SNSで知り合った女子中学生の自殺をほう助したとして逮捕起訴された野崎祐也容疑者が話題です。
この記事では野崎祐也容疑者の生い立ちや出身、家族や結婚、出身中学や高校、経歴、女子中学生との関係や事件の経緯、わいせつ目的の動機と現在の裁判の判決などについてまとめました。 
野崎祐也は女子中学生に対する自殺ほう助などの容疑で逮捕された男
野崎祐也(のざき・ゆうや)容疑者(事件当時28歳)は、2022年9月にSNSで知り合った自殺願望のある女子中学生をわいせつ目的で自宅へ連れ込んだ上、神奈川県相模原市緑区の山間部にかかる高架橋に車で連れて行き放置し自殺を手助けしたとして、未成年者誘拐および自殺ほう助の疑いで逮捕された男です。
女子中学生の自殺を手助けしたとして、神奈川県警は17日、自殺ほう助の疑いで、さいたま市緑区の会社員、野崎祐也容疑者(28)を逮捕した。
再逮捕容疑は9月23日、女子中学生を相模原市緑区の山中に連れて行き、自殺するのを手助けした疑い。県警は9月27日、未成年者誘拐容疑で野崎容疑者を逮捕していた。
野崎祐也の生い立ちについては中学時代の同級生の証言のみ
野崎祐也容疑者の生い立ちはほとんど明らかにされていませんが、「週刊女性」(2022年11月8日号)に、野崎祐也容疑者の中学時代の同級生の男性の「柔道部でしたけど腕っぷしの強い印象はなく、むしろ目立たないタイプ」だったとの証言が掲載されていました。
中学の同級生だった男性は言う。
「サバゲーマニアとは知りませんでした。柔道部でしたけど腕っぷしの強い印象はなく、むしろ目立たないタイプでしたね。ゲームの中だけでも強くなりたかったのかもしれません」
また、上の人物ど同一人物かは不明ですが、野崎祐也容疑者の中学時代の同級生がテレビのニュース番組の取材に応じており、「授業中以外ずっとしゃべってたり遊んでいた。運動が得意じゃなくて、運動の時はさぼっていた」、「中学の時から不真面目というか学校休みがち。他の悪い友達と付き合っているイメージ。女の子と絡みたがっていたみたいな。表で大騒ぎする“陽キャ”じゃない。夜中に遊んでいる感じ」、「不真面目な部分はあったがすごい悪いという感じではなかった」といった証言をしています。
中学時代の同級生は、「SNSをすごく使ってるタイプで女の子と絡みたがっていた」「明るいって言いますか、授業中以外は、もうずっとしゃべっていたり遊んでいたり」と野崎被告の当時の様子を振り返っていた。
現在の時点では中学時代以外に野崎祐也容疑者の生い立ちに関する情報はなく、どういった家庭に育ち、どのような子供時代を送ったのかなどは何もわかっていません。
野崎祐也の出身は埼玉県さいたま市か
野崎祐也の出身地は「埼玉県さいたま市」の可能性が高いようです。
野崎祐也のfacebookアカウントは、文春オンラインなどが公開した本人のfacebookの画像などから特定されており、そのプロフィール欄に「さいたま市出身」と記載されています。
野崎祐也が虚偽の内容を書いていたのでなければ、野崎祐也の出身地は埼玉県さいたま市という事になります。
なお、逮捕時の野崎祐也の住所は「埼玉県さいたま市緑区東浦和」と報じられています。
野崎祐也の家族は母親がテレビの取材に応じている
野崎祐也容疑者の実家の家族では、テレビ朝日の情報番組「グッド!モーニング」の2022年10月18日放送回に母親が電話インタビューに応じています。
事件前の様子について、野崎容疑者の母親は、次のように話しました。
野崎容疑者の母親:「(Q.一番最近だと、いつごろ会った?)9月の18日に会っていました」「(Q.その時どういった様子か?)普通ですね。優しい子です、本当に。おつかいなんかにも一緒に行ってくれたりするような子なのに」
これによると、野崎祐也容疑者は家族とは別々に暮らしていたものの、音信不通というわけではなく頻繁に会っていたようです。また、母親が野崎祐也容疑者について「優しい子」と話している事から家族との関係は悪くなかったと思われます。
