ブラック・アイド・ピーズ, ジャスティン・ティンバーレイク
モンキー・ビジネス

今更説明はいらない程、去年を代表する作品となったこのアルバムをBGMとして聴きながら

日本盤レビューを読んでいたら

非常に興味深いウィル・アイ・アムのコメントを見つけた。

抜粋すると


「ヒップホップは俺達の内側にあるものだから、どんな曲を作ってもみんな結局ヒップホップになってしまうんだ。

俺達は決して「ヒップホップのルールに沿って絶対にそれに従わなければならない」なんて感じの曲を作るつもりなんてないよ。俺達はブギーダウンプロダクション、トライブ、デラ、スリックリック、ビッグダディケインといったアーティストたちから刺激を受けた。

彼等は俺達に多大な影響を与えたんだ。自分達のレコードを作る時は幼い時に聴いていた曲だったり、その時のマナーや行い全てが彼等と同じようなビートを作り出す。そして、更にそこに俺達独自の音楽のアプローチが加わるんだ。

俺達はボサノバ・サンバ・ソウル・ロックなんかを取り入れたり、もしくはペルー音楽をミックスする。

そんな風に色々やってるけど、ヒップホップである事には変わりはないんだ」


と、自らのヒップホップ観と音楽性についてコメントしていた。



なるほどな。。。

すごく共感した。


BEPは1STから欠かさずチェックしてるけど、絶対ルーツはミドル、オールドだと思ってた。

だから好きだったし、エレファンク前まではジュラ5と同列で見てた。

で、正直「WHERE IS THE LOVE」が出た時は曲の素晴らしさに感動したものの、とうとうセルアウトかって思ったのを覚えてる。彼等は変わってしまったのかって。

そうじゃなかった。

彼等は進化している事に僕は長く気づかなかった。僕は止まっていた。

止まっていたから、それだけの視点でしか彼等の音楽捉える事ができていなかった。


でも、自分も変わった時、

彼等の音楽の楽しさがわかるようになった。

本当に楽しい。


「モンキービジネス」は最高にファンキーで、最高にポップで、最高にヒップホッフな作品。

ヒップホップを聴き始めた時の初期衝動を思い出させてくれる作品。



↑これは「モンキービジネス」収録曲をPREMIRE, PETE ROCK,JAZZY JEFF,LARGE PRO,等がREMIXした12"。

なんて豪華な。曲のクオリティも抜群に高い。

多分アナログのみ。


ヘッドフォン「They Don't Want Music] (Pete Rock REMIX)


ヘッドフォン「Feel It](JAZZY JEFF MIX)

ヘッドフォン[My Style] (PREMIRE MIX)

特にジャジージェフ師匠の「Feel It]が秀逸。

この曲はオリジナルでは僕の浅はかな知識によると、アルバムLPでしか収録されておらずシングルカットされていないので

リミックス仕様でも、12インチカットは知る限り初。