千葉県市川市のマンションで自分の母親を殺害しバラバラにした新かほり容疑者が話題です。
この記事では新かほり容疑者の生い立ちと実家、父親や母親など家族、結婚、高校や大学、事件を起こすまでの経歴、ハマっていた宗教や事件の不可解な動機などについてまとめました。
新かほりは千葉県市川市の母親バラバラ遺体事件で逮捕の女
新かほり(あたらし・かおり)容疑者(事件当時45歳)は、2023年6月28日に千葉県市川市南行徳3丁目のマンションの一室でバラバラにされた遺体が見つかった事件で死体損壊と死体遺棄の容疑で逮捕された女です。
事件当時、新かほり容疑者は現場となったマンションで当時75歳の母親の博子さんと2人で暮らしており、その後の警察による調べで発見された遺体は母親の博子さんである事が確認されました。また、司法解剖により、母親の博子さんは6月24~27日の間に死亡した可能性が高く死因は首を圧迫された事による窒息死だった事もわかっています。
新かほり容疑者は取り調べに「寝ている間に母親の首を絞めて殺した。浴室に連れて行き、家にあった包丁で切断した。遺体の一部を食べた。他の一部も後で食べるつもりだった」などと供述しているという事です。
母親の博子さんの遺体は頭部や手足などバラバラに切断されており、食道と膀胱などの一部の部位が発見されておらず、新かほり容疑者が食道や膀胱を食べた可能性があると見られています。
新かほりの生い立ち
新かほり容疑者の生い立ちについては、近所の住民によれば、子供時代は今回の事件現場のマンションから1.5kmほどの場所にある千葉県市川市内の一戸建てで育ち、地元の公立小学校と中学校を卒業しているようです。
新かほり容疑者が育った一戸建ては父親が1981年(事件から見て42年前)に購入しており、新かほり容疑者は3歳頃からこの家で育っています。当時は、父親と母親、兄の4人家族で暮らしていたようです。
子供の頃の新かほり容疑者については、「会えばいつも挨拶する子」、「スポーツは昔から好きで明るい子」、「中学時代はおとなしかった」などの近隣住民の証言が出ています。
一方で、新かほり容疑者の父親と母親はその頃から夫婦仲の悪さが近所でも有名で、頻繁に怒鳴り合いの声や物を投げて壊すような音が響くほどの大喧嘩をしていたそうです。
新かほり容疑者は小学生の頃から、父親と母親の夫婦仲の悪さが近所でどのように見られているか悟っている節があったそうで、同級生の親に「家で遊んでいく?」と誘われても遠慮して入らないような子供だったそうです。
かほりちゃんはそんな一家が周囲からどう見られているのか、小学校の頃から冷静に見ている節があって、同級生の親御さんが『お家のなかで遊ぶ?』と誘っても遠慮して入ってこないような子でした。どこか線引きしているような印象がありました。
新かほり容疑者の生い立ちについては、明るい子だった、礼儀正しい子だったとの証言が出ていますが、両親の仲が悪かったとの情報もあり、幼い頃の新かほり容疑者は、家族の険悪な雰囲気を中和しようと務めて明るく、良い子に振る舞って無理をしていた事も考えられるかと思います。そうした抑圧が大人になってから噴出し家族への攻撃性に変わるという例は心理学の分野ではよく見られるようです。
新かほりの実家は事件のあった千葉県市川市南行徳3丁目のマンション
新かほりの実家は、今回の事件現場となった千葉県市川市南行徳3丁目のマンションの2階です。幼い頃の実家である一軒家はこのマンションから1.5kmの場所にあるという事ですが、現在は引き払っていると見られます。
新かほり容疑者の実家のマンションですが、事件報道での映像や画像などから、「シティテラス南行徳 テラスA」である事が特定されています。新かほり容疑者と母親はこの実家マンションの2階の角部屋に住んでいたようです。
登記簿謄本によると、この実家マンションは新かほり容疑者の父親が2015年に新築で購入しているようです。当時の価格は3600万円ほどだったようです。
新かほりの家族① 母親(事件の被害者の博子さん)
新かほり容疑者の家族については、母親と父親、兄、兄の2人の子供、母方の祖母の存在が明らかになっています。
