2024/7/3
112右麻痺と言う進化⑤鼻毛
くれぐれもこの投稿はノンフィクション
前回、鼻毛の話に入り、
「鼻毛を抜いた時に涙が出ることがあるが、
必ず抜いた鼻の穴の側の目から出る[3]。これは反射を司る蝶形 口蓋神経節は左右にあり、 局所的な刺激では片方だけしか反応しないからである[3]。」 ウィキペディア
僕はここ最近、無理矢理鼻毛を抜くのを辞めた。
ところでもう一つの鼻毛の話題に触れたい。
それは、臭毛と言う毛の事である。
鼻は呼吸の他に臭いを感じる機能がある。
においはどのようにキャッチされるの?
「嗅覚をつかさどっている感覚神経は嗅神経です。
嗅神経の仕組みを簡単にみてみましょう。 上鼻道の天井部分は嗅粘膜という粘膜組織で覆われており、
粘液が分泌されています。 この天井部分は切手1枚分程度の広さで、嗅上皮と呼ばれます。 嗅上皮には嗅細胞が約500万個もあり、 粘液から突き出すように嗅毛という感覚毛が生えています。 吸い込まれた空気が上鼻道に突き当たると、 空気に含まれているにおいの分子が嗅毛を震わせます。 この振動が嗅毛の根元にある嗅神経に伝わり、 嗅神経を通して電気信号として大脳皮質の嗅覚野に送られ、 においとして認識されます。 嗅神経の先端は丸くなっているので、嗅球と呼ばれています。」
看護roo
確か、人間の毛は全部で500万本あると、以前学んだ。
臭毛とは
「ヒトが目で見ることができる普通の「鼻毛」は1つの鼻に約50
本生えているが、ニオイを感じる「嗅毛」は「嗅繊毛( きゅうせんもう)」とも呼ばれ、鼻の奥に5000万~1億本も生 えている。 その嗅毛の大きさは約1000分の2ミリで、
顕微鏡を使わないと見えないほど小さい。その小さな嗅毛が「 嗅細胞」または「嗅覚受容神経」と呼ばれるニオイを感じる細胞に 5~10本くらいまとまって生えている。」Copyright © 雑学ネタ帳. All Rights Reserved.
人間の体にある通常の毛は全部で500万本でその太さは7、80
それに対して人間の臭毛は全部で同じく500万本でその太さは2
鼻の上部にこんな世界が拓けていると考えた事は有っただろうか?
しかもこの近くの耳の奥には、あの有毛細胞が生えている。
有毛細胞 本数
「ヒトの内・外有毛細胞は、それぞれ約4千、1.5~2万個存在
し、一度障害されると再生されない。 蝸牛内にあり、内・外有毛細胞が存在し、 音波という物理的刺激を電気信号に変換する聴覚感受の一次器官。 2021年4月14日
内耳蝸牛由来の活性酸素が加齢・騒音などによる難聴を引き起こす | 神戸大学ニュースサイトwww.kobe-u.ac.jp › news › article」
纏めると鼻毛の役割は、
①鼻呼吸
②臭毛、臭球
そして、
③鼻のドライノーズ防止の為
と鼻には大別して3つの大役が与えられている。そしてそれは、
鼻毛の最後に、
「一般に,犬の嗅覚はヒトの 1 億倍まで 感知できるといわれていますが,それは 実験に用いたジャーマンシェパードの場 合で,ほかの犬種では精密な実験が行 われていません.
〜中略〜
ニオイは,鼻腔の嗅上皮に存在する 嗅細胞によって感受されますが,ヒトの 嗅上皮が3〜4cm2であるのに対し,犬,
特に長頭型の犬の嗅上皮は 150 cm2 もあります.また,嗅上皮の粘膜に ある「嗅毛」と呼ばれる線毛は,ニオイ を感覚受容器に導く働きをしますが,犬 の嗅毛はほかの動物のそれより本数が多 くて長いという観察記録があります.さら にヒトでは嗅細胞が 1 層であるのに,犬 では数層になっており,ヒトの 500 万個 に対し,犬は2億5千万から30億個の 嗅細胞があると推定されています.この ように,ニオイを感受する嗅細胞が圧倒 的に多いことが,犬の嗅覚が超高性能 であることの細胞学的な根拠となってい ます. また,犬には「ニオイの階層化」とい う特殊な能力があり,複数のニオイが混 ざり合っていても,個々のニオイを嗅ぎ分けることがで
きるといわれています. ニ オイが複雑に混ざっていても,手荷物の 中から麻薬を嗅ぎ分けたり,地面から犯 人が残したニオイ(おそらく酸臭)だけを嗅ぎ
分けたりすることができるのはその ためだと考えられます. なお,嗅神経は脳の先端に位置する 嗅球に集められますが,ヒトでは約 1.5 g であるのに対し,犬は中型犬でも6gも あります.ヒトの脳の大きさは犬の 10 倍もありますので,脳の大きさをそろえて比 較すると,犬はヒトの 40 倍の嗅球をもっ ていることになります.これも犬の嗅覚が 超高性能であることの根拠でしょう.」
人よりも、犬がどれだけ嗅覚の優れた動物であるかが良く分かる。
臭いを階層的に嗅ぎ分けるのも凄い事だ。
鼻が良い事による犬の幸せは、我々の想像を絶する。
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