変身できるなら… | オヤジカメラマンのブログ

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若い時は京都太秦の撮影所、木枯らし紋次郎、座頭市、必殺仕事人、暴れん坊将軍など撮影助手として、30でCMキャメラマンとして主に大阪で…今迄観た映画など思った事をぼちぼち書きます。

5月最終日に観た映画

東野圭吾の同名小説「変身」 
 佐野智樹監督のデビュー作 
 撮影監督が浜田毅(JSC) 
僕が所属している撮影監督協会の理事長である。 

 主演:玉木宏、蒼井優 


 
簡単なあらすじは…工員である主人公の"純"には素晴らしい趣味がある。絵を描く事である。ある画材屋さんで働く"恵"に一目惚れ…そして二人の交際が始まる。

二人の幸せな生活が始まろうとしていた最中事件が起こる。

二人で暮らす家を探しに不動産屋へ…不動産屋へ恨みを持つ者が銃を持って…その犯人の前に子供が飛び出す。興奮している犯人がその子供に銃口を彼は慌ててその子を庇い銃弾が…

気がつくとそこは病院…恵が助かった彼に飛びつくそして彼も彼女を抱きしめる…しかし時間が経つにつれ彼は移植された脳に洗脳されていく…

こんな話なのだが、   変身 出来るなら私も変身したい。

この映画では変わっていく事を自覚している。
自分の中に人は何人居てるのか?
僕の場合は最低3人はいてる。
一人はかなり凶暴だ。
だがそいつは結構真面目である。
不真面目な行動をする者を許さない。
所謂ルールを守らない人間を許せない。その人間を攻撃してしまう。こいつは何事にも積極的で前向きに考える事のできるやつだ!

もう一人の人間は幸せ好きである。
どちらかと言えば平和主義で戦いを好まない❣️しかしこいつはグタグタで何もしないし動かない消極的な奴だ。

もう一人は今の行動を止める奴、自分の行いを必ずこれで良いのか?って聞いてくる奴だ!正義感で人を傷つけるのを知っていてそれを止めたり。
時間が来て本当はやらないと駄目な時、良いや明日にと考える奴に対して尻を叩く奴!

主にこの3人で俺を操っている。

もし皆さんの中には居ませんか?そんな奴達。

人は一人だが中にこんな性格の違う奴らが僕にはすんでいる!
 
精神分裂?かも知れないがそれを見極めている3人目が居てるのでなんとか今まで生きてこれたのか?

映画って本当に面白い。自分に投影しこんな事を考えさせてくれる。

この5月最終週「変身」小説より少し弱いのは主人公純の葛藤がもう少し描かれれば彼女恵の困惑ももっとわかったのかも知れない。

玉木も蒼井も素晴らしい演技をしているので
演出として俳優さんの演技に頼りすぎたのかも知れない。

カメラの視線はやはり素晴らしい!
ドラマに対してのカメラアイが感じられたのだが…それを感じるところにひょっとして演出との谷間があったのかも知れない。

今週は二つ地球に関する映画に触れようと思う
日本沈没とCoreの二作品です。
それではまた!
See you next ❗️