佐久穂町「ロッヂ八ヶ嶺 」(食事)
八洲湿原
横岳(北八ヶ岳ロープウエイ)
白駒池
 
訪問日:2015-05-26,27
 
 
奥蓼科温泉郷「明治温泉旅館」は以前ご紹介した「渋辰野館」の数百メートル下に位置する一軒宿です。
専用の狭い道路を下り始めると、新緑の山中に「おしどり隠しの滝」と旅館が木立の合間に見えてきます。
こちらへは約20年振りの訪問です。
 
同旅館は創業約120年、明治の開業ですが宿名は「明らかに治る」という当時効果から命名されています。
当時は不便なアクセスながら湯治客が引きも切らなかったとか。
 
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「おしどり隠しの滝」と旅館1
 
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「おしどり隠しの滝」と旅館2
 
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道案内の石仏
 
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薪が大量に積まれた敷地
 
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宿へ
 
部屋
 
部屋からの眺め1
 
部屋からの眺め2
 
温泉は男女別で浴槽は各三つ、鉄炭酸泉26度の源泉(掛け流し)、若干ぬるめの加熱槽(循環)、高温の加熱槽(循環ろ過)。
ぬるめの加熱槽からは滝が間近望まれます。
源泉は夏なら問題なく入浴できますが、鉄分が浴槽にすぐ溜まってしまうのが難点。
 
ぬるめの加熱槽
 
ぬるめの加熱槽と
 
高温の加熱槽
 
鉄炭酸泉26度の源泉
 
夕食は食堂で。
前菜などは山の宿らしい盛りつけで好ましいのですが、刺身・鍋などもうひと工夫欲しいところです。
 
夕食膳
 
前菜
 
造り
 
岩魚塩焼き
 
天麩羅と茶碗蒸し
 
 
朝食
 
「おしどり隠しの滝」
 
「おしどり隠しの滝」
 
渋川の渓谷
 
濃厚な鉄鉱泉は折り紙つきで、専属のような滝と周囲に何もないロケーションはここならでは。
ただ残念なのは一昔前のままの平均的な施設と、昭和のままのような料理です。
この点が改善されればもっと魅力的な宿になると思うのですが。
 
 
チェックアウト後はビーナスラインで景色を楽しみながら八島ヶ原湿原へ向かいます。
涼しげな風が心地よい遊歩道を散策したあと、北八ヶ岳ロープウエイ(旧称:ピラタス横岳ロープウェイなど)で「坪庭」へ。
風が強く坪庭周遊は断念しましたが、よく晴れた天候で北・中央・南アルプスの眺望を満喫することができました。
 
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八島ヶ原湿原1
 
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八島ヶ原湿原2
 
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八島ヶ原湿原3
 
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横岳(北八ヶ岳ロープウェイにて)
 
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北八ヶ岳ロープウエイ展望台より、中央アルプスを望む
 
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坪庭(北八ヶ岳ロープウエイにて)
 
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中央アルプスの山容
 
麦草峠は八ヶ岳の北に位置し、長野県佐久・小海地方と同県蓼科・諏訪地方を結ぶメルヘン街道の最高所(2,127メートル)、普通自動車道路としては日本2位の標高を誇ります。
(第1位は志賀草津道路、渋峠の2,172メートル)
気温は100メーターの高度につき0.6度下がりますから、下界より約13度も涼しいことになります。
実際数年前にここ通った際、5月下旬だというのに吹雪に見舞われ大変な目に合いました。
 
そんな麦草峠の近辺は豊かな自然に恵まれ、太古からの針葉樹林や高山植物、動物たちの宝庫として訪れる人々を癒してくれます。
著名なスポットは「八千穂高原自然園」と「白駒池」です。
 
しばし高山の森林風景をお楽しみください。
 
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白樺林1
 
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白樺林2
 
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飛竜の滝
 
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群生するクジャクシダ
 
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一面のゼニゴケ
 
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ミヤマバイケイ草
 
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炭焼き釜の跡
 
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溶岩石と熊穴
 
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山女(やまめ)の唐揚げ
 
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岩魚の塩焼き
 
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麦草峠最高所標識
 
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佐久・小諸方面を望む
 
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ツゲ林
 
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霧のシラビソ林
 
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霧の白駒池1
 
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霧の白駒池2
 
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松原諏訪神社上社1
 
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松原諏訪神社上社2
 
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蓼科湖1
 
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蓼科湖2
 
(奥蓼科温泉郷「明治温泉旅館」了)