野崎祐也容疑者の家族で存在が確認できているのはこの母親のみで、父親や兄弟などの詳しい家族構成は現在の時点ではわかっていません。
野崎祐也は結婚はしておらず独身
野崎祐也容疑者は結婚はしておらず独身です。
野崎祐也容疑者は、中学時代の同級生の女友達に「彼女がいなくて寂しい」、「女の子を紹介してほしい」などとしつこくSNSなどでメッセージを送っていた事も明らかにされています。
また、恋愛対象も自身よりもかなり年下の高校生や中学生だったようで、逮捕当時28歳という年齢を考えると恋愛に関してかなり精神的に幼かったように思われます。
こうした事から見ても、これまで野崎祐也容疑者は1度も結婚した事はないと推測されます。
野崎祐也の出身中学はさいたま市内
野崎祐也容疑者の出身中学は「さいたま市内」である事がわかっています。
しかし、現在のところ野崎祐也容疑者の出身中学がどこかは特定されておらず、匿名掲示板やSNSなどにも中学校の特定につながるような情報は出ていません。
野崎祐也の出身高校
野崎祐也容疑者の出身高校については情報は1つも出ていません。
テレビ局などの大手メディアも、野崎祐也容疑者がさいたま市内の中学校を卒業した事は報じたているものの高校については一切報じておらず全く情報がないようです。
テレビの情報番組では、ブレーザーにネクタイ姿の野崎祐也容疑者の高校時代の卒アルの画像が公開されているため、高校を卒業している事は間違いなさそうですが、出身高校がどこなのかは特定されていません。
また、野崎祐也容疑者が高校時代のエピソードも現在の時点では1つも確認できません。
野崎祐也の経歴
野崎祐也容疑者の経歴についても詳しい事はわかっていませんが、特定されているTwitterアカウント(現在は削除)の投稿履歴から、以前の職場をブラック企業呼ばわりし、元同僚を「糞」や「馬鹿」などと罵り、2022年2月に逮捕当時勤めていた建設関連の会社に転職していた事などが判明しています。
野崎祐也容疑者は、逮捕直前の2022年9月に、この建設会社についても「馬鹿みたいな会社に入っちゃったわ」と批判しており、再びの転職を考えていた事もわかっています。
建設関連の仕事で今年2月に転職したばかり。前の職場をブラック企業呼ばわりして同僚を《糞》《馬鹿》と罵っていたが、約半年後の9月には現在の職場について《馬鹿みたいな会社に入っちゃったわ》と転職の決意を示す堪え性のなさ。
こうした情報から、野崎祐也容疑者は仕事が長続きせずに職場を転々としていた経歴を持つ可能性が高いようです。
野崎祐也と亡くなった女子中学生と知り合った経緯と事件の経緯
野崎祐也容疑者が自殺をほう助したとする横浜市の中学校に通う女子中学生は、自殺願望を仄めかす投稿をTwitterにしていました。
野崎祐也容疑者が女子中学生のカキコミに反応し、2022年9月20日に東京都内で初めて実際に会っています。
野崎祐也容疑者は20日から23日にかけてこの女子中学生を埼玉県さいたま市緑区東浦和の一人暮らしをしていた自宅アパートに連れ込んで滞在させました。これは未成年者誘拐にあたります。
野崎祐也容疑者は未成年者誘拐の発覚を恐れ、23日の夜に女子中学生を車で神奈川県相模原市の山間部にかかる高架橋へと連れて行き、橋の欄干の上に立たせて置き去りにしています。
この日は、台風15号が接近して激しく雨が降っていました。
AさんはSNSに自殺願望をほのめかす投稿をし、それに野崎容疑者が反応します。2人は9月20日に都内で初めて会い、野崎容疑者の自宅に数日滞在。9月23日に、野崎容疑者は車でAさんを神奈川県相模原市の山間部にかかる橋へ連れていきました。Aさんの自殺を手助けするためだとみられます。
その後、女子中学生は橋から飛び降りて自殺したと見られ、9月29日に川の下流で遺体となって見つかっています。
裁判では、事件の詳細な経緯も明らかにされています。
