夫、タクシードライバーへの道

いよいよタクシー会社に入社


タクシー会社の初日は

朝から夕方まで

実際のタクシードライバーさんの

助手席に座らせてもらい

実際お客さんを乗せている

営業の様子を見せていただいたらしい


タクシーには

実習車と書かれていて

お客さんにも毎回承諾をえる


日中のその時間は

お客さんが1時間に1人しかいない状況


ドライバーさんも必死だった様子


夫とドライバーさんが話している時

GOが鳴った‥

すると

ものすごいスピードでGOのボタンを押す!

「くそっ、取られた!」とドライバーさん

そのスピード感が半端なく

同じ事が自分にできるだろうか‥と夫


やはり

弱肉強食


お客様は

ワンメーターしか乗らないのを申し訳なく思って

「お釣りは2人で分けてお茶でも飲みなさい」

「頑張ってね」と

言ってくれるおばあちゃん


ベテランのドライバーさん

「お釣りをくださる昔ながらのお年寄りも時々います。最近は電子決算なので少なくなりました」と


他に

「なんで私が実習車に乗らなくちゃいけないの」とぼやきながら乗られるご婦人 


「あんなの無視ですよ」とドライバーさん


そんな話を聞いていて

私は思った

何だか楽しそうじゃないか?

私もやりたくなってくる 


人と接する仕事は

ストレスも多いが

お客様に助けられる事も多い

マイナスばかりじゃない

夫がタクシードライバーだと言い始めた時は

接客業は怖いとか、嫌な事ばかりを想像していたが

そうでもないかもしれない


環境が人を育てる‥ 

人と接する事で

色々な事を経験して

痛みを知り

優しくなれる

心が折れそうになる事もあるが‥


今回就職したタクシー会社は

2種免許を会社持ちで取得させてくれるところなので

この後ドライビングスクールへ行く事になる


頑張れ!夫!