2023/4/3

103 右麻痺の歯と🦷認知3

くれぐれもこの投稿はノンフィクション

 

この投稿は、そもそも一級障害者の僕が如何にして健常者より健康で健全になる事が出来るかを、自らの身体と、自らの生活を通じて試行錯誤、前進、進化を続ける、水曜日のノンフィクション投稿である。その中で、歯については特に以前の僕の放逸な生活からすれば、学ぶことが格段に多く、成果も得られ、現在50代後半になる僕は、この施設にいて最も多い認知症が、実は歯に一因があるらしいと言う情報を得て、歯の特にう蝕(むし歯)に対する知識を得たいと思った。するとう蝕は、そもそも僕たち人類が狩猟採集生活をしている頃には、非常に少ない疾病で、農耕生活を始めてから増えた疾病であると知り、人間はこの点において退化しており、600万年と言う人間の歴史に於いてもこの退化は未だ僅かな1万年の刹那に起こっている事だと知った。歯の劣化は即ち、認知症の増加?に繋がっているのでは。認知症も程度の差こそあれ障害者、健常者の仕切りなく皆が大なり小なり持っている事は、僕の持論として以前述べた。人間の優秀な頭脳が生み出した経済の生み出す過剰な食料の生産にも、マッチポンプな水掛け論にも、豊かな生活と言う言葉さえも空虚な響きに聞こえる。もしかして、人間は知足安分の過去に戻らないと滅びるだけなのかもしれない。分業した営みを出来るだけ早く自分行うべきかもしれない。

 

(出典は主に英語版Wikipedia)

狩猟採集生活から、農耕生活に移行すると、虫歯は増加した。

紀元前5000年頃、シュメール人は、歯にいる虫が、虫歯を作ると考えていた。同様の考えは、インド、エジプト、日本、中国にも見られた。

古代エジプト人の虫歯は、現代人よりはるかに少なかった。当時は、精製された炭水化物が無かったからである。ただし、石臼を使って穀物の粉を作ったために、石の粒が混入して、歯が磨耗する問題があった。あるミイラには虫歯が3本あり、高度な技術で治療が施され、金が充填されていた[77]。

ローマ帝国では、「調理した食品」の消費が増えて、虫歯は少しだけ増加した。

西暦1000年の少し前には、虫歯を持つ人の割合は3〜4%であり、どの集団も10%以下であった。しかし、西暦1000年頃、サトウキビが西洋社会に紹介されて、虫歯を持つ人の割合は大きく増加し、24〜25%ほどになった[77]。

「近代歯科学の父」と呼ばれるピエール・フォシャールは、虫が虫歯を作るのではなく[78]、砂糖が歯や歯肉に悪い影響を与えてできると述べた。

1850年頃に、さらに虫歯の数が急増した。産業革命によりサトウキビの利用が増大し、精製小麦粉を使ったパンや甘い紅茶が摂取されるようになったからである。

1890年代に、ウィロビー・D・ミラーW. D. Miller(1853-1907)は、口の中にいる細菌が、炭水化物から酸を作り、それが歯の構造を破壊するという説を提唱した。

1924年に、英国ロンドンにいたKilian Clarkeは、う蝕の部位から、連鎖球菌ストレプトコッカス・ミュータンスを発見した[79]。当時は、別の菌がう蝕の原因菌であると考えられていた。同氏は、これこそがう蝕の原因菌であると主張したが、それが証明されたのは1960年代であった。

1930年代に、アメリカ国立衛生研究所H. Trendley Deanらは、1mg/L(1ppm)のフッ素が効果的に虫歯を減らすことを示した。

第二次世界大戦中、砂糖の不足により日本、ノルウェーアイルランドでは砂糖の配給制が行われ、虫歯が減少した[77]。

 

もう一度、う蝕の勉強をする前に次の事を整理したい。

①人間は600万年と言う永い時間、殆ど狩猟採集生活者であった。狩猟生活者と言うのは、自分で食料を作らない。その日採れたものを食べる、生活はあまり安定しないその日ぐらしである。

