【人材育成で大切なこと

  〜人生の可能性を引き出すコーチングの真の価値〜】

著者;平野順子
発行者;株式会社 Book Trip




昨年、私のパーソナルコーチの順子先生が本を出版しましてね(*´꒳`*)←自慢気
※ここからは、長文。

そもそも、私とコーチングの出会いはNHKでコーチングの特集をやっていたのをちらっと見て、なんか心にヒットしたので、コーチになるための説明会に行ったのがきっかけでした。

すでにパーソナルコーチとして活躍していらした先生が、説明会の運営か何かのお手伝いをしておられて、声をかけていただいたのがご縁でした。 

20代半ば、社会に出て色々なことが見えてきて、でもまだ狭い世界で生きていて、苦しい時期もありまして。

そんな中、毎月コーチングの時間を取っていただいて、話を聴いてもらったんですよね。
たくさんたくさん自分の思いを話した記憶があります。

多分その頃の私は、「自分は何者かにならなければ価値のない人間だ」と思っていたんだと思うんですが、そうではない現実があってとてももがいていたんですよね。

やりたいことも定まらず、誰かに認めてもらいたいがために、誰かよりも私の方が価値があると思いたいがために頑張っている感じだったのですよ。

まぁ、そりゃ心から望んでいることではないのでうまくいかなかったり、相手と比較して苦しくなって、鬱状態になった時もあり。

そんな時にかけてくれた言葉がいまだに私の中にいるのですが、
「『今』が苦しくても、先は良くなっています。人間にはバイオリズムがあって、良くなったり悪くなったり波のように上がり下がりしています。でもその波は実は螺旋階段のように波打ちながら上に登って行ってるんですよ(^^)」
という言葉。

もうダメで消えてしまいたいと思っていたけど、そうか、今しか見えていないのか私は。

私自身が私自身を信じられないのに、目の前のこの人は私のことを信じていてくれている、なんとありがたいことか!!と同時に、自分の存在を肯定してくれる人が居たという事実に、すごく驚いたことを今でもはっきりと覚えています‼️

順子先生は私の中にある「可能性」にずっと光を当ててくれていてですね。「この人がこういうんだからきっとできる力がある」ということをもしかしたら私以上に思っていてくださったんじゃないかなと。

こちらの本を読んでそんなことを思い、グッと込み上げるものがあり、涙が出てきました。

コーチングは間違いなく本当の私を見つけるのに役立ちました。

そして、何度も研修に通っては相手にかける言葉掛けや、相手に対峙するときの姿勢を学ぶうちに、プロのコーチとまではいかないですが、その人の可能性を信じることができるようになってきた気がします。

(とにかくいつも比べられたりまわりの人に後ろ指を刺されないように教育されてきたので私の思い癖は私の物差しで相手を評価してから、相手を傷つけるような言葉を平気で言っちゃってたので、若い頃は。)

だから、私の人生の中で1番の幸運は順子先生に出会えたことかもしれません 笑
そして、差し伸べてくれたその手を握った過去の私の勇気も私の人生をより豊かにしてくれました。

この出会いがなかったら、今の私はなかったし、子育てでもきっともっと辛い思いをして、子供に当たったり、夫に当たったりしていたのではないかなぁと。

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出会いの話が長くなってしまいましたが、
こちらの本では、人(コーチとしてだけではなく)としての在り方を強調しておっしゃっています。
(研修の時もそうでしたが)
言葉のスキルはもちろん必要な時もありますが、小手先だけではなくその人の在り方が重要です。

「私という人間はあなたに信頼されるに足りるのか」私もいろいろな方と対峙する時、ふとそんなことを自問自答します。

誰かを育てたいと思う全ての人へ
育成で大切なこと
ぜひ読んでみてください