丸三日経った6日の夕方
内臓への損傷はないだろうと判断がついたナナちゃん
家族一同ひと安心です。
ところが一難去ってまた一難
ナナちゃんの体質が血液を作り出したり固めたりするのが苦手らしく
貧血の値が非常に悪く…輸血が必要だとのコト。
人間だと「血液バンク」などで血液の手当ては出来るのですが
動物だとそのような施設はないらしく…
都内などの大きな動物病院では少しばかりの血液のストックはあるものの
よそに廻すほどの量は確保していないらしいのです。
確かに…
動物のための献血運動なんて聞いたことないもんね…。
輸血のための血液の確保は自力でやるしかない!らしいのです。
だけどあまり小さなワンちゃんからは血液採るわけにはいかないでしょ?
採れたとしてもわずかな量だと思うし。
理想は…
体重30kg以上、年齢5歳未満の大型犬。
コレがなかなか
今、小型犬ブームで大型犬を飼ってられる方があまりいないらしいのです。
しゅらのまわりでもそう。
チワワやミニチュアダックスなど小型のワンちゃんを飼ってる友人・知人はいるけど
大型のワンちゃんを飼ってる人は思いつかない
しゅらママも妹ちゃんも同じ。
輸血の話を病院で聞いてきてから『どうする?』‥と暗く話し込む3人。
そこへしゅらパパ帰宅。
『パパの知り合いでどなたかいない?』‥とママが尋ねると
『いるいる!』と即答。
さすが!犬好き!
豊富な「犬」ネットワークの中で何頭かスラスラと思いつき
その場で電話。
すでにナナちゃんの事故を知っている方もおられて、皆さん
『お役に立てるならいくらでも採っちゃって』
‥とふたつ返事で了解してくださいました。
翌日‥ナナちゃんの血液とマッチングするかのテストで病院へ大集合。
クロちゃん‥ゴールデンレトリバー5歳・35kg
ゲン太くん‥セントバーナード2歳・98kg
ミリーちゃん‥ホワイトシェパード3歳・45kg
どう?このメンツ
すごいでしょ?
立派でしょ?
先生方も
「輸血をお願いしてコレだけ立派なワンちゃんたちが集まることは滅多にない!」
と驚かれていました。
まずはクロちゃんから血液をいただき‥貧血の数値も改善。
5月12日水曜日に骨折の手術をすることになりました。
(続く)