【かあちゃん】
著者:重松清
出版社:講談社



さちさんにいただいた本。
重松先生の本はいろいろな人の心情が丁寧に描かれていて、とても好きなんです。

「欲しい人ー(´◉ ω ◉`)?」

「はーい( ´θ`)ノ」といったら

「いいよー(´◉ ω ◉`)♫」

てな感じですんなり譲ってくださったのですよ。
(よっ、太っ腹!!ありがとう!!)

欲しい人と聞かれた時の投稿で、表紙とタイトル見と聞かれてただけでもう心の鐘が「リンゴーン」ってなってましたわ。

この本に出会えてよかったなと本当に思います。
私の人生で消化できなかった事柄が一つ昇華できそうな感じです。

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最初の章は、すごくすごく苦しくて、読んでても息が詰まってどうしようもない現実に涙が止まりませんでした。

でも、主人公を変え、思春期(じゃない人もいるけど)それぞれの「かあちゃん」を通してその人が成長していきます。

主人公が変わるたびに心がグッと締め付けられる場面が何箇所かあり、一気に読んでしまいました。

最初読んで苦かったところも、読み終わると心地よい優しさに…優しさ?ていうか…

うーん、

なんかホッと包まれるような気持ちになりました照れ照れ照れ

この本に生きている人たちの人生と共に、私の中の何かも昇華されたんだと思います。

一つ思うのは、若いうちに読んでも「ふーん(o_o)」で終わってたかもしれない。

親になった、かあちゃんになった今読むからこそ、とても心に深く深く入り込むのではないかなぁと思ったりしています。

誰かにこの本の内容を話さずにはいられず、夫に「とても良い本だった、めっちゃ泣けるんだ」とつたえると、「オレも読んでみようかな」とのことだったので、貸してあげることにしました。

最後に、本を譲ってくれたさちさんにありがとうをウインク