最近お気に入りの塗装法”Slap Chop"で塗る! | ウォーハンマーとメタルフィギュアな日々〜

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「WARHAMMER ウォーハンマー:ファンタジーバトル」トゥームキング、ディーモン・オブ・ケイオスのアーミーコレクションを中心に、シタデル、グレナディア、ラルパーサ等のオールドメタルフィギュアの数々を紹介していきます。

ここ最近の投稿は完成作品ばかりだったので、たまにはどんな感じで塗ってるのかをちょっとだけお披露目…

 

特に最近は塗料の性能もまた上がったりしているので、それにうまく合わせたテクニックを使うと、時短で効果的に作業が進むのでストレスも少ない。

 

超絶スゴイ、コンテストレベルの作品を作るテクでは無いが、何十体というミニチュアをより早くフルペイントで完成させて、ゲームで使えるようにするには十分かなと思っている。

 

ではスタート!

 

今回ペイントするのは、ブラッドボウル『ウッドエルフ』のスタープレイヤー、GLORIEL SUMMERBLOOM

 

レジン製で組み立てが必要。

 

今回おこなう”スラップチョップ”技法は、簡単に言うと透明水彩で水彩画を描いていく感じ。

下地を活かしながら、薄く着彩するイメージだ。

 

シタデルカラーと言うと隠蔽力が特徴で、下の色をガッツリ隠しながら乗せた色を発色させるのだが(もちろん今でもそれはある)、”スラップチョップ”はその真逆で下地を活かすのがポイント。

 

使う塗料はこの「シタデルコントラストカラー」

通常のシタデルカラーは不透明だが、このコントラストカラーはすべて透明になっている。

 

と言うわけでミニチュアを組み立て、下塗りまで行った。

この”スラップチョップ”技法はこの下塗りが重要で、ここで如何に綺麗に陰影を付けるかで仕上がりに差が出る。

 

自分の場合、黒でスプレーの後、上45度くらいから白でスプレー後、足りてない部分を白で丁寧にドライブラシしている。

 

モノクロでなだらかにシャドウからハイライトが出ている状態だ。

 

さてここからお楽しみのペイントタイム!

 

本体の着衣部分を茶色で塗ったが、これで1回サクッと塗っただけ…もう後は何もしない。

 

続いてグリーン部分。一回サクッと塗る。

 

こちらの色の方が、陰影がわかりやすいかな…

 

塗料が溜まる部分はシャドウになって、凸部は塗料が掃けて薄く乗りハイライトになる。

 

下地の時点で白一色でももちろんこの効果はあり、コントラストカラー発売当初メーカーでもその使い方で解説していたが、”スラップチョップ”は、その特性をさらに強調できるテクだ。

 

ここで”お顔”なども少々…

あまり得意では無いので適当に…^^;

 

コントラストカラーでの塗りは、基本は多少のはみ出しは気にせず色を重ねたり滲ませたりして行うが、どうしても気になるところは白でリタッチをしておく。

 

ここまででコントラストカラー、ほぼ1回塗り(顔は別)。

 

さあ、どうでしょう!?

今まで通常のカラーを使っての時間と手間を比較すると、感覚では半分以下くらい…

 

仕上がりは…? ん〜、まぁ、ご判断ください^^;

 

何より作業がサクサク進むのでストレスが無く、楽しいのが一番かな。

 

さて、通常ならこれで終了でもよいが、キャラだし、何せ”スーパースター”だし、早く進んでいるのでもうひと手間だけ。

 

通常のシタデルカラーで、ハイライトをドライブラシで入れる。

 

はい、入れました。どんなもんかな…!?

(2つ前の画像と比べるとわかりやすいかも…)

 

遠目だとほぼわからないが、よく見るとエッジのハイライトが強調されているのがわかる!?まぁ、気持ちの問題(笑

 

後は細かい部分やベースを塗り分けて完成。

 

ベースの地面もコントラストカラーだ。

 

さて、塗装前と比較すると…

 

以上、”スラップチョップ”塗装法でした。