中の人の動きが激しくて、存在感がすごい。
マイナートラブルはあるものの、
妊娠以来、今一番元気かもしれない
妊娠中、ピアノを弾く時の体の重心が変わってきました。
意外にバランスが取りやすいんです(笑)
体重も順調に増えて、音色も変わってきたような。
身体の重さと音色って、関係がありそうです。
今回、鍵盤の深さについて書いてみます。
ピアノの鍵盤をタッチするときの、深さはおよそ1センチ。
この、たった1センチの中で、ピアニストは、様々なコントロールをして多彩な音色を引き出します。
また、この1センチを押すための重さは、およそ、50g。
10円玉で言うと、11枚。
10円玉を11枚鍵盤の上に置けば、鍵盤は沈みます。
グランドピアノなど、性能のいいピアノなら、完全に鍵盤を下に下ろす前に反応して音が鳴ります。
よって、より多彩な音色を出すことができるわけです。
よく、鍵盤を重めにした方が、指のトレーニングになるなどという話もありますが、
ピアノの鍵盤のタッチに関しては、深過ぎると、鍵盤下の雑音が多くなりとても汚い音になるので、深いタッチの癖をつけることは、とても危険なことだと思います。
常に、耳を傾けて、
いい音、心地のいい音ってどういう音なんだろう、ということを考え、感受性を使って
タッチの工夫をしていくことが、大切です。
小さいお子さんは、落ち着いて音に耳を傾けることが難しいですが、
続けていると、集中力がついてきて、
脳にもいい影響がありそう。
一緒に、粘り強く、豊かな奥深い音色の世界を追及していきたいです。