姥湯温泉「枡形屋」(立ち寄り)
 
訪問日:2008-10-20,21
 
 
滑川温泉「福島屋」は米沢十湯一つに数えられ、標高850メートルにある山中の一軒宿です。
たいへん雪が深く、営業は4月下旬から11月初めまで。
近代化が進む近辺の山宿ですが、こちらは一部改装はされているものの古き良き東北の湯治場の雰囲気を色濃く残し、現在も多くの湯治客に愛され、利用もされています。
湯治専門棟もあり、安価で連泊湯治することも可能です。
 
 
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紅葉の滑川温泉
 
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宿泊棟
 
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玄関
 
部屋からは真正面に見事な紅葉と滝が望まれ、いつまでも見飽きません。
 
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部屋
 
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部屋からの景色1
 
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部屋からの景色2
 
まずは混浴の内風呂へ。
湯屋は天上が高い木造で、湯船は石造りの見事なものです。
薄い乳白色の源泉がかけ流しされ、非常に良く暖まるお湯です。
小さめの女性専用もあります。
 
泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉、浴場によって泉温が異なります。
53.6度…上の湯(混浴内湯)
51.2度…中の湯(露天風呂)
40.4度…下の湯(女性専用内湯)
 
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混浴内風呂1
 
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混浴内風呂2
 
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混浴内風呂3
 
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女性用内風呂1
 
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女性用内風呂2
 
露天は古くからある大きな岩風呂と後から造られた檜風呂の二種類。
基本は混浴ですが、女性専用時間も設けています。
この岩風呂も素晴らしいの一言。
紅葉の木々や渓流を望みながら若干ぬる目のお湯に浸かっていると、時を忘れてしまいそうです。
 
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混浴露天岩風呂へ
 
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混浴露天岩風呂1
 
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混浴露天岩風呂2
 
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混浴露天岩風呂からの眺め1
 
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混浴露天岩風呂からの眺め2
 
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檜露天風呂
 
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湯治棟1
 
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 湯治棟2
 
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湯治棟3
 
夕食は郷土食を中心にした山の幸が膳に並びます。
 
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夕食膳 
 
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小鉢(網茸おろし・蕗菊花酢の物・地竹牛肉煮物)
 
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鯉洗い・鯉甘露煮
 
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岩魚塩焼き・ちまき
 
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米沢牛刺身(別注)
 
この宿は水力を利用した自家発電のため照明は極力抑えられており、それがまた鄙びた雰囲気をかもし出しています。
風呂は24時間入浴可能ですが、夜の内風呂も暗い灯り一つで何とも風情があり、何度も入浴しました。
 
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ムード満点・夜の混浴風呂
 
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朝食
 
こちらは湯治宿なのでチェックイン2時、チェックアウト11時と余裕のある時間設定になっています。
朝食後もゆっくりと温泉を堪能して宿を後にしました。
 
 
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チェックアウト後は宿からすぐに急な登りが始まる林道を一気に走破し、標高1,300メートルの姥湯温泉枡形屋へ。
こちらへは急勾配・急カーブが連続するハードなアプローチで知られていますが、以前あったスウィッチバックなどは改修されてかなり運転しやすくなっています。
 
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  姥湯への林道1
 
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姥湯への林道2
 
米沢十湯で最高の標高を誇るこの宿は、そそり立つ絶壁に囲まれた絶景のロケーションに建つ山宿です。
露天風呂からの眺めは見る者を圧倒させること必至です。
泉質は単純酸性硫黄泉51.0度、もちろん掛け流し。
白濁した湯が自然石の岩風呂から惜しげもなく流れています。
 
ただ趣のあった山小屋はは近年ロッヂ風の近代的な建物に建て替えられ、前を流れる沢も護岸工事が進んで徐々に風情が失われつつあるのは残念です。
 
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姥湯温泉「枡形屋」
 
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新築されたロッジ風の宿
 
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  混浴露天風呂1
 
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  混浴露天風呂2   
 
 
(滑川温泉「福島屋」了)