急激に気温が下がってきて作業部屋に入るのが億劫になってきました。冬眠生活に入る前になんとか完成させないと。

 

さて細々した作業をしつつデカールも貼りました。ナースホルンは比較的写真が多く残されている第519重駆逐戦車大隊のポンメルン号を選びました。で、よせばいいのにまた資料写真を見ているとこの駆逐戦車大隊はしばしば左フェンダー上、操縦席横に予備転輪を置いてあります。ただこの位置に転輪を装備するとジャッキと干渉するのでどうもジャッキの取り付け位置も写されているようです。ポンメルン号の完全な再現をするつもりはありませんが519大隊の特徴くらいは再現しておきたいと思って予備転輪ホルダーを作りジャッキ位置も変更しました。

が、ここでまた重大なことに気づいてしまいました。

資料を読んでいるとこのライオンのマークは黄色地に赤線で描かれているというのです。

どーもこれは事実としてわかっているようなのでタミヤの取材不足でしょうか。

それとも中隊によって色分けがあったか?

しかし実車写真で見てもこのマーキングは白黒ではないと思います。

やってくれたなあ、と思いましたがそんな時助けになるのがドラゴン様です。

パーツだけでなくデカールも余りがでるはずと

ドラゴンのナースホルン プレミアムの箱を開けてみると・・・

ありました!ちゃんと黄色地に赤で描かれてます。早速タミヤのを引っぺがしてこちらを貼りました。

しかももう一組予備もありPUMA号用の大きめのも一組入ってます。

ただしPOMMERNのマークは入ってません。

 

ところでこれらのデカールはカルトグラフ製ですが今回あらためてタミヤ製と比べると結構質が違うのがわかりました。

タミヤ製は艶がありすぎで貼るとシルバリングを起こしやすいですがカルトグラフはややマットでシルバリングも目立ちにくいです。またソフターに対してもいい具合に反応し凸凹面でも簡単に密着してくれます。対してタミヤのデカールはソフターで柔らかくはなりますがあまり密着せず浮きがちです。それを無理に綿棒で抑えると綿棒側に張り付いてきて剥がれてしまうことがしばしば。

 

おかげでブルムベアの車両番号は失敗してしまいましたのでジャンクデカールから似たようなサイズのものをもってきました。

車両番号はカルトグラフ製でソフター1発でほぼきれいに密着してくれます。

一方バルケンクロイツはタミヤ製でなかなか密着せずなんども押し付けたのでところどころ剥がれてます。艶も出過ぎですね。

うーむ、天下のタミヤ様ですがデカールに関しては手を抜いたのか、それともカルトグラフが素晴らしいのかどちらでしょう?

使うならなるべくカルトグラフ製がいいなあ。