《人は一人では生きられない》
ということを、病気になってから嫌というほど知った。
それは、もう、自分だけで頑張らなくていいよっていう、
神様からのメッセージと受け取ることにした。
他力に任せよう。
なるようになる。
わたしは愛されている。
安心して任せていたらいい。
そういうメッセージだと受け取ることにした。
心配かけ放題で、
それでもみんなに支えられていて
頑張らなくても大切な人はそばにいてくれる
迷惑かけてごめんね、と思いながら・・・
助けてくれてありがとう、と伝えながら・・・
【やっぱり愛されている】
そのメッセージを受け取ってみたりしているけれど。
《人は一人で生きられるのかもしれない》
１年前までは本気でそう思っていた。
自由に、自分の世界を広げていいのだと。
そこには、ワクワクした自分への期待があった。
一人で、ホテルを取って新幹線に乗って遠方に出かけるのが楽しかった。
これからも自分の足で各地を飛び回って、
もっともっと世界を広げたかった。
もっと自由に、もっと楽しく、何でもできるような気がしていた。
いつもわたしは今の自分に満足していなかった。
いまもそう。
「他力」に頼らざるを得ない今のままでいたくない。
悔しい。
こんなはずじゃなかったのに。
やっぱりわたしは一人では生きられないのだな。
そんな自分に落胆する自分もいるのだ。
矛盾しているような、
諦めのような、
いや、すべてがなるようになっているのだと、
悟りのような、
そんなことを１日に３０回くらい考えてしまう自分がいる。
今の自分にちゃんと満足すれば・・・
自分は守られ助けられ、迷惑をかけていいと
自分を信じることができれば
このもやもやから開放されるのだろう。
自分を信じるって難しい。わたしには。
今夜も、あなたが安心して愛の中で眠れますように・・・
＊＊＊しず華＊＊＊