毎日基本家の中の小さな世界で、

そっと、過ごしている。

 

今日もそんなふうに一日が終わる。

 

 

 

自分としては、その日を大切に慈しんでいるつもりだけれど、

その日も終わりを迎える頃あいになると、

 

なんだか、

 

もったいないような、申し訳ないような、情けないような、

 

寂しいような、悲しいような、

 

そんな感情がよぎるときもある。

 

 

きっと、自分の満足のいくような時間が過ごせなかったと

 

自分が、自分をジャッジしてしまっているのかもしれない。

 

 

一つには、ここ2ヶ月くらいかな、基本的に体調が優れないことが大きい。

 

あ、悪いニュースではないです、

病態は落ち着いているのだけど、抗がん剤の副作用がきつくてね。

 

苦痛を忘れて心から笑えたらいいのに・・・

 

 

まぁーーーこんなもんです。

病人の日常。

 

 

 

副作用のさまざまな苦痛をやり過ごしたり、やり過ごせなかったりして、

 

ときにはもう、絶望的な感情を味わいつくしたりして、

 

ときには小さな幸せに歓喜して、

 

つまらぬ面白さに爆笑したりして、

 

ときには自分を責めたり、誰かを責めたりして、

 

寂しくなったり、悲しくなったり、

 

嬉しくなったり、楽しくなったりして、

 

 

なかなかに感情は忙しい。

 

 

 

すべて、うまくことが運んで完璧なんてことは決してないのだ。

 

表と裏。光と影。

 

すべてのフルコースを味わって行くしかない。

 

 

 

おやすみなさい。

 

 

今夜も、あなたが安心して愛の中で眠れますように・・・

***しず華***