2023年6月22日に発覚した「神戸6歳男児遺棄事件」で逮捕された穂坂大地が注目されています。
この記事では穂坂大地の壮絶な生い立ち、兄弟や父親、母親などの家族、家族揃っての生活保護受給や知的障害、高校や顔画像、事件を起こした動機などについてまとめました。
穂坂大地は「神戸6歳男児遺棄事件」の容疑者家族の次男で主犯格の疑い
穂坂大地(事件当時32歳)は、2023年6月22日に兵庫県神戸市西区で発覚した「神戸6歳男児死体遺棄事件」の主犯格と見られている男です。
事件の始まりは、2023年6月22日に母親の穂坂由美子(事件当時57歳)に対する傷害と監禁の容疑で、穂坂大地とその姉の穂坂沙喜(事件当時34歳)、双子の妹の穂坂朝美と朝華(共に事件当時30歳)の兄弟4人が逮捕された事でした。
この取り調べの中で、穂坂沙喜が自身の息子である修くん(事件当時6歳)の遺体を遺棄した事を供述。逮捕から約3時間後、穂坂沙喜の供述通り、自宅から約800メートル離れた草地でスーツケースに入れられた修くんの遺体が見つかりました。
司法解剖で、修くんが死亡したのは事件発覚の3日前の6月19日頃だった事が判明し、修くんには刺し傷や骨折はなく、背中一面に皮下出血が広がり、少なくとも10ヶ所以上を殴れたような痕が確認されています。
穂坂大地らの自宅近くの防犯カメラに、19日の16時55分頃に、修くんの遺体が入れられたスーツケースを運ぶ兄弟4人の姿が記録されており、近隣住民にもその姿が目撃されています。
目撃者によれば、4人は全員が黒っぽい季節外れのコートのような服装でフードや帽子をかぶってサングラスをかけて、うちわのようなものでしきりに自分達をあおぐようにして歩いていたそうです。そして信じ難いことにこの時4人は和やかに談笑しながら歩いていたとの事です。
犯人らは穂坂大地の指示で修くんに暴行を加えた事などを供述しており、警察は穂坂大地が主犯格となって兄弟らが修くんを暴行して死に致しめ遺体を遺棄したと見て捜査を進めているようです。
穂坂大地の生い立ち① 母親(被害男児の祖母)から虐待を受けていた
穂坂大地が生まれ育った市営団地
穂坂大地とその兄弟らは、事件現場となった集合住宅とは別の兵庫県神戸市垂水区(本多聞3丁目との情報あり)の公営団地の3階で育っています。
穂坂大地と姉の穂坂沙喜、その間の兄の3人は、今回の事件では傷害と監禁の被害者となっている母親の穂坂由美子から幼い頃から継続的に凄惨な虐待を受けて育った事が明らかにされています。
穂坂さん一家はこの団地に10年以上前まではお母さんときょうだい5人で住んでました。上から沙喜さん、長男、次男の大地さん、下に双子の女の子ですね。まだ子供たちが小学生の頃、上の子3人は母親から虐待を受けてたようです。
穂坂大地と姉の穂坂沙喜、兄の3人は、母親の穂坂由美子から日常的に暴言を浴びせられ、殴る蹴るの暴行を受けていたようです。衣服や食事なども十分に与えられず、風呂にも満足に入れないためにいつも同じ服を着ていて体臭もきつかったとの証言も出ています。
他にも、穂坂大地が4歳の頃に、母親の由美子がお腹に思い切りジャンプして飛び乗ろうとしたのを、証言者の母親が咄嗟に飛びついて止めた事があるとの穂坂大地を幼少の頃から知る人物の証言も出ています。
ある日、母親が4歳の大地のお腹の上で、ジャンプしようとしていた記憶はある。そのまま着地したら、大人の全体重が小さな子どものお腹の上に落ちるわけだから、とんでもないことになる。その恐ろしさがうっすら記憶にあって……。瞬時に大惨事を予期した僕の母親が、必死で飛びついて阻止した。止めなかったら、大地は絶対に死んでいた
一方で、下の双子の妹2人は特別扱いされており、綺麗な服を着せられていたとの証言も出ています。
そして、母親の由美子はこの双子の姉妹に命じて、穂坂大地の体を噛ませるという狂気じみた虐待も行っており、幼少期の穂坂大地には双子の妹に噛まれてできた楕円形のアザが身体中にあったそうです。
そのあざは母親が当時2歳くらいの双子の姉妹に命令して、大地の腕や身体を噛ませてできたものです。大地は、食事をまともに食べさせてもらえなかったのか、栄養失調でガリガリでした
