50代からの生前整理
生前整理コンサルタントのなぐらしゅうこです。
ご覧いただきありがとうございます。
70代の女性Fさんのお宅へ行った時のこと。
お子様は独立していて、現在夫婦二人暮らし。
ご主人は外出中でした。
女性が集まると、夫の悪口になりがち。
それはそれで結構面白いし
話してお互いスッキリするなら全然OKです。
仲良さそうに見えても、不満のない妻はいません。
他人からはぜいたくな悩みに思えても、
本人にとってはいたって深刻。
「なんでこの人と結婚しちゃったんだろう。
あの人と結婚してたら、どんな人生を送っていただろう」
誰もが一度は考えたことがあると思います。
Fさんもしかり。
もちろん私も。
夫への不満から、結婚前の淡い恋愛の話を聞かせてもらいました。
あの人は、今どこで何をしているのかしら。
そんな思いが募っているようです。
当時のラブレターがあるというので
住所を見せてもらうと、なんと私の通っていた学校の近く!
早速Googleマップで検索すると該当の家が見つかりました。
表札がないので、今もその人の家かどうかはわかりません。
とはいえ、どんな様子の地域かわかっただけでFさんは大喜び。
一度行ってみようかしら、と言っていました。
別な人と結婚したとしても、やはりまた別の不満が出てくるわけで
ないものねだりだとわかっていても
考えたところでどうにもならないとわかっていても
「もし○○なら・・・」という甘い妄想にひたるのは
結構楽しい時間だったりします。
そしてついでにFさんの実家の住所も検索。
遠いのでもう何年も帰っていないそうです。
すると、なんとGoogleマップにFさんのお兄さんが歩く姿が映っていました。
もちろん顔はぼかしが入っていますが、見る人が見ればわかります。
「あら、元気に歩いてるじゃないの。良かった」と笑っていました。
そして付近のお寺などもぐるーっと見て回り
つかの間のGoogle里帰り。
いろいろすぐ調べられてなんだか怖い気がするけど
今って便利ね~と喜ばれていました。
人生を振り返って、たらればを考えて
落ち込むだけであればしないほうがいいけれど
じゃあ今からでもできることを
やってみよう
やらない後悔をなくしていこう
そんな風に切り替えられるのであれば
過去を振り返ってみるのも悪くないですよね。