来週、フィオーレコースの生徒さんたちが、それぞれのコンサートを開きます。
先日のリハーサルで、ある生徒さんの姿がとても印象に残りました。
音楽が大好きな子です。
耳が良くて感覚も豊か。
「この曲が弾きたい!」という気持ちで、ここまでたくさんの曲に挑戦してきました。
今回選んだ曲も、本人がどうしても弾きたかった曲。
ただ、好きな気持ちだけではなかなか形にならない部分もあります。
譜面を丁寧に読み、
音を整理し、
少しずつ積み上げていく。
そんな練習が必要になる時期に来ているのだと思います。
リハーサルでは思うように弾けませんでした。
本人は明るく振る舞っていましたが、練習の進め方や本番までの見通しを一緒に整理していくうちに、涙がこぼれました。
きっと悔しかったのだと思います。
でも私は、その涙を見て少し安心しました。
うまくいかなかったことをちゃんと感じているし、もっと良くなりたい気持ちがあるのだと分かったからです。
子どもたちを見ていると、ただ好きなだけでは乗り越えられない場面に出会うことがあります。
でも、そういう経験があるからこそ、音楽も人も少しずつ成長していくのだと思います。
本番まであと少し。
どんな演奏になるのか、とても楽しみにしています。