さらに、母親の穂坂由美子は穂坂大地らに菓子の万引きを命じ、盗んだ量が少ないと激昂して鉄パイプで殴ったり、殴る蹴るの暴行を加えていたとの証言も出ています。
下の双子は身ぎれいにして可愛がられていましたが、沙喜ちゃんと長男、大地君の扱いはひどくて、人目があるところでも母親に鉄パイプで殴られていた。母親からお菓子の万引きもやらされていたと息子から聞いています。
盗んだお菓子が少ないと、由美子さんは『こんなんで腹いっぱいになるか!』と子供たちを殴ったり蹴ったりしたそうです。
こうした母親からの虐待に耐えかねてか、穂坂大地とその兄が家出をして保護された事もあったようです。
また、母親の交際相手が来ると、兄弟らは自宅から追い出され、夜中に団地の外にいるところを近隣住民に度々目撃されていたとの事です。
「長男と次男の大地が家出をはかり、家から3kmほど離れた場所で夜11時頃保護されたことがありました。一番上の男の子が可哀相だったのはよく覚えています。真冬の夜、市営住宅の階段に半袖半ズボン姿で座って凍えていたことは1度や2度じゃありません」
穂坂大地の生い立ち② 小学生時代から異常行動が多く知的障害の疑いも
母親からの虐待の影響があったかは不明ながら、小学生時代の穂坂大地はかなり凶暴な性格で周囲への暴力が問題になっていたようです。
落ち着きなく授業中に歩き回り、突然大きな声を出す事もあったとの事で、何らかの知的障害の疑いも持たれていたようです。(穂坂大地が知的障害者向けの職場で勤務していたとの報道も出ているため、実際に知的障害を持っていた可能性が高い)
小学生の頃の大地くんは授業中に歩き回ったり、急に大きな声を出したりしていた。思い通りにならないと暴れ出すことも多く、いきなり蹴ったり、人に向かって石を投げたりすることも。
また、小学生時代の穂坂大地が兄と共に飼っていたペットを虐待しているところも近隣住民に目撃されています。
長男も次男の大地くんも粗暴で、投石や女の子に殴る蹴るなどの暴力を振るうだけでなく、飼っていた雑種犬を木の棒で叩いたりしていましたよ。キャンキャン鳴いて必死で逃げる犬を、ヘラヘラ笑いながら兄弟で叩いてたんです。まだ2人とも小学校高学年くらいでしたけど、その残虐性には大人の私でも引いてしまいました。
さらに、小学6年生の時には、穂坂大地は同級生の女子に足を引っ掛けて階段から転落させ、後遺症が残るほどの大怪我を負わせています。
その時、下から穂坂大地が駆け上がってきて、娘に足を引っかけて転ばせたのです。その拍子に娘は頭から落下し、右手に握っていた牛乳瓶が粉々に割れ、無数の破片が突き刺さってしまいました
穂坂大地の生い立ち③ 22歳で実家を出て知的障害者向けの職場で勤務
穂坂大地の小学校を卒業してからの中学や高校時代の生い立ちについては関係者の証言が全くなく情報がありません。
穂坂大地に関する次の情報は、事件から見て12年ほど前、22歳くらいの時に実家を出て一人暮らしを始めたというものです。
穂坂大地はアパートで一人暮らしを始め、生活保護を受けて知的障害者向けの職場で働いていたという事です。
「大地くんが22歳ぐらいだったと思います。なにしろ、“母親の虐待がひどいから”と言って、アパートで一人暮らしを始めた。生活保護を受けながら、知的障害者のための職場にも通っていた」
この事から、穂坂大地は知的障害者認定を受けていると思われます。
穂坂大地はこの職場でもトラブルを起こし、管理職の男性と揉めて別の職場に移る事になったようです。
穂坂大地の生い立ち④ 20歳近く年上の女性と結婚するもDVで破綻
穂坂大地はその後、25歳くらいの時に、職場で知り合ったという20歳近く年上の女性と結婚しています。
穂坂大地はこの結婚相手と市営住宅で暮らし始めますが、事件から見て1年前(2022年中と思われる)に、穂坂大地のDVが原因で結婚生活は破綻し、離婚か別居状態になったという事です。
大地容疑者は、年上女性と結婚。2人は市営住宅に移り住んだが、1年前に結婚生活は破綻してしまう。
