こんにちは
いつも読んでくださりありがとうございます。
あなたは、周囲にがんで闘病している人がいたら、なんと声をかけますか?
あるいは声をかけずにそっと見守るタイプですか?
2020年2月から抗がん剤を続けてきて
大腸癌サバイバー1年8ヶ月目に入りました。
〜放射線10回〜同時化学療法〜
【セツキシマブ+mFOLFOX】4クール
【BV/mFOLFOX】 7クール
〜原発巣除去・周囲リンパ節郭清手術〜
【BV/IRIS】 7クール
【BV/XELIRI】 7クール
【RAM/FOLFIRI】 2クール
【RAM/IRI】 5クール継続中
現在に至ります。
2020年の年明けに、大腸癌ステージ4と診断されたとき。
診断時は身体中に転移が広がり歩くのもやっとな状態でした。
骨転移による腰椎の溶解骨折の痛みでまともに歩けなくなり、
食事もほとんどできず、
みるみる痩せこけ、
それでも周りの人に心配かけたくなくて
口から出る言葉は少しでも前向きにと、
無理やり笑顔を作り、
心の中は悲しみと怒りで渦巻いていた。
「ああ、もうすぐ死ぬんやろな〜。怖いなぁ」
「やっぱりわたしの人生なんてこんなもんやったんや」
「わたしは惨めで可哀想な人」
「なんでわたしばっかり」
と思っている時は、日に日に悪くなっていっていました。
自分を可哀想な人としか思えなかったので、
当然周りの人たちもわたしを可哀想という目で見ていると思っていました。
そこから…夫の行動力と優しさ、家族の手助け、友達、仲間からの激励と優しさ、医療従事者など周りの方のご尽力により、私の気持ちは徐々に、180度変わりました。
「頑張って生きてほしい」
「生きていてくれるだけでいいから」
「とにかく生きてほしい」
「辛いと思うけど全力で頑張ってほしい」
「大切な人だから」
そういう想いをたくさん伝えてくれる人たちがいました。
わたしが今生きているのは、
周囲の人たちのおかげ
と言っても過言ではありません。
「私は一人じゃないんだ」
「そばにいてくれる人たちのためにも、治療して頑張ろう❣️」
「生きよう❣️」
「生きたい❣️」
と思うようになってからは、
夫と娘が全てを支えてくれて、
毎日のように慣れない食事を用意してくれて、
マッサージしてくれて、
お風呂に入れてくれて、
休みの日には外に連れ出してくれて、
至れり尽くせりしてくれたお陰で、
「食べないと‼️」と無理にでも食事を摂るようにもなり、
そこから全ての治療が上手くいき、今は元気に過ごしています。
診断時の絶望的な心境とは大きく違う世界で生活できています。
もちろん細胞レベルでのがんは消えることはこの先もないだろうし、
新たな再発や転移も可能性としては大きいのだろうし、
エンドレス抗がん剤と
体調の浮き沈みとうまく付き合いながら、
これからもわたしはがんであっても幸せに生きていくのだろうと思っています。
今の私はがんにはなったけど、ぜんぜん可哀想じゃない。
いつ どうなるかは神のみぞ知る…だけど、今はできる治療があることも幸せだし、歩けるようにもなってきた。
食事も美味しく食べられる。会いたい人に会いには行けないけど、今はオンラインで繋がれる。
ゆるゆる ぼちぼち だけど、人生楽しんでキラキラしていたい
焦らず、慌てず、諦めずに・・・
小さな幸せを楽しみながら、免疫上げて笑っていたい。
そんな風に思いながら生きています
もし、あなたのまわりに、癌を宣告された方がいらっしゃったら、
ぜひ、伝えてあげて欲しい言葉があります。
それは、心からの
「あなたに生きて欲しい」
という想い。
「あなたに生きて欲しい」
という想いを伝えるだけでも、その人はずいぶん生きる目的が変わると思います。
「こんなに辛いんだったら、もぅいいかな…」とか
「生きていても迷惑かけちゃうな…」
というような弱気な心がひっくり返ることさえあります。
だから、
目の前の人は「可哀想」じゃない。
あなたと同じように
「幸せに生きている人」だと信じてあげてほしいです。
今夜も、あなたが安心して愛の中で眠れますように・・・
***しず華***