ピアノレッスンは”最初が肝心”と、生徒さんにも自分にも言い聞かせ、
初期のレッスンは、「気持ちの良いレッスン前後の挨拶」「おうちでの練習の習慣化」この2つはどうしても私の譲れないポイント。
ですが、例えば下に0歳児の兄弟がいて、尚且つ双子、お母さまはフルタイム出勤されている、などお忙しい中レッスンによくぞお子さんを連れてきてくだっている、というご家庭ももちろんあり、頭が下がる思いです。
ある小3の少年、おうちでの練習時間が0分でしたが、
1年半の歳月が経ち、最近おうちで練習するようになってきたのです。
私もお母さまも練習しなさいとは一言も言っていないのですが、自主的に。
妹さんに邪魔されないように、ヘッドホンを付けて自ら練習したらいいと自分で気づいたようです。
強制ではなく主体性を持って子どもが動くこと、私は本当にそれが嬉しくて、
毎週褒めまくり。
30分のレッスン中、お喋りが止まらなかったのに、黙々とピアノを弾いているのです。
彼はこれからぐんぐん上達することでしょう!
子どもはみな、よりよい自分になりたい、成長したいと思っているもの。
子どもたちの前向きな気持ちを、指導者はどんなときも信じて、時には待ったり、背中を押したりしながら
適切な対応をしていれば子どもは必ず伸びるし変わっていくのだと確信させてくれる出来ごとでした。
縁があって教室にきてくださる生徒さんを、真心を持って大切に育てていきたいです。