「ちゃんと離婚したのか、別居状態のままなのかは、わかりません。でも、大地くんが奥さんにDVをしたのが原因みたいです。
穂坂大地の生い立ち⑤ 実家へ戻って母親と修くんを虐待し今回の事件へ
穂坂大地は20歳くらい上の女性との結婚生活が破綻した後の2022年暮頃に、母親と兄弟(姉の沙喜と双子の妹2人)と沙喜の息子で犠牲者の修くんが住んでいた実家(事件のあった兵庫県神戸市西区の集合住宅)に戻っています。
穂坂大地は戻った実家で暴力的、支配的に振る舞うようになり、母親や兄弟ら、事件の犠牲者となる修くんに対して虐待を行うようになったと見られています。
穂坂大地が家族に合流した後の2月頃から修くんは保育園を休みがちになり、4月には修くんの身体にアザがあるのを見つけた保育園関係者が役所に通報。5月から6月にかけて役所や市のこども家庭センターの職員が穂坂家を訪問していますが、穂坂大地ら家族によって修くんの一時保護は拒否されています。
そして、6月22日に修くんは遺体となって発見される事になりました。
穂坂大地の家族構成は母親と兄弟が姉と兄、双子の妹2人で父親は所在不明
穂坂大地の家族構成は、亡くなった甥っ子の修くんの他に、母親(今回の事件で監禁と傷害の被害者となっている祖母)、姉(被害者の修くんの母親の穂坂沙喜)、兄、双子の妹の朝美と朝華の兄弟4人の存在が明らかになっています。
このうち長男は実家を出て別居しています。また、父親は生死も所在も不明となっています。
穂坂大地の兄弟のうち被害者の母親で長女の穂坂沙喜には軽度の知的障害
坂大地の兄弟のうち複数が知的障害者向けの療育手帳を所有していると報じられていますが、そのうちの1人は姉(兄弟の長女)の穂坂沙喜のようです。
穂坂沙喜については、中学校から特別支援学級に通い、高校も特別支援学校に通っていたようです。
「沙喜には軽度の知的障害があり、中学ではなかよし学級、高校は特別支援学校に通っていました」
 とは、修君の母親で、今回逮捕された沙喜容疑者の20年来の友人。
ただ、知的障害といっても軽度で、運動神経も良く高校時代には全国障害者スポーツ大会に陸上競技で出場しています。また、母親の由美子が虐待に加え育児放棄状態でもあったため、兄弟らの面倒や家事はずっと穂坂沙喜が担当していたようです。
高校卒業後はアパレル関係の会社に障害者枠で採用され、その後も保育園や携帯電話会社などで働いていたと報じられています。
しかしその後は、三宮のキャバクラやガールズバーで働くようになり、この頃にホストにハマって、あるホストとの間にできたのが修くんとの証言も出ています。
その後は三宮のキャバクラやガールズバーに流れていった。そこでホストを好きになって、身ごもったのが修君。
一方、穂坂大地と穂坂沙喜が指を絡ませて手を繋いで歩いていたとの目撃証言も複数出ており、兄弟間でただならぬ関係があったのではと勘繰るような見方も見られるようです。
穂坂大地の父親(被害男児の祖父)の所在や生死は不明
穂坂大地の父親については、所在や生死は不明と報じられています。
祖母の夫の所在や生死は不明。
また、穂坂大地ら上の兄弟3人と、下の双子の妹2人とは父親が違うとの証言も出ています。
上の3姉弟と、下の双子の姉妹が、父親が違うんです。まだ下の双子が小さいころ、母親は猫かわいがりをしていて、父親と思われる男性とも同居していた
父親が違うというのが、母親の由美子が上の3人を虐待し、下の2人を特別扱いしていた事と関連していると見られています。
穂坂大地の母親(被害男児の祖母)は虐待以外にも数々の異常行動
穂坂大地の母親の穂坂由美子は、今回の事件では逮捕された兄弟らによる監禁と傷害の被害者となっていますが、この家族を知る周辺の人々からは、かつてこの母親が兄弟らに凄惨な虐待をしていたとの証言が多数出ており、この母親の虐待行為が今回の事件と関連しているとの見方が強まっています。
そして、この母親は虐待以外にも、数々の異常行動をしていた事も証言によって明らかにされています。
穂坂大地の母親は近隣トラブルを常に起こしていた
