中野区に本部道場を置く武術空手修気道です。
空手の稽古で「腰が高い」「下半身が軽い」というのは悪癖となれます。
では、どういう状態が「腰が重い」「下半身が充実」した事になるのでしょうか？
腰が高いといっても腰の「位置」を下げるという意味ではありません。
深く腰を落としたからといって速い動きはできません。
「腰が重い」とは姿勢でいうと「上虚下実」の状態です。
上虚…上半身はリラックス
下実…下半身は充実
充実しているとは、内圧がかかっているとも言えます。
站椿は腰を深く落とすわけではありません。
一部、伏虎椿や降龍椿は腰そのものを落とす站椿ですが、実際に戦う場面においては腰の位置は普通です。
站椿を実践していると下半身が充実した、腰が重い状態が自然と作れてきます。
こうした稽古は筋トレで代用できるものでもありません。
スクワットを何回実践しても、筋力はつきますが、足の重さが比例するかといえばそうでもありません。
筋力の重さではない、内側からの圧力（内圧）が武術には必要です。
足の重さができると上半身（突き）の威力も上がってきます。
修気道で筋トレよりも站椿を推奨しているのは年齢を超えた地力を身に付けるためです。
毎日実践しても疲労が溜まらず、足腰の安定感につながる、地味だけど確実な稽古法です。
出来るだけ「毎日」を目指しましょう。
見学・体験は随時受け付けています。
本部道場：東京都中野区