2024年 7月1日月曜日
さて今回の「今日は何の日」は、7月1日が1年の後半の最初のス
申し訳ないが、ここ数年の新しい記念日はどうも実感がない。
企業の宣伝の様な記念日はどうも実感がない。
記念日を否定する訳では無い。
でもその歴史の短い記念日を語るには、
あまりにも思い入れが少ない。
僕のいる施設の80代、90代、100代のお年寄りに、
話題に持ち出すにはちょっと体重が軽い。
話題に持ち出すには皺が足らない。
今日はひとつひとつ簡単にコメントを入れたいと思います。
興味深い記事は、記事本文も入れてます。
なんか、楽をしているみたいで申し訳ない。
【国民安全の日】1
全略
「これは結構古い記念日であるのに認知度が低い様である。
人間の気はいつでも緩む物だと思います。」
【更生保護の日】2
法務省が1962年に制定。
1949年のこの日、「犯罪者予防更正法」が施行された。
以下略
「更生の機会は僕にはあったのだろうか？」
【こころの日】3
日本精神科看護技術協会が1998年に制定。
1987年のこの日、「精神衛生法」が「精神保健法」
• 日本精神科看護技術協会
「正常と言われる健常者さえ、
生きる本能がどこか狂っている現代。
全ての人は常に自分が認知で無いか、
反芻する必要は無いか？」
【童謡の日】4
日本童謡協会が1984年に制定。
1918年のこの日、多くの名作童話・
「このような日が記念日としては望ましい。」
【銀行の日】
5
「銀行には疲れた。」
【クレジットの日】31
日本クレジット産業協会が1977年に制定。
「今、最もYouTubeで聞こえるCMは、
消費者金融と携帯電話だ。」
「以下の数件は歴史もあり、
そこで働いて来た人々に、
魂の躍動を与える物だろう。
何故新しい事は夏の初めに始めるのかしら？
以下連番14番まで。
ウオークマンが入っているのが面白い。」
【弁理士の日】6
1899年のこの日、「特許代理業者登録規則」が制定され、
【建築士の日】7
日本建築士連合会が1987年に、
【郵便番号記念日】8
1968年のこの日、日本で郵便番号制度がスタートした。
• 郵便番号週間 7月1日～7月7日
【東京都政記念日】9
1943年のこの日、東京都制が施行され、
【東海道本線全通記念日】10
1889年のこの日、
【山形新幹線開業記念日】11
1992年のこの日、東京から山形までの山形新幹線が開業した。
【名神高速道路全通記念日】12
1965年のこの日、
【函館港開港記念日】13
1859(安政6)年のこの日、函館港が横浜・
【ウォークマンの日】14
1979年のこの日、ソニーが携帯式ヘッドホンステレオ「
【鉄スクラップの日】15
日本鉄リサイクル工業会が制定。
1975年の同会の設立日。
• 日本鉄リサイクル工業会
「僕はちょっとこの業界に関わった人。
本当にスクラップというのは不思議なビジネスだ。
鉄がある限り無くならない仕事ではある？
1円だってスクラップだ。」
【健康独立宣言の日】16
【壱岐焼酎の日】17
【琵琶湖の日】18
【テレビ時代劇の日】19
【JUNET記念日】20
【(旧)自治省発足記念日】21
「ここから建国。」
【カナダ・デー [カナダ]】22
カナダの建国記念日。1867年のこの日、
【中国共産党創立記念日 [中華人民共和国]】23
1921年のこの日、
【香港特別行政府設立記念日 [香港]】24
1997年のこの日、香港が中華人民共和国に返還され、
【独立記念日 [ルワンダ，ブルンジ]】25
1962年のこの日、ベルギー信託統治領ルアンダ＝
【共和国記念日 [ソマリア]】26
1960年のこの日、イタリア信託統治領ソマリア(南ソマリア)
「そして海、山。」
【山開き】27
昔登山は信仰行事であり、平日の登山は禁止されていたが、
現在では、ほとんどの山がこの日に山開きを行い、
【海開き】28
山開きのようにとくに日附は決まっていないが、
【新醸造年度，新酒造年度】29
醸造・酒造業界では7月1日から翌年6月30日までを1つの年度
→「酒は敢えてノーコメント」
【釜蓋朔日】30
この日から、地獄の釜の蓋が開いて鬼も亡者も休むとされ、
盂蘭盆
「仏教用語の「盂蘭盆会」の省略形として「盆」（一般に「お盆」
）と呼ばれる。盆とは文字どおり、本来は霊に対する供物を置く容 器を意味するため、供物を供え祀られる精霊の呼称となり、 盂蘭盆と混同されて習合したともいう説もある。現在でも精霊を「 ボンサマ」と呼ぶ地域がある。」
釜蓋朔日とは
「1日を釜蓋朔日（かまぶたついたち）と言い、
地獄の釜の蓋が開く日であり、一般的に1日からお盆である。 この日を境に墓参などして、ご先祖様等をお迎えし始める。 地域によっては山や川から里へ通じる道の草刈りをする。 これは故人の霊が山や川に居るという信仰に則り、その彼岸から家 に帰る故人が通りやすいように行う。また、 地域によっては言い伝えで「地獄の釜の開く時期は、池や川、 海などへ無暗に近づいたり、入ったりしてはならない」 というものもある。」ウィキペディア
詩「スクラップと釜」
その釜は、火の絶えた事が無い。
その釜は、煙の絶えた事が無い。
彼は今日も淡々とその釜にスクラップを放り込む。
彼は今日も何処かから鉄、銅、アルミを持って来ては、
淡々と釜に放り込む。
スクラップは材料毎に溶ける温度が違い、
彼はスクラップの重さで、
立ち所にスクラップの温度の違いを見極める。
彼はスクラップに砥石を当てて出る火花で、
立ち所にスクラップの材質の違いを見極める。
そうして様々なスクラップは、
インゴットと言う塊に変わる。
スクラップの過去はこの時点で不明となる。
彼は電気のエンジニアで、
国家の電線を新しい国際空港の工事現場から盗んだ。
そうして、当局からの出頭命令に何年も従わず、
遂に裁判所から懲役刑3年を食らった。
ある日突然彼は刑務所の網の向こうにいた。
不思議な光景だった。
この前まで一緒にソムタムとガイヤンをつついていた男が、
細い網の中にいる。
鉄格子というより網なのだ。
その網は細く、彼の逞しい腕なら、
直ぐにもこじ開けられそうだ。
でもその網を壊そう物なら、
網は、更に太くなる。
そして太った彼は細くなるのだろう。
この中にいる人は、
扉が開いたなら一斉に出てくるのだろう。
そして行方不明になるのだろう。
最初からここに入らずに、
そのまま行方不明になった部下が何人もいた。
彼らは職業を変え、
彼らは名前を変え、
彼らは家族を変え、
新しい境遇に淡々と暮らしている。
スクラップと彼等が違うのは、
人は、
火花や、
重さや、
色などで見分けられ無い事だ。
過去を溶かして、
新しいスクラップが歩めない事だ。
その新しい人生は何処かに無理があり、
何処かで必ずツケを払う事だ。
それはもう貴賤の別なく、
それはもう身分の別なく、
それはもう性別の違いなく、
苗字の長さなど関係なく、
悪事と善行を計りにかけ、
足し算引き算をすることなく、
釜の蓋が開いたら、
帰らなくてはいけない事だ。
合掌
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