今週は何故か卒業した大学での特別講義を聴講中であるが、
内容は留学先で専攻する分野である。
授業中、司馬遼太郎の街道をゆくに触れ、
映像資料として、視聴していた時のことである。
この授業、正直日本人向けであるにも関わらず、
何故かそのほとんどを中国人留学生で占めている。
しかも履修しているのにその内容に全く関心がない模様。
さらに言えば、日本語能力もちょっと厳しいレベルの学生が多いようである。
NHKスペシャルの「街道をゆく」は傑作だと思っているが、
そんなことは履修している学生には全く関係ないことのようで、
皆一斉にうつぶせて寝始めた。
いや、寝るだけならまだ他人に迷惑をかけないですむ。
寝ずに、「つまらない」「わからない」「どうせ見るならわかりやすい映画にして」
文句をつけるものも多数。
うるさい。
これには先生も絶句。
わざわざ数百キロ離れた地方から招待されて講義をしに来たのにこの状況である。
先生が一番「こんなレベルだとは聞いてない」状態だったのではないか?
私からすれば、どう考えても基本的なことしか触れていないので、
難しい話ではない。
留学生なので日本語が難しいというレベルではない。
要するに履修したのは単位数のためで興味がないとしか思えない態度なのだ。
確かに、街道をゆくのナレーターは日本語を母国語としていない者にとっては聞き取りづらいし、頻繁に出てくる固有名詞は聞き覚えがないので難しいと思う。
でもそんな話ではないのが明らかにわかるような授業態度。
正直、私が履修している授業ならば、ここで間違いなくキレているか、私の希望とする授業進行を私の為にしていただくよう訴えるが、今回はあくまで聴講。無料で聞いている。
黙って聞いていたが、先生もメインの学生たちがわからないのは。。。。と考えたようで、
基本的な話をさらに噛み砕きまくってわかりやすく教え始めた。
そりゃそうだろう。
私以外に、熱心に聴いているのは唯一他学部の学生一人のみだったのだから。
結局、授業を続行するのは困難になり視聴中断も中断、講義も中断、台風も近づいて早く終了するように事務に言われて予定時刻より2時間前に終了。
明日は映画鑑賞らしい。・・・先生が折れた・・・
どうせなら映画鑑賞よりNHKスペシャルみたいです・・・・・センセイ・・・。
その時間あれば家で事業仕分けしてますから・・・・。
映画鑑賞するなら聴講するのもやめようかと思ってたが、
学生の希望とする映画は先生が携帯していないものだったので、
車のある私がレンタルにいくことに。
これは朝から夕方までいないといけないではないか・・・。
まずった・・・・。
いや、、、そもそも、その前に専門講義して欲しいデス。
ところで、街道をゆくを久しぶりにみて懐かしく思った。
最初に通った大学時代の友人Aを。
司馬遼太郎の熱烈ファンで司馬遼太郎に関するものならどこでも赴き、
全巻収集していつも嬉しそうに司馬遼太郎について熱く語ってくれた。
街道をゆくは間違いなく傑作である。←しつこい
私は全巻読破してはいないが、彼女から借りて楽しく読んだものだ。
単なる紀行ものではなく歴史・地理的観点から進めていく内容の充実さはもちろんのこと、
この白髪のオジサマの脱線っぷりがたまらなく好きだった。
余談でほとんど終えてしまったものなんかあったりして、白髪のオジサマの茶目っ気に私もイチコロになったものだ。
韓のくに紀行は読んでいなかったので行く前に買っていこう←結局本の虫