今回の事件で新かほり容疑者が殺害しバラバラにしたと見られている母親の博子さんは、近隣住民の証言によれば、活発なタイプで自宅にトレーニング器具を揃え、会員制のテニスクラブやスポーツジムに頻繁に通っていたそうです。
お母さんは専業主婦で、ご夫婦とも自宅にジム用のトレーニング器具をそろえるほどのスポーツマンで、お母さんはテニスクラブやジムにもよく通っておられましたよ。
また、母親の博子さんは過去には冷凍食品の試食販売の仕事もしており、ホームパーティを開いて実演して売るといった事もしていたそうです。
お母さんは活発な人で、昔は冷凍食品の試食会販売をやっていて、ホームパーティで人を集めて実演してその場で売るということをやったりもしていました。
新かほりはうつ病の母親の介護に疲弊していた
 

若い頃は活発でアグレッシブな印象を受ける新かほり容疑者の母親の博子さんですが、ここ数年は認知症かうつ病かで介護が必要な状態になっており、関係者の証言によると、新かほり容疑者は母親の介護で疲弊している様子も見られたという事です。
お母さんとの関係がうまくいってないというか、疲弊している感じはありました。よく口論になっていたようで、『お母さんが子供みたいにワガママになってるの』とたびたびこぼしていました。でも彼女は優しくて、『これはお母さんの脳トレにいいかも』と筆ペンを買っていたこともあります。お母さんはうつ病だったという報道を見ましたが、かほり先生の話を聞いていた私は、てっきり軽度の認知症だと思っていました。
新かほりの家族② 父親は外資系大手メーカー勤務のエリートだったが死去
新かほり容疑者の父親については、若い頃は有名私立大出身で外資系大手で働いており、海外赴任の経験もあるエリート会社員だったとの事です。
お父さんが有名私立大を出て外資系超大手メーカー勤務、海外生活も長いエリートでした。
また、その見た目についても「体格も良く映画スターのようないい男だった」との証言が近隣住民から出ています。
しかし、新かほり容疑者の父親は仕事を引退後に色々な病気を患い、足が動かなくなる病気に罹って2019年頃に亡くなられています。
お父さんは退職後にいろいろご病気をされて、最後は足が動かなくなる難しい名前の病気になって何年か前に亡くなりました。
新かほりの家族③ 兄は結婚していて子供が2人いるが何らかの事情で実家に戻っていた
新かほり容疑者には兄が1人おり、結婚していて子供も2人いる事がわかっています。
近隣住民の証言によると、2010年代の前半頃に、この兄が子供2人を連れて千葉県市川市内の実家に戻ってきて、子供2人の面倒を新かほり容疑者が見ていたそうです。
結婚して独立していたお兄ちゃんが幼子を2人連れて戻ってきて、その子たちの面倒をかほりちゃんが見ていたようでした。
新かほり容疑者の兄がどのような事情で子供を連れて戻ってきたのかは不明ながら、子供2人だけを連れて戻ったようなので、結婚していた相手とは離婚したか死別するかの何らかの事情で別れた可能性が高いように思われます。
ただその後、この一軒家からマンション(事件のあった市川市内のマンション)に一家が引越しをするタイミングで、兄と2人の子供は別の場所で暮らすようになったとの事です。
兄とその子どもは別の場所で暮らすことに。
また、新かほり容疑者は、仕事の同僚に兄は弁護士志望で司法試験を何度も受けていると話していたようです。
お兄さんについては『弁護士になるために何度も司法試験を受けている』と言っていました。
新かほりの家族④ 祖母は父親の後を追うように死去
新かほり容疑者の母方の祖母は、途中から市川市の一軒家で家族と同居するようになっています。
近隣住民によると、新かほり容疑者の母親が祖母(母親にとっては実母)に怒鳴り声を上げる様子も頻繁に目撃されていたという事です。
母方のおばあちゃんも同居するようになり、そのころになるとお父さんの病状が悪化して体がだんだん動かなくなって、リハビリなのか家の前をよく散歩するようになりました。お母さんはお父さんではなく、おばあちゃんに対してしょっちゅう怒鳴り声をあげているようでした。
