日々、副作用と共存している。

 

抗癌剤の副作用。

 

今は、シビレと倦怠感。

 

 

 

共存と言っても決して仲良くやっているわけではない。

 

どちらかというと、憎んでいる。

 

 

 

嫌えば嫌うほど、苦痛はねっとりとじわじわと、

 

張り付くように責めてきて、

 

ああ、もう逃げられないのだ・・・と絶望的な心境に囚われる。

 

 

 

 

 

バランスが大事だと痛感する。

 

すぐにアンバランスになって、

 

片足を掴まれて、怖い世界に引きずり込まれてしまいそうな、

 

そんな数日を過ごしている。

 

 

 

 

強くなれ。

 

負けたら終わり。

 

乗り越えられないはずはない。

 

たかが副作用じゃんか。

 

我慢したらきっといいことがあるんだよ。

 

 

 

 

 

わたしの内側からそんな誰かの声がする。

 

誰なんだ?

 

 

 

そしてまた囚われて、声にならないすすり泣きで目を覚ます。

 

 

 

身体はまだ重い。

 

身体は凍えていて、震えていて、

 

エアコンの設定温度を変えたいのに、

 

怠くて手が届かない。

 

 

 

 

 

「大丈夫・・・」

 

自分にそっと、そう言ってみる。

 

 

ここ数日は、

 

そんな「大丈夫」も、シャボン玉のように消えていく。

 

 

 

 

情けないことに、

 

こんな状況ですら家族に

 

「大丈夫?」と聞かれれば、

 

「大丈夫よ」って答えているのだから、

 

わたしってまだまだちぐはぐだ・・・

 

 

 

 

今日はちょっと弱音を書きたくなった。

 

そんな日もあっていい。

 

ごめんなさい。