1センチの世界 | 宿河原・登戸・向ヶ丘遊園のピアノ教室  

宿河原・登戸・向ヶ丘遊園のピアノ教室  

川崎市宿河原にあるピアノ教室「ピアノハウスNagaobashi」。ピアノを奏でることによって、生徒さんの日々の暮らしがもっと豊かになることを目標に日々レッスンをしています。

いよいよ臨月に入り、お腹が重くなってきました。
中の人の動きが激しくて、存在感がすごい。
マイナートラブルはあるものの、
妊娠以来、今一番元気かもしれない爆笑

妊娠中、ピアノを弾く時の体の重心が変わってきました。
意外にバランスが取りやすいんです(笑)
体重も順調に増えて笑い泣き、音色も変わってきたような。
身体の重さと音色って、関係がありそうです。



今回、鍵盤の深さについて書いてみます。

ピアノの鍵盤をタッチするときの、深さはおよそ1センチ。
この、たった1センチの中で、ピアニストは、様々なコントロールをして多彩な音色を引き出します。
また、この1センチを押すための重さは、およそ、50g。
10円玉で言うと、11枚。
10円玉を11枚鍵盤の上に置けば、鍵盤は沈みます。

グランドピアノなど、性能のいいピアノなら、完全に鍵盤を下に下ろす前に反応して音が鳴ります。

よって、より多彩な音色を出すことができるわけです。

よく、鍵盤を重めにした方が、指のトレーニングになるなどという話もありますが、
ピアノの鍵盤のタッチに関しては、深過ぎると、鍵盤下の雑音が多くなりとても汚い音になるので、深いタッチの癖をつけることは、とても危険なことだと思います。

常に、耳を傾けて、
いい音、心地のいい音ってどういう音なんだろう、ということを考え、感受性を使って
タッチの工夫をしていくことが、大切です。

小さいお子さんは、落ち着いて音に耳を傾けることが難しいですが、
続けていると、集中力がついてきて、
脳にもいい影響がありそう。

一緒に、粘り強く、豊かな奥深い音色の世界を追及していきたいです。