訪問日:2015-09-12, 13
 
 
東京唯一の村(離島部を除く)として知られる奥多摩・檜原村へ。
こちらには以前宿泊した「蛇の湯温泉たから荘」や山菜料理で有名な「三頭山荘」、茅葺き屋根で重厚な兜造りの「兜屋」、同じく茅葺き屋根の「民宿かんづくり荘」など魅力的な古民家宿が多くありますが、今回は登録有形文化財の「古民家の宿 山城」に宿泊しました。

 

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古民家の宿 山城

 

当代で24代目というご主人は、隣接する九頭竜神社の宮司も兼任されているという、いかにも歴史ある宿。江戸時代に建造され、長く茅葺き屋根の民宿として営業してきたものを平成20年に古民家の良さを残しながら全面リニューアル、一日二組限定という思い切った設定で再スタートさせました。

この英断が功を奏し、旅行サイトのクチコミはどこもほぼ満点、予約も常に2、3週間先まで埋まっているという状況です。
 
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入口と帳場
 
以前は六部屋あったという客室は二部屋に集約され、古民家らしさを残しながらリフォームがほどこされて、非常に居心地の良い部屋になっています。

月見草の間・14畳(4~7名)
橘の間・
10畳(2~5名)
 
いずれも禁煙です。
 
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橘の間
 
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月見草の間1
 
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月見草の間2
 
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お茶うけは檜原村ジャガイモ焼き
 
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庭と桧原の山々
 
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窓から土蔵が見える
 
風呂は檜原村の山水を薪で沸かし、循環せずに掛け流しています。天然鉱石(ラジウム・ゲルマニウムなど)を使用した鉱石泉はよく温まり気持ちの良い湯です。
二つある浴室は男女別ではなく部屋ごとの貸切になっていて、15:00から22:00、7:00から9:30まで利用できます。
 
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風呂(各部屋専用)
 
そしてい歴史を感じさせる食事処でいただく夕食は、檜原村の幸が所狭しと並びます。
手作り感一杯の、土地の物だけを使った料理に大満足。
 
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食事処
 
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夕食膳
 
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杏子酒と前菜(栗渋皮煮・山菜白和え・茗荷と茎山葵の酢の物)
 
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小鉢(のらぼう菜・桧原じゃがいも煮・茄子の揚げ浸し)
 
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奥多摩山女魚・手作りこんにゃくの刺身
 
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鮎塩焼き
 
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奥多摩山女魚特性味噌焼き(秋川牛の選択も可能)
 
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冷うどん
 
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やつば、さつまいもの葉、檜原村舞茸の天麩羅
 
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古代米入り御飯、なめこの味噌汁
 
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手作りブルーベーリー入りアイスクリーム
 
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朝食膳
 
優れた眺望や贅沢な設備はありませんが、二組限定というプライヴェート重視、落ち着いた部屋と素晴らしい料理は実に魅力的で、是非とも再訪したい宿の一つになりました。
 
古民家の宿 山城 公式HP  
 
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隣接する九頭竜神社(「山城」館主が宮司を務める)
 
(「古民家の宿 山城」了)
 

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