穂坂大地の母親の由美子は、かつて住んでいた兵庫県神戸市垂水区の市営住宅で日常的に近隣トラブルを起こしていたようです。
穂坂家は3階に住んでいたのですが、ベランダや共用通路にもごみが溢れ出していて、母親は窓から生ごみを投げ捨てるなど無茶苦茶でした。
穂坂大地の母親の由美子は、生ごみを放置したり、窓から捨てたりして異臭騒ぎを頻繁に起こしていた他、ペット禁止の市営住宅で動物をたくさん飼育していたようです。
しかも、このペットの世話は子供らに任せきりで、まともな世話もされずに死亡したペットの死骸が敷地内に放置されていたり、穂坂大地らがペットを虐待する様子も近隣住民に目撃されています。
「市営住宅はペット禁止なのですが、猫、ウサギ、鳥をたくさん飼っていた。あまりの獣臭に住人から不満が噴出し、市の職員が注意したら、由美子さんは『ほかにもペット飼ってるところあるのに何でうちだけ言われなアカンねん』と追い返していました。市営住宅の敷地内に放置された鳥やウサギの死骸を見た人もいるそうです」
こうした苦情があまりにも多数寄せられたため、穂坂大地の母親らはこの集合住宅を追い出される形となり、事件のあった兵庫県神戸市西区の集合住宅に転居したとの情報も出ています。
穂坂大地が同級生に大怪我を負わせた際にも母親は異常行動
 穂坂大地は小学6年生の時に、同級生の女子を階段から転落させて、後遺症が残るほどの大怪我を負わせています。
この時の穂坂大地の母親の行動も異常なものだったようです。穂坂大地の母親はこの事件後も一向に被害者女子生徒の家族の元へ謝りに訪れず、見かねた担任の教師が面会の場をセッティングした事でようやく顔を見せたそうです。
この時、穂坂大地の母親は、被害者の遺族にまともな謝罪もなく顔を見るなり「これ、息子が悪いことしたから」と言って安物のクッキー缶を渡してきたそうです。被害者の親はあまりの怒りにその場でクッキー缶を突き返したそうです。
母親はいっこうに謝りに来なかった。担任の先生が見かねて3月に面会をセッティングしてくれたのですが、大地を連れた母親は私を見るなり“これ、息子が悪いことしたから”と、安物のクッキーの缶を渡してきた。私は感情が抑えられないまま突っ返しました。
しかもその後、穂坂大地の母親は被害者の治療費や慰謝料などの支払いに全く応じずにトラブルに発展。穂坂大地の母親は「その子が割れるような物を持っていたからあかんのやろ」などと、被害者の女子生徒が牛乳瓶を運んでいた事(学校行事の役割として運んでいた)が悪いなどと信じがたい主張をしていたそうです。
大地の母親は“その子が割れるような物を持ってたからあかんのやろ”というような主張をしていたようです。
穂坂大地の母親は生活保護費をギャンブルで散財
今回の事件では、穂坂大地の母親が自宅で監禁状態になっていた事も事件化されています。
しかしどうやらこれは、穂坂大地の母親には病的な散財癖があり、生活保護費を全てパチンコなどのギャンブルで使い果たしてしまうため、困り果てた穂坂大地と兄弟らが金を遣わないよう拘束したという理由があったと見られています。
「祖母は金遣いが荒く、近隣のパチンコ屋などで散財を繰り返していました。きょうだいの一部は“母を監禁したのは浪費を防ぐためだった”と供述しています」
このように、穂坂大地の母親の由美子には、あまりにも多くの常軌を逸した異常行動が多くあったとの証言が出ており、一部からは逮捕された兄弟らに対する同情の声も上がっているようです。
穂坂大地の家族は生活保護受給で全員が無職で兄弟複数に知的障害
穂坂大地の知的障害や生活保護受給にも関心が高まっています。
報道では、穂坂大地を含めた複数の兄弟に知的障害があり、母親の由美子にも数年前から身体障害があって生活保護を受給していた事が明らかにされています。事件当時、家族は全員が無職の状態でした。
一家は全員無職で、由美子さんには身体障害があり、生活保護を受給していました。また、複数のきょうだいが知的障害者向けの療育手帳を持っていました
穂坂大地と家族の世帯には、生活保護が約35万円毎月支給されているとの事です。(現在も支給されている)
