自己PRを磨く上でやっておくべきこと | 就活研究会「NEXT STAGE」のブログ

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こんにちは、就活研究会の岡本です。

 

就職活動に先立って、自己PRの作成にいそしまれている学生の方が多いと思います。

 

自己PRは過去10年くらいずっと様々な学生の方を見てきましたが、

時間がたっても本質的なアドバイスは変わっていません。

 

しいて言ううならば企業側の目線が磨かれたということくらいでしょうか。

 

 

ある学生さんから、「海外に留学していた経験って今ではあまり珍しくもないので自己PRになりませんか?」といった質問を受けました。

 

みなさんはどう思われますか?

 

 

 

 

 

そもそも珍しいかどうか、奇をてらったような自己PRが必要なのではという認識を改める必要があります。

 

学生さんのなかで唯一無二の経験をしているような人は自分で起業したり、自分で行動するような人で、多くの学生さんがそのような経験はしていません。

 

学生さんの話を聞いていても、大半はアルバイト、部活、サークル、ゼミ活動、留学の話になります。

 

大事なのはその経験の中で何を学びとったか、そしてその学びは社会の中で企業人として働くことにどうつながっているのか?そういった観点です。

 

 

例えば先の学生さんの例でいうと、語学留学で海外の大学に1年間勉強をされていました。

 

初めは英語でのコミュニケーションや日本人以外の学生との議論に非常に高いハードルを感じていらっしゃいました。

 

その課題に対応するため、英語力そのものを向上させる努力と、コミュニケーションをしていくためのきっかけづくりの努力をされたそうです。

 

その中で、日本人が考えていた英語のとらえ方の更新(英語はあくまでコミュニケーションのツール、正しい英語にこだわりすぎない)、相手に信頼してもらうために自分の意見を積極的に発信することと対話を通じた合意形成の重要性などを学ばれたそうです。

 

こうした経験はグローバル企業では現地に赴いて働く人材として非常に重要な点をすでに学生さんの段階で理解できていることを示します。

日本人は得てして、雄弁は銀、沈黙は金の傾向が強いので、組織の空気を読みすぎて自己主張するのが苦手な方が多いですが、こういった海外でのコミュニケーションの実践ができていると仕事を進めていくうえでのコミュニケーションという観点では即戦力として期待できます。

 

一方で仕事をするうえで、どのようなキャラクターで仕事を進められそうかというイメージがこの留学のストーリーの中では見えてこないので、海外の学生との合意形成とその中での達成事項を具体化することを提案しました。

 

アドバイスの甲斐もあり、この学生の方は無事に複数の企業から内定を取得されました。

 

学びと企業人として働くという観点について理解いただけたでしょうか?

 

 

就活研究会では読者の皆様からの質問をお待ちしております。

コメントをいただければ、ブログ上で質問に応じた内容を反映させたいと思います。

 

自分にできることを一歩ずつ!