訪問日:2013-08-15,16
 
 
茅葺きの宿、蛇の湯温泉「たから荘」の宿泊日記です。

東京都檜原村はよく知られているように離島部を除く東京唯一の村で、蛇の湯温泉のある数馬地区はその最奥にあたり、1973年の奥多摩道路開通までは正に山間の僻地の感がありました。
もちろん現在でも非常に山深く、美しい自然に囲まれた都民のオアシスになっています。
 
宿泊した「たから荘」は特有の「兜造り」という藁葺き屋根の民家を旅館にしたもので、飛騨の合掌造りと同構造という重厚な佇まいはなんとも郷愁を誘います。
何と500年以上の歴史とか。
「秘湯を守る会」所属のため、地味ながら比較的知名度は高い宿です。
 
イメージ 1
看板と宿
 
イメージ 2
重厚な兜造り
 
イメージ 3
風情ある通路を通って玄関へ
 
イメージ 4
宿玄関
 
イメージ 5
帳場
 
イメージ 6
母屋の休憩室1
 
イメージ 7
母屋の休憩室2
 
イメージ 8
母屋の休憩室3
 
宿泊棟は新館で五室、いづれも渓谷を望む広縁のある落ち着いた和室です。
藁葺き屋根の母屋は現在宿泊には使用していないのが残念。
 
イメージ 9
モダンな新館へ
 
イメージ 10
部屋
 
イメージ 11
渓谷を望む広縁
 
イメージ 12
到着時に供される名産のジャガイモ
 
風呂は階段を下りた別棟で、やはり渓谷を真下に見る絶好のロケーション。
男女別で泉質は単純硫黄冷鉱泉10度、加熱。
循環に加温ですが、源泉を絶えず加えています。

「蛇の湯」という珍しい温泉名の命名の由来は、傷ついた大蛇が川原の湯で傷を治したのでそう呼ばれるようになったとか。
 
イメージ 13
風呂への階段
 
イメージ 14
男性用浴室
 
イメージ 15
浴室からの景色1
 
イメージ 16
浴室からの景色2
 
イメージ 17
浴室からの景色3
 
イメージ 18
浴室からの景色4
 
イメージ 19
女性用浴室
 
食事は母屋に隣接する食事処で頂きます。
山菜を中心にした田舎料理ですが、薄めの味付けも上々。
鮎塩焼き、山菜天麩羅は焼きたて、揚げたてが供されます。
 
イメージ 20
食堂
 
イメージ 21
前菜(蕗味噌、岩魚南蛮漬けなど)
 
イメージ 22
小鉢(インゲン胡麻和え、山独活炒め煮など)
 
イメージ 23
小鉢(蒟蒻刺身、焼き茄子など)
 
イメージ 24
野菜天麩羅
 
イメージ 25
鮎塩焼き
 
イメージ 26
牛肉ホイル蒸し
 
イメージ 27
手打ち十割蕎麦
 
イメージ 28
デザート
 
イメージ 29
朝食
 
三代目の若主人夫妻を中心に家族経営されていて、気の置けないもてなしも好印象。
都心や神奈川からもアクセスの良い秘湯として、近場でリフレッシュをお考えの方にはお勧めの宿です。
 
 
(蛇の湯温泉「たから荘」了)