【コウノドリ-新型コロナウイルス編-】
鈴ノ木ユウ
講談社
コウノドリは私の看護のバイブルでしてな。
全巻持っていまして。
コロナ禍編がモーニングでやってたのを知って単行本が出たら絶対買おうと思ってて。
買ったわけですが…。
本当涙なしでは語れない。
産科を離れて10年は経ちましたが、こんな中でみんな働いていたんだなと思うと、本当に感謝しかない。
私の夫の妹も家族の立ち会いができない中での出産でした。しかも生まれてからも面会できない、本当にコロナ真っ只中の出産で心細かったろうなぁと思いました。
精神的に不安定な妊婦さんや褥婦さんたくさんいただろうし。
里帰り分娩もお断りされた方がたくさんいたと思います。
感染病棟での管理やそのほか諸々、私が想像できることだけでもキツイだろうなと思うのに、きっともっと現実には苦しいことがたくさんあったんだろうなと思います。
鈴ノ木先生が最後に書いていましたが、すべての医療者に捧げると書いておりましたが、本当に全ての医療者にありがとうとお疲れ様と伝えたい。
少子化で出生率が減っていて、もしかしたら子供がいるということがマイノリティになる時代が来るのかもしれませんが、どうか子供の命を育む社会になるよう祈るばかりです。
医療従事者の皆様、感染対策(今も続いているだろうけど)とそれに伴う心のケアなど、本当にお疲れ様です。
ちなみに、コウノドリに出てくる防護服を着て処置するシーンがあるんですけど…!
私も化学テロ起きた想定の訓練に出た時防護服着て処置したりする訓練しましたが、閉所恐怖症の私には耐えられませんでした←
1時間くらい着ていたかわかりませんが、暑いし自分の息でガラス曇るし、他の人の声よく聞こえないし、手もがっつりグローブだから、触っても触覚からの情報薄いし。すんごいすんごいストレスでした。それを常に…って考えたら感染病棟での勤務をされた方には本当に頭が上がりませんし、凄いことだし、誇りを持って頂きたいなと思いました。