それによると、野崎祐也容疑者は自宅に女子中学生を連れ込んだ後、自殺願望を持つ女子中学生に「死にたい」、「いつ殺してくれるの」などと問われ、それを近隣住民に聞かれる事で、未成年者誘拐や自殺ほう助が発覚すると恐れたとされています。
野崎祐也容疑者は女子中学生を殺害しようと一度は包丁を手にしたものの刺す事ができず、「自殺(させる)しかない」と考え、ネットで自殺の名所をいくつか検索して女子中学生に選ばせ、夜間に車に乗せて女子中学生を神奈川県相模原市の山間部にある高架橋まで連れ出したという事です。
野崎祐也容疑者は、女子中学生の足を支えて橋の手すりを越えさせて欄干に立たせた上、「どうすんの。早く決めて。飛ぶの、飛ばないの、どっち?」などと捲し立てたとされます。
そして、野崎祐也容疑者は「帰るよ」と言い残して女子中学生を欄干に立たせたまま車でその場を離れ女子中学生とのやりとりの履歴をスマホから削除し証拠隠滅を図ったという事です。
野崎祐也の動機は女子中学生に対するわいせつ目的
野崎祐也容疑者が女子中学生を自宅に連れ込んだ動機は、自殺を手助けするという事を名目としたわいせつ目的でした。
きょうの初公判で、野崎被告は起訴内容を認めた上で、2人とSNSで知り合おうとした動機について「死にたいと思っている女性に返信すれば、実際に交際したり、性交できると思った」と述べました。
 野崎祐也容疑者は同様の動機で自殺願望のある女性にSNSで声を掛けることを以前から繰り返していたようです。2022年6月29日にもそうして知り合った女子高校生を自宅に連れ込んでおり、この件でも未成年者誘拐罪で起訴されています。
野崎祐也の現在…判決は2023年8月29日
野崎祐也容疑者の裁判は2023年7月に始まっていますが、同年8月13日の現在の時点ではまだ判決は下されていません。
検察側は懲役6年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めています。野崎祐也容疑者の判決は2023年8月29日に言い渡される予定です。
野崎祐也被告(29)=さいたま市=の公判が19日、横浜地裁(丹羽敏彦裁判長)で開かれ、検察側は自殺を勧めて中学生の決意に大きな影響を及ぼしたとして懲役6年を求刑した。弁護側は執行猶予を求めて、結審した。判決は8月29日。
まとめ
今回は、2022年にSNSで知り合った女子中学生に対する未成年者誘拐と自殺ほう助の容疑で逮捕され起訴されている野崎祐也容疑者についてまとめました。
野崎祐也容疑者の生い立ちについては、中学時代の同級生からの証言がいくつか出ているのみで詳しい事は明らかにされていません。
野崎祐也容疑者の出身地は埼玉県さいたま市と見られ、家族は母親がテレビのニュース番組の電話インタビューに応じています。
野崎祐也容疑者の出身中学についてはさいたま市内である事がわかっていますが特定はされていません。出身高校についても、高校の卒アル画像が公開されている事から卒業している事は間違いないようですが特定はされていません。
野崎祐也容疑者の経歴については、特定されているTwitterの書き込み内容から、仕事が長続きせずに幾つかの職場を転々としていた事などがわかっています。今回の事件での逮捕当時は建設関係の会社に勤めていたようです。
野崎祐也容疑者はSNSで自殺願望を仄めかしていた中学生にメッセージを送って知り合い、自宅へと連れ込み、数日間滞在させた後に自殺の名所として知られる神奈川県相模原市の山間部の高架橋へと車で連れ出し、橋の欄干部に女子中学生を立たせたまま置き去りにしました。
その後、女子中学生は飛び降り自殺をしたと見られ、数日後に川の下流で遺体となって発見されています。
野崎祐也容疑者は女子中学生にSNSで声をかけた動機をわいせつ目的だと供述しています。
現在、野崎祐也容疑者の裁判が行われており、検察側は懲役6年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めています。判決は2023年8月29日に言い渡されます。