就活生のみなさん、こんばんは。
就活研究会の岡本です。
今回は面接についての記事を書きたいと思います。
就職活動を行う中で、面接は避けては通れないもの。しかし、就活生の皆さんは面接官側の気持ちになって、面接を受けたことがあるでしょうか?
物事は片方側からの視点で見ているだけではうまくいかないケースがあります。
面接もその一つです。
面接する側の企業の視点でいうと、人を採用することには大変コストがかかります。
人事担当者の給料や出張などの費用は言うまでもありませんが、就活ブースを出すこと、採用に関する告知をすることも当然費用が掛かります。
就活を終えて無事に入社してくれたとして、
そこから一定の戦力になってもらうための教育、
そして福利厚生など、様々なものがあります。
こうしたコストがかかるということを踏まえ、自社に合う学生さんを慎重に選びたいといいうのが企業側の本音でしょうか。
面接官にしても、1日だけで何十人の学生を見るわけです。
皆さんからしても数ある企業の中の1社かもしれませんが、面接官も数ある学生さんの1人なのです。
だからと言って彼らが手をぬいているとか、緊張感がないといいたいわけではありません。
しかし面接官も人間です。
質問に対して棒読みや丸暗記の回答が返ってくるとげんなりするのも事実。
1つの質問で10倍の応えが返ってくると処理するのも大変です。
また、限られた時間の中で自社のマッチする人材を探そうと必死なわけです。
ですので就活生側からできる歩み寄りは、
質問にはなるべく簡潔に答える癖をつける、
会話のテンポを重視し、丸暗記はやめる、
相手が聞きたいことを意識して質問の意図を理解するよう努力する
このあたりが重要です。
就活生も企業側も本音で会話ができたほうが、ミスマッチは少ないのです。
結局お互いが腹の内を見せず、小手先のテクニックで内定を獲得しても、すぐに離職してします。
これって就活生も企業もお互いのこれまでの時間を無駄にするわけですから、すごくもったいないですよね。
もちろん入ってわかる、勤められてわかることがあるのですべてのケースで離職がだめだとは言えませんが。
就活生としてそうはいっても内定が欲しい、という気持ちも十分わかります。
ただ受かるためのテクニックに走りすぎて自分の実像から大きくはなれるような事態は避けたほうが賢明でしょう。
お互いがお互いのリスペクトをした就活が増えることを心より祈っております。