95の窓
❻幾百回
❼幾千回と
❺再起動
❼窓の意義問う
❼無意味また意義
❻イクヒャッカイ
❼イクセンカイト
❺サイキドウ
❼マドノイギトウ
❼ムイミマタイギ
い‐ぎ【意義】
1 言葉によって表される意味・内容。「その語の本来の意義」
2 その事柄にふさわしい価値。値うち。「意義ある生活」
[類語]意味・意・意味合い・旨・ニュアンス・語感・本義・広義
・狭義・価値・義ぎ・概念・謂いい・こころ・語意・語義・字義・ 文意 ・含意・含み
1995年、
その年、僕の働いていた会社は、
シャープのザウルスを導入して、
シャープのザウルスを配布して、
会社のIT化に乗り出した。
そうして会社は暫くすると、
メビウスと、
ウィンドウズ95を配布して、
次のステップに乗り出した。
僕は面白くて沢山の解説本を買って、
ウィンドウズ95にのめり込んだ。
未だあの頃のコンピュータは、
大人のおもちゃと言う扱いで、
コンピュータを弄るのは、
就業時間外にするよう上司に叱られた。
でも少しずつコンピュータは存在感を見せ、
気がつくと僕は会社のIT担当者だった。
コンピュータのお陰で僕は近視が進行した。
コンピュータがトラブると、
無意味な時間が2時間、3時間平気で飛び去った。
その殆どが幾百回、幾千回と続く再起動だった。
その間中僕は何をするでも無く、
「窓」を見つめ続けた。
苦痛だった。
でも再起動の間、何故か目を話すと、
窓は更に悪い方向に行く。
だから見ていなくてはならない。
こんな事をしていても良いのだろうか?
とその時は思った。
でもあの時の再起動は無駄では無かった。
あの時の再起動は無意味では無かった。
あれをしていたからこそ、
今細かいトラブルシューティングが出来る。
トラブっても人に頼らなくても済む。
窓、林檎、管(くだ)、顔本(顔本)、紐(ひも)、事務所、
僕はギリギリでITの世界に間に合った。
豊か知恵と文化に触れ合う事が出来る。
その代償は大きかったけれども、
埋得と言う会社には感謝している点もある。
ザウルスとは
「ザウルス (Zaurus) は、シャープ株式会社が日本国内および海外で製造・販売していた
携帯情報端末 (PDA)の製品名である。」Wikipedia
ウィンドウズ95とは
「Microsoft Windows 95(マイクロソフト ウィンドウズ 95)は、マイクロソフトがWindows 3.1の後継として、1995年に発売したオペレーティングシス
テム (OS) である[2][3]。インターネットが一般に広まりはじめた時期に、業務用だけでなく、一般家庭にも急速な普及を見せた画期的な OSで、パソコンを爆発的に普及させる原動力となった。」Wik ipedia
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0の水平
❺麻痺晴れて
❼畳の床に
❺頬擦り
❼縁側の初夏
❼0の水平
❺マヒハレテ
❼タタミノユカニ
❺ホホコスリ
❼エンガワノショカ
❼ゼロノスイヘイ
右麻痺の僕の夢は…
いつかこの麻痺した右半身が、
昔のように正常に戻る事である。
無理な夢とは思えない。
無茶な希望とも思えない。
ただ遠い道のりなのは理解している。
でももし其れが叶うなら、
ついこの間相続に出された、
初夏の田舎の長家の、
畳の床に寝転んで、
そこに頬を擦り付けたい。
そうしてそのまま、
縁側に向かって泳ぎたい。
いつまでも、
いつまでも、
誰かが呼びに来るまで。
本家のおばあちゃんが枝豆を持って現れるまで。
宝門清水と言われた泉の音が聞こえるまで。
夏畳のゼロの水平を泳ぎたい。
いつまでも、
いつまでも、
母の夕食の準備が終わるまで………
合掌
※※※※※
言葉を学ぶ
❺言葉とは
❽心に身につけ
❺死は手ぶら
❽語彙音文法
❽広大な真理
vui vẻ nhé
❺コトバトハ
❽ココロニミニツケ
❺シハテブラ
❼ゴイネブンポウ
❽コウダイナシンリ
君、
語学を学ぶってたのしいね?
大変だけど楽しくない?
学んだ事は全て僕のもの。
膨大な知識は全て僕が身と心につけるもの。
誰のものでもない。
語彙、
発音、
文法、
その組み合わせが僕にとって最高の組み合わせだ。
これだけの知識を、
僕は手ぶらで冥界に持っていける。
すると例えばベトナム語なら、
日本の冥界の人口以上の人数と、
コミュニケーションが取れると言う訳だ。
言葉は嘘をつくけど、
言葉の学習は嘘をつかない。
これはChân lý【真理 】だ。
冥界とは
「冥界(めいかい/みょう(みやう)かい[1])、冥府(
めいふ)、冥土(めいど)、あの世(あのよ)は、 死後に行くとされている世界のこと。霊魂が行くとされる世界のこ と。」Wikipedia
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