小布施「せきざわ」(蕎麦)
 
訪問日:2009-10-19,20,21
 

 

信州高山温泉郷「五色の湯」は栗で有名な小布施から約30分、七味温泉に向かう途中にある一軒宿。崖に沿って建っているので入口は最上階になります。
かつては八軒の宿があったということですが、災害によりこちら一軒のみが再興されたということです。
 
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五色の湯旅館 
 
今回は鉄筋の新館に宿泊しました。
紅葉と渓流が望めますが、窓がハメ殺しなのが残念。
やはりこうした宿は旧館の風情が勝るようです。
 
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部屋1
 
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部屋2
    
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宿から紅葉の渓谷を望む
 
渓流沿いの露天風呂も紅葉が見ごろです。
露天風呂は混浴が二つと女性専用が一つ。
 
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混浴露天風呂1
 
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混浴露天風呂2
 
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女性用露天風呂 
 
また木造りの内湯は湯小屋の中にあり風情は最高、素晴らしい湯を堪能しました。
 
泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素温泉(硫化水素型)60.9℃
湯の色が日に五色に変化するという不思議な湯です。 
この日の色は緑色でした。
 
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内湯
 
さて、こちらは宿泊は初めてなので、夕食が楽しみです。
以前は値段の割りに内容が今一つという評判もありましたが、現在は外で修行した若主人が腕を振るい、山宿では稀なハイセンスな料理を賞味できます。
やまぼうし酒・名物さわがにから始まって、信州サーモンや岩魚、猪鍋など地の食材を上品な味付けで調理。

まだまだお元気な「五色の湯」初代ご主人との話も弾みます。
 
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夕食膳 
 
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 先付(もずく酢と金糸瓜・土佐酢ジュレ)
前菜(沢蟹照焼・柿と栗の鳴門巻きなど)椀物(もみじ豆腐吸い物)
 
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向付(信州サーモン)
 
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   台物(牡丹鍋)
 
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鉢物(豚角煮)焼物(岩魚塩焼き)
 
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  蒸し物(野沢菜おやき)
揚げ物(まこも茸・りんごなど天麩羅盛り合わせ)
 
野沢菜御飯・留め椀・香の物
 
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甘味(杏仁豆腐)
 
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朝食膳
 
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宿の敷地に実ったやまぼうし
 
朝も早くから何度も入浴、ご主人に見送られて宿を後にしました。
 
高山温泉鄕はどこも魅力的な宿が揃っていますが、やはりこの宿を外しては語れないでしょう。
秘湯宿にしては少々宿泊料が高めですが、一度は泊まって素晴らしい風呂を満喫したい宿だと思います。
 
 
新蕎麦は小布施の名店「せきざわ」で生粉打ち(更級)・変わり(本日は胡麻蕎麦)・粗引きの3種類を辛み大根の出汁で楽しめる、「醍醐三昧」コースを頂きました。
生粉打ちの滑らかな喉越しは評判通り、粗引きは新蕎麦の香りが際立ち、変わりの胡麻味も美味。
 
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小布施の名店「せきざわ」
 
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「醍醐三昧」生粉打ち(更級)
 
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変わり(本日は胡麻蕎麦)・粗引き
 
(五色の湯旅館 了)