス。
季節をかえて何度も訪れていますが、いつも新鮮な満足感を覚えさせてくれます。
 
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宿入口
 
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宿への通路
 
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宿玄関 
 
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エントランス
 
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ロビー
 
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ロビーからウッドデッキを望む1
 
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ロビーからウッドデッキを望む2
 
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到着時の茶菓(抹茶と栗ゼリー)
 
今回の部屋は新館の「卯花月」。
十疊に四畳分の広縁、三畳の踏み込みがつき、広縁のガラス戸いっぱいに広がる白樺林が美しい落ち着いた佇まいです。
 
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部屋「卯花月(うのはなづき)」
 
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部屋からの眺め
 
風呂は内湯・露天風呂がそれぞれ二箇所で時間によって男女入れ替え制。
残念ながら源泉かけ流しではありませんが、近隣の「石遊の湯」源泉を毎日運んで循環使用しています。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉66度。
 
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露店風呂1
 
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内湯
 
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露店風呂2
 
ほかに有料ですが「野遊び露天風呂」と称する風情豊かな貸切風呂が二箇所設置されています。
 
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貸切露店風呂
 
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湯上りのところてんサーヴィス
 
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館内の調度品
 
個室食事処でいただく料理は信州の幸を使った深山懐石料理。
今月は「長月(9月)の献立」です。
地の食材と郷土料理の手法を採り入れながらも洗練された、館主のセンスが光るこちら独特のコースです。
 
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食前茶:紫蘇茶
食前酒:ライチカクテル
小鉢:焼き松茸と小松菜のお浸し・鱒子
 
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旬采:青銀杏篭盛り(すすき牛蒡・いちょう丸十)
菊花寄せ・きぬかつぎ・椎茸寿司
かぼす釜(まめこ・鴨肉・柚子卸し)
 
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御椀:萩新丈羽二枚着せ・木の芽人参・口柚子
 
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 造里:信州サーモンと目鯛の昆布〆・妻一式
 
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台の物:信州牛の石焼き
 
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蒸し物:菊かぶらと鰻の菊花餡掛け・木の芽
 
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焼き物:粟麸のおぼろ昆布巻味噌焼き
    椎茸窯焼き・あしらい
 
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含肴:南瓜・エリンギ・玉蒟蒻の胡桃味噌掛け
   網茸・春菊・ボロ葱の胡麻酢和え・鯉南蛮
 
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煮物:茄子オランダ煮・秋鮭揚げ出し
   紅葉麸・浅葱
 
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御飯:木の子御飯
止椀:信州味噌仕立て
香の物:三種盛り
 
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水菓子:メロン・柿・
    ココナッツプリン・ベリーソース
 
食後にはライトアップされた木々を眺めながらラウンジでワインのサーヴィスタイム。
好天であれば庭園のウッドデッキでのサーヴィスなのですが、今回は雨のために屋内での提供になりました。
甘めの食後酒をいただきながら赤・黄・緑と変化する木々を見ながら過ごす食後の時間は至福のひと時です。
 
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ライトアップされた木々を見ながら食後ワインのサーヴィ
 
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冷蔵庫には夜食の蕎麦寿司が
 
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朝食:鱒一夜干し・地木の子卸し・蕎麦粥
・地木の子味噌汁・リンゴジュースなど
 
新芽の息吹く春、下界の暑さを忘れさせてくれる夏、紅葉の秋、雪化粧した冬と季節を変えて訪れたい癒しの宿です。
 
 
(蓼科温泉「藍染と懐石料理の宿 たてしな藍(あい)」了)