この新かほり容疑者の祖母は、家族が一軒家からマンションに引っ越すタイミングで、老人ホームに入所しています。この頃には認知症を患っていたという事です。
同マンションに引っ越すタイミングで、認知症だった祖母は老人ホームへ入所
その後、父親が2019年に亡くなってすぐ後、この祖母も亡くなったという事です。
「以前から身体の具合が悪かった父親がさらに悪化し、亡くなったようです。そして、後を追うように祖母も息を引き取った」(近所の住民)
新かほりの結婚
新かほり容疑者は結婚しておらず独身です。
新かほり容疑者に、これまでに結婚歴があるのかは不明ですが、新かほりがインストラクターを務めていたスポーツジムの利用者の1人は新かほり容疑者が「もう結婚しない。独り身でいるつもり」と話しているのを耳にした事があるそうです。
『自分はもう結婚しない。独り身でいるつもり』と言っていたこともありました。
新かほりの高校
新かほり容疑者の高校に関する情報はありません。ただ、新かほり容疑者の小・中学校時代の同級生の母親や近隣住民が、「地元の私立大学に通っていた記憶がある」、「高校卒業後はロードバイクに乗って颯爽とどこかへ出掛けていくのを見た」などの内容を証言しているので、高校を卒業しているのは間違いないと思われます。
かほりちゃんは地元の公立小学校から中学を経て、地元の私立大学に通っていた記憶があります。
新かほりの大学は地元の私立
新かほり容疑者の大学については、上でも触れたように近隣住民が、地元の私立大学に通っていた記憶があると証言しています。
市川市内の私立大学というと、「和洋女子大学」、「千葉商科大学」などがありますが、「地元の私立大学」という意外に新かほり容疑者の大学を示すヒントが出ていないため、出身大学を絞り込む事は難しいです。
新かほりの経歴は大学卒業後スポーツジムのインストラクター
新かほり容疑者の経歴については、大学卒業後にヨガインストラクターの仕事を始めたという情報が出ているものの、それ以上の詳しい経歴は明らかになっていません。
新かほり容疑者はいくつかのジムでnインストラクターの仕事をし、少なくとも事件の数年前からはアメリカに本拠を置き世界展開する大手フィットネスジム「ゴールドジム」で働いていたようです。
ヨガや体幹トレーニングの他、「ZUMBA」というラテン音楽とダンスを組み合わせた南米発祥のフィットネスプログラムの講師を担当していたという事です。
新容疑者は県内や都内の複数のトレーニングジムなどでヨガや体幹トレーニング、ZUMBA(南米発祥のダンスフィットネスプログラム)などの講師をしていた。
新かほりは講師としては評判が良かったという事ですが、事件を起こす約3ヶ月前の2023年3月末にジムを辞めています。
新かほりの宗教は「K」というスピリチュアル団体か
新かほり容疑者は、警察の取り調べに「霊媒師になるために母親を殺した」などと供述しているとの事です。
この事から、新かほり容疑者が何らかの新宗教にハマり、それが今回の事件に繋がったのではとの推測も出ています。
ただ、近隣住民からは、これまで新かほり容疑者に関連して宗教の話や噂を聞いた事はないとの証言が複数出ています。
本当にいい子という印象しかないし、宗教の話とかも聞いたことがないので、霊媒師がどうとかいうこともちょっと信じられません
「ここ(前出の一戸建て)にいるときは、宗教にハマっているなんて聞いたことない。あのマンションに行ってから、相次いで家族に不幸が起きている。彼女がそれを一身に背負ってしまったのかもしれない」(前出・近所の主婦)
一方で、新かほり容疑者は事件から見て約3年前に、都内の霊媒師の元を訪れ、うつ症状のある母親についての相談を受けて除霊を受けていた事がわかっています。この霊媒師の方がテレビニュースの取材に答えられています。
また、フィットネスジムで新かほり容疑者と交流があったという同僚の方が、新かほり容疑者がジムを辞める直前に、占いや霊視などの勉強会に行っている事を聞いたとの証言をされています。
実をいうと彼女がここのジムを離れる直前の今年3月末に、占いや霊視みたいな勉強会に行っていると聞きました。
