私が所属している一般社団法人コスモス成年後見サポートセンターからの案内で、
「弁護士・公証人による民事信託講演会」に行きました。
初めて弁護士会館に入り、ちょっと賢くなった気分でした。
最近もてはやされている民事信託(家族信託)。
一方で評判の悪い成年後見制度。
障害者の親から、「成年後見」は使いたくない、という声を聞きます。
でも、福祉サービスは契約で利用するものだから、障害児が成人したら後見は必ず必要になるはず。
報酬が長期にわたるのは負担が大きいので、開始をなるべく遅くというのは、合理的な考え方。
でも、どこかで割り切らないと。
後見制度や遺言書で実現できないことができるのが民事信託なので、
どれかひとつではなく組み合わせによって本人にとって最適な状態を考えるべき。
それがこの講演会の肝の考え方でした。
そして、相談する専門家を見分けるポイントとして、
「信託専門」「後見専門」どちらかではなく両方やっている人の意見を聞くのがよいという結論になりました。
そうそう。そうです。
私も正しい情報を勉強して、正しく伝えていこう、と思いました。