幼い頃から、わたしの周りには怒っている人が多かった。
最大級にいつも身近で怒っていた亡き養母の印象は未だに忘れられない。
ずっと怒っている人が苦手だった。
怒鳴る人にしろ、黙りこくる人にしろ、怒る人が怖かった。
怒っている人に巻き込まれて、自分が自分じゃなくなるような感覚が嫌だった。
怒らせているのは自分に原因があると思っていた。
怒っている人に無意識に合わせて悲しくなっていた。
苦手だったからこそ
わたしの人生には怒りん坊さんがいつも集まってきていたように思う。
心のことを学ぶようになって
ある時から怒っている人があまり怖くなくなった。
彼らはある意味
素直になれない不器用さんなのだ。
徐々にわたしもその視点を持つようになって
自然と相手と自分を切り離せる術を身に付けていった。
怒っている人はその人の事情で怒っている。
何かきっかけがあったのかもしれないけど、
そのきっかけはただの反応で、
怒りの種はその人の心の奥深くに
悲しみとともに刻まれているものなのだ。
そう、だから怒ってる人は悲しいって気持ちを抱えている。
悲しいっていうどうしようもない気持ちをわかってもらいたくて怒っている。
その抱えている悲しみを分からせようとするために、怒っている。
だから怒ってる人の言うことを真正面に受け止めようとすると
悲しい気持ちになってしまう。
周りに怒っている人がいて、
つい悲しい気持ちを抱えてしまう、
そんな昔のわたしのような人へ・・・
今は怒っている人を目にしたら、
まずは自分と切り離してみましょ。
そして、俯瞰して(愛を持って)その人を見てみる。
「あぁ、怒っているんだね、わかって欲しいんだね、悲しいんだね」
って心の中でヨシヨシするようにしてみてほしいです
。
同時に怯えてしまう自分にも「怖がらなくて大丈夫だよー」とヨシヨシ。
それだけを心がけてみる。
そしてね、
「わかってくれない」人が目の前に現れるという現実は、
実はあなた自身が
「わたしをわかって欲しい」を抱えていたりするんだよ。
この話はまたいずれ…
怒る人が苦手な人の参考になれば幸いです、、
今夜も、あなたが安心して愛の中で眠れますように・・・
***しず華***