さらに、新かほり容疑者は自身のfacebookで、事件を起こす数週間ほど前から、あるスピリチュアル団体(宗教団体である事は否定している)のアカウントに頻繁に顔を出しており、その教えを信奉していた事がわかっています。
新容疑者は事件を起こす数週間前から、スピリチュアル団体「K」に傾倒していた。「K」は、男性シンガーソングライターのAさんが主催する団体だ。
上の記事では「K」とイニシャルで書かれていますが、このスピリチュアル団体は「神人」というもので、正確には主宰者の蛯名健仁さんという方が「神人」という名前で活動されているという事のようです。
この方は、1969年1月20日の生まれ、青森県八戸市の出身で、シンガーソングライターとシャーマン(霊媒師)、講師の肩書きで活動されているようです。
1998年に霊媒体質に覚醒し、異次元存在と対話するようになり、それを人々に伝えるためにライブや講演会を開催しているという事です。
神人氏のプロフィールには以下の一文も書かれており、宗教団体ではないと主張されています。
既存の宗教・政治団体とは一切関わりはなく、宗教法人の設立を目指すものでもございません。
新かほりが母親を殺害しバラバラにした動機
新かほり容疑者が母親の博子さんを殺害してバラバラにした動機は現在の時点でははっきりとはわかっていません。
ただ、新かほり容疑者は警察の取り調べに「霊媒師になるために母親を殺す必要があった」、「霊媒師になるために修行に行く必要があり、母がいると邪魔だった」などの内容を供述しているとの事です。
新かほり容疑者(45)が逮捕されました。70代の母親とみられる遺体を切断し、遺棄した疑いがもたれています。「母を殺して解体した」と容疑を認めていて、動機については「霊媒師になるために殺す必要があった」と供述しているといいます。
こうした供述内容から、新かほり容疑者は霊媒師になりたいと思い修行に出ようとしたが、認知症かうつ病かで介護が必要な母親がいると修行に出られないため、邪魔になったというのが犯行の動機になった可能性が考えられます。
新かほり容疑者と宗教的、スピリチュアル的な要素が関連づけられて、母親を食べて霊的な力を得ようと妄想したのが動機ではといった見方も出ていますが、現時点ではそのような供述はないようです。
まとめ 
今回は、2023年6月28日に千葉県市川市南行徳のマンションの一室でバラバラにされた遺体が見つかった事件で、死体遺棄と損壊の容疑で逮捕された新かほり容疑者についてまとめてみました。
見つかった遺体は新かほり容疑者の母親の博子さんである事が確認されており、新かほり容疑者は母親の首を絞めて殺害し風呂場でバラバラにした。位置の一部を食べたなどと供述しています。
新かほり容疑者の生い立ちについては、幼い頃は、事件現場となったマンションから約1.5kmほどの場所にある一戸建てで育ち、大手外資系に勤めていた父親と活発な母親、兄の4人家族で育っています。
小学生時代から明るく、礼儀正しい子供だったとの証言が出ていますが、両親の不仲が近所で知られており、それを恥じてか同級生の親などに対して遠慮をするような一面もあったそうです。

 

新かほり容疑者は地元の公立小・中学校を卒業後、高校へ進学しています。高校についての情報は一切なくどこ高校に通っていたのかは不明ですが、卒業しているのは間違いないようです。
高校卒業後は地元の私立大学に進学したようです。
大学卒業後の経歴については、スポーツジムのインストラクターとして働き、事件から見て数年前からは、世界的に展開する大手スポーツジム「ゴールドジム」でヨガや「ZUMBA」のインストラクターをしていたようです。しかし、事件数ヶ月前の2023年3月末でこのジムを辞めています。また、新かほり容疑者は結婚はしておらず独身で、事件当時は母親と2人で事件現場となるマンションで暮らしていました。
新かほり容疑者は動機について「霊媒師になる修行に出るのに母親が邪魔だった」などと話しており、この事から何らかの新宗教にハマっていたのではと見られています。