穂坂家には毎月、家賃補助と合わせ少なくとも約35万円の生活保護手当が支給されていたとみられる。
穂坂大地の高校
穂坂大地の高校に関する情報は出ていません。
穂坂大地のfacebookにも高校など学歴に関する情報は掲載されていません。
穂坂大地は22歳の頃に知的障害者向けの職場で働いていたとの証言が出ている事から、高校は特別支援学校に通っていた可能性も考えられますが、裏付ける情報は出ていません。
穂坂大地の中学時代と高校時代の証言は全く出ていないため、中学にも高校にもまともに通っていなかった可能性も考えられそうです。
穂坂大地の顔画像もfacebookなどで特定され話題に
穂坂大地のfacebookアカウントが特定されています。
プロフィール画像には、穂坂大地の顔画像と、年上の女性とのツーショットが掲載されています。
この女性は当初、穂坂大地の母親由美子ではないかと言われていたのですが、関係者の証言で穂坂大地の結婚相手の20歳以上年上の女性である事がわかっています。
大地くんと、母親と思われる50代くらいの女性が写ってるでしょ。あれは母親ではなく、彼の妻ですよ
穂高大地の事件の動機は母親への復讐と見る向きも
穂坂大地が今回の事件を起こした動機は2023年7月の現在の時点では明らかにされていません。
取り調べは続いているようですが、現時点で明確な動機に関する供述があったとは発表されていません。
穂坂大地の過去を知る人々からは、穂坂大地が過去に母親から受けた虐待の復讐として今回の事件を起こしたのではと、その動機を推測する見方も出ています。
大地が主犯格、先導したかたちで、母親を監禁して、暴力を振るったんでしょう。それで、ほかのきょうだいたちも仕方なく従ったはず。だけど、それは長年の恨みで、もともとの原因は母親のほうにある。大地が大きくなって、とんでもない母親、まともじゃない母親へ、仕返しをしただけですよ。大地は幼いころから、母親の虐待をいちばん受けていましたからね。
また、自身の甥っ子である修くんへの虐待行為の動機についても明らかにされていませんが、一部のメディアは、穂坂大地が母親の愛情を受けている修くん(修くんは母親の穂坂沙喜からの虐待も受けていたが、穂坂大地に比べれば愛情を受けていた)に嫉妬して攻撃性に変わったのではとの見方も出ています。
もしかしたら大地容疑者は母親が愛情を注いでいる修ちゃんに、自分を重ね合わせて、嫉妬してしまったのかもしれない。
穂坂大地の動機の解明にも注目が集まります。
まとめ
今回は、2023年6月22日に兵庫県神戸市西区で発覚した「神戸6歳男児死体遺棄事件」の主犯格と見られる穂坂大地についてまとめてみました。
穂坂大地は壮絶な生い立ちを持ち、今回の事件では傷害と監禁の被害者となっている母親の由美子から凄惨な虐待を受けて成長し、その影響もあってか小学生時代には周囲に対してい凶暴性を発揮して、小学校6年生の時には同級生の女子生徒を階段から突き落として後遺症が残るほどの大怪我を負わせる事件も起こしています。
穂坂大地はこの事件後に別の学校に引っ越しをしたとの事ですが、中学や高校時代の情報は全く出ておらず、まともに学校に通っていなかった可能性が高いようです。
その後は、知的障害者向けの職場で働き、そこで知り合った20歳以上年上の女性と結婚していますが、穂坂大地のDVが原因で結婚生活は破綻し、2022年の暮頃に実家へ戻り、今回の事件を引き起こしています。
穂坂大地の家族は、母親の由美子と所在も生死も不明の父親、兄と姉(被害者の修くんの母親の穂坂沙喜)、双子の妹2人の存在が明らかになっています。このうち長男を除く兄弟4人が今回の事件で逮捕されています。
穂坂大地の母親と今回逮捕された兄弟全員は事件のあった集合住宅で一緒に暮らしており、全員が無職で生活保護を受給していました。また、兄弟のうちの複数に知的障害があったようです。
穂坂大地の事件の動機は現在の時点では明らかにされていませんが、虐待を受けた母親に対する復讐や、甥っ子の修くんへの歪んだ嫉妬が動機になったのではと見る向きもあるようです。