50代からの生前整理

 

生前整理コンサルタントのなぐらしゅうこです。

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

子供のころから、ずっとお金の心配事がありました。

 

 

私の家庭は、貧しかったと思います。

両親と、姉と弟、父の母親の6人家族でした。

 

小学校に入学するあたりから、うちは貧乏なんだな、と思うようになりました。

 

小学校に入るとき、机やランドセル、学用品など

一通り買ってもらいましたが、

「これは高いからダメ、こっちにしなさい」

「お下がりのがあるから買わないよ」

などと言われたことをよく覚えています。

 

 

父はサラリーマンでしたが、仕事が長続きせず、

職を転々としていました。

 

母は内職やパートで家計を支えていましたが、

常に、うちにはお金がない、お金がないと

聞かされていました。

 

 

お金の苦労をすると、心がすさんできます。

何をするにも、お金の心配が先に立ってしまうのは苦しいことです。

それが原因かはわかりませんが、夫婦仲も悪く

常に緊張感に満ちた家庭でした。

 

 

仲の良い両親、お金の心配をせずやりたいことをやらせてもらえる

友達がうらやましく、なんで私はこんな家庭に生まれたんだろうと

ずいぶんひがんだものです。

 

高校から奨学金を受けて進学しました。

大学にも行きましたが、もちろん奨学金です。

授業料も免除してもらっていました。

 

今思えば、十分とは言えなくても

仕送りもしてもらっていましたので、

親には感謝しかありませんが、

 

当時は自分のことしか見えていなかったので

貧しいゆえに選択肢の少ない進路を恨みました。

 

私の実家は新潟の田舎のほうで、

私よりも貧しい中で暮らしていた同級生も

いたと思います。

 

自分に足りないものばかリ数えて

人と比較して惨めな思いにとらわれてしまうのは

若さゆえの視野の狭さでもあると

今ならわかります。

 

手にしていたもの、親から与えられたもの

たくさんありました。

一つでもあれば、それで十分ありがたいことだと

大人になった今は思います。

 

なにより、お金の問題は、自分で働くようになれば

自分で解決できます。

ほしければ、稼げばいい。

使い方も自分で決められます。

 

 

お金があっても幸せではない人は

たくさんいます。

お金がすべてではないですが、

 

あまりにもお金がないのは不幸です。

常にお金の心配をしなければいけないのは不幸です。

 

適度にお金の余裕があることで

人生の心配事のかなりの部分を回避することはできます。

 

お金は、目的ではなく手段。

幸せになるため、というより不幸を避けるための

手段です。