訪問日:2010-11-15,16
 
泥湯温泉「奥山旅館」土産物店(食事)
須川温泉「栗駒山荘」(立ち寄り)
 
*当施設は2016年7月の火災で宿泊施設を全焼しましたが、2019年4月新築にて再オープン。
記事は火災前のものです。
 
 
秘湯ムード横溢の泥湯温泉、老舗の「奥山旅館」の宿泊レポです。

同温泉は河原毛地獄を経由するバイパスができる以前は、県道のどん詰まりにあった本当に鄙びた温泉集落でした。
しかしバイパスが開通して立ち寄り温泉ファンが多く訪れるようになった現在も、宿がたった三軒の小集落はその鄙びた佇まいを残しています。
集落全体の建物が黒に近い茶色で統一され、造りも似ており統一感が感じられて非常に好ましい印象を受けます。
 
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 泥湯温泉街1
 
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泥湯温泉街2
 
訪問時は紅葉の最盛期。
火山ガス(硫化水素)が噴出する小地獄の白い岩肌と、真っ赤に染まっ木々の対比が素晴らしい景観を見せてくれます。
部屋からも一面の紅葉が眩しいくらいに望めます。
 
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奥山旅館
 
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宿入口
 
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部屋
 
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部屋からの眺め
 
早速風呂へ。
こち
らは ①混浴内湯②少し離れた場所にある男女別大露天風呂③その向かいの男女別外風呂と混浴露天風呂④屋外の目洗いの湯・足湯・寝湯 それぞれで四種類の源泉が楽しめる温泉天国です。
 
まずは有名な男女別大露天風呂へ。
以前は混浴だったものに仕切りをして男女別にしましたが、それでもまだ充分な広さがあります。
74度の単純泉ということですが、湯は白く濁って硫黄臭も感じられます。
ここからは先ほどの地獄と紅葉の眺めがたっぷりと味わえます。
 
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大露天風呂(男性用)1
 
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大露天風呂(男性用)2
 
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大露天風呂(女性用)
 
向かいの湯小屋「天狗の湯」へ。
男女別の内風呂・貸切風呂と混浴露天風呂が二槽あり、露天は川沿いにあって大きな屋根がついています。
 
泉質は酸性-鉄(II)‐硫酸塩泉。
内湯はあつ目、露天は二つの浴槽に温度差をつけてありますが、どちらもぬる目でゆっくりと入浴できます。
 
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天狗の湯1
 
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天狗の湯2
 
最後は混浴内湯へ。
大きな梁のある木造の浴場に岩を配した渋い造りで気に入りました。
泉質は単純硫黄泉79.6度、湯船もかなり熱めでした。
 
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混浴内湯
 
そしてフリーで利用できる「目洗いの湯」と足湯は酸性‐含硫黄・アルミニウム‐硫酸塩泉。
並んで岩盤浴ができる寝湯が造られています。
 
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目の湯
 
露天風呂近くにある旅館直営の土産点では宿のご主人が岩魚を焼いていました。
蒟蒻玉と一緒に購入し、風呂上りのビールを一杯。
 
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岩魚塩焼き
 
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岩魚塩焼きと蒟蒻球
 
さて、たっぷり温泉を楽しんだ後は広間で夕食です。
 
9,000円という宿泊料としては質・量とも充分な内容で満足。
山菜・きのこ・鯉の洗い・甘露煮・岩魚塩焼きの他、林檎グラタンなんてお洒落なメニューもありました。 
(写真は撮り忘れましたが、ご飯は天日干しの秋田小町、味噌汁の具は採れたてのジュンサイで旨かった!)
 
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夕食膳
 
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こごみ・わらび・あみ茸
 
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鯉の洗い
 
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芋煮鍋
 
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鯉甘露煮
 
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岩魚塩焼き 
 
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林檎グラタン
 
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早朝の大露天風呂
 
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朝食膳
 
 
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河原毛地獄1
 
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河原毛地獄2
 
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泥湯近辺にて(一面ジュンサイの沼)
 
泥湯からは栗駒経由で平泉へ。
 
途中、須川温泉「栗駒山荘」の露天風呂で一服します。
さすが紅葉シーズンだけあって相当の混雑ぶりでしたが、世相を反映して女性客が圧倒的に多かったようです。
 
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須川温泉「栗駒山荘」露天風呂1
 
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須川温泉「栗駒山荘」露天風呂2
 
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栗駒高原にて
 
平泉ではお決まりコースですが、中尊寺・毛越寺(もうつうじ)・達石窟毘沙門堂(たっこくびしゃもんどう)の古刹を参拝しました。
 
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平泉・中尊寺本堂
 
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平泉・中尊寺釈迦堂
 
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平泉・中尊寺薬師堂
 
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毛越寺(もうつうじ)・本堂
 
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毛越寺・庭園
 
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毛越寺の僧侶
 
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達谷窟毘沙門堂(たっこくいわやびしゃもんどう)1
 
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達谷窟毘沙門堂(たっこくいわやびしゃもんどう)2
 
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達谷窟毘沙門堂3(薬師堂を望む)
 
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達谷窟毘沙門堂4(磨崖仏)
 
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達谷窟毘沙門堂5(茅葺の閻魔堂)
 
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達谷窟毘沙門堂6(珍しい「まむし草」の実)
 
(泥湯温泉「奥山旅館」了)