50代からの生前整理

 

 

生前整理コンサルタントのなぐらしゅうこです。

ご覧いただきありがとうございます。

 

DIE WITH ZERO という本を読みました。

 

直訳すると「ゼロで死ね」ですが、

持っている資産は、生きているうちに有意義に使い切ろう、という

内容です。

少しでも若いうちに、お金を経験に変えた方が楽しい人生を送れるよ、

というメッセージでした。

 

なぜなら、死が近づいた人に「後悔していることは?」と聞くと

「チャレンジしなかったこと」と答える割合が高いからだそう。

「大事な人との時間をもっと大切にしたかった」とも。

 

 

老後に備えて、コツコツ蓄えている人は多いです。

120歳まで生きたとしても使い切れないほどの

お金を持っていても、不安で資産を減らさず守り続けている人もいます。

 

漠然とした不安で、貯蓄を減らしたくない、

先々何が起こるかわからないし、介護状態が長引くかもしれないし。。

 

その気持ちはわかります。

日本人は特にその傾向が強いようです。

 

家族に迷惑かけたくないから。

子供たちに残してあげたいから。

欲しいものももうないし

やりたいことも特にない。

 

年を取ってくると、体力も物欲も

落ちてきます。

 

若いころからいろいろ節約して、

コツコツ貯めたものだとしたら

使うのがもったいないのはわかります。

 

なぜもったいないか?

若いころに、やりたいことを我慢して貯めたものだから。

若いころにひたすら働いて、楽しみは犠牲にして働いて

貯めたものだから。

 

貴重な時間、もう二度と戻らない時間を代償に

手元に残したお金だからです。

 

とはいえお金って何だろう?

それ自体は紙切れです。

何かと交換できる前提があるから意味があるもの。

紙切れ自体に価値はない。

 

何物とも交換しないまま持っている紙幣って?

若いころの貴重な時間の代償として得たものなのに。

 

「活かしてなんぼ」

豊かに生きるために使わなければ、お金がかわいそう。

頑張ってきた自分の時間がかわいそう。

 

自分で使う

家族のために使う

チャリティーに使う

 

明日は来ないかもしれません。

老後に必要な資金を確保したら

後は生かしてあげたほうが有意義だと思います。

家族に相続させるにしても

自分の死後ではなく

その家族がお金を必要としているときに

渡してあげた方が良い場合もあります。