→この頃はう蝕(むし歯)は極めて少なく、二足歩行の進化とと犬歯の退化がイコールであった。何故歯に注目するかの根拠だ。

②人間は一万年前から農耕と牧畜を覚え、食料を蓄える事を学んだ。それは逆に言えば、必要の無い食料を作る事も意味した。そして、人間は想像力が豊かで、これを貨幣、紙幣と言う象徴に替える事を発明した。無い物を有るとする想像力だ。偉大なるごっこ遊びである。それが貧富の差を生んだ。

→それでも、う蝕はそれほど多くは無かった。

③人間は、紀元1800年と言う今から少し前に、産業革命を起こし、貨幣経済と農耕牧畜生活は進化の当たり前の結果、人類の進行方向であるとして認識された。人間の目覚ましい進化は、それを当たり前として疑う事も、疑う暇も無かった。

→紀元1000年後に見出されたサトウキビはこの頃には砂糖として広く人類に好まれ、う蝕を増大させた。

④資本主義の勝利は、巨大な資本家を生み出し、牧畜を命を作る産業にした。沢山の生命を萬事如意の資本力で作り上げ、そして神よりも早く確実に、葛藤も無く殺した。

→う蝕は、人間にとって当たり前の病気になって、寧ろ病気である事すら忘れられた。

⑤認知症は、う蝕と同じ様に昔からあったのだ。でも人間は若い頃から皆多かれ少なかれ認知症であり、程度の差を持って線引きして来た。問題は、この線引きが段々とその領地を拡大している事である。人は狩猟生活をしていた頃自分でやっていた事を、あまりに分業してしまった結果、自分でやれない事が増えた。

以下に引用する記事は一瞬これが認知症の記事なのか、う蝕の記事なのか混乱する。「歯が悪いと認知症になる?」と言う記事はいくらでもある。

 

歯が悪いと認知症になる?

「歯のない人は認知症になりやすい傾向があります。 厚生労働省の調査によると、65歳以上で自分の歯がほとんどなく、入れ歯を使っていない人は、20本以上歯が残っている人と比べて、認知症になる可能性が1.9倍高くなると報告されています。 歯がなくなると噛む力が低下し、日常的に噛む刺激が不足するため、脳への刺激が弱くなります。

歯のない人は認知症になりやすいって本当?www.chayamachi-clover.com › faq

 

認知症の増加

2020年からの50年間で、男性523万人増、女性は1342万人増で、男女とも約3倍に増加する見通しが明らかとなった。 2020年における男女別の認知症有病率は、85歳を超えると、男性は51%、女性は63%、2070年になると、85歳以上で男性70%、女性87%と推計された。

2023年7月25日

令和5年全国将来推計人口値を用いた全国認知症推計(全国版)-65歳以上の高齢者層がピークとなる2040年には46.3%が認知症の可能性、共生社会の実現を- | ニッセイ基礎研究所www.nli-research.co.jp › report › detail

 

認知症の最大の原因は何ですか?

老化とともに脳内に特殊な異常タンパク質が増加、蓄積し、それが脳細胞にダメージを与えることによって発症すると考えられています。 (異常タンパク質が増える原因については分かっていません)一般的に「認知症=高齢者がかかるもの」と認識されているのは、これが原因となるケースが最も多いためです。

認知症が発症する原因 - ダスキンヘルスレントhealthrent.duskin.jp › column › library

 

人間を攻撃するならどう考えても口だ。認知症だって何かの病気である以上、外から来た者だ。外から身体の入り口と言えば口か鼻だ。口から入るものと言えば、呼吸か食事だ。でも本来呼吸は鼻でするものであったのだから、(鼻呼吸の効果はこの投稿で証明済みだ。)そうなると残るは口由来の食事である。う蝕はその中でも最も馴染みの深い外部からの攻撃だったが、認知症はそのルートを使って人間を攻撃していると言われれば、納得がいく。しかも食べる時、大きな働きをするのは、顎だ。僕は大学受験の時無理な徹夜をしたが為に顎関節炎になり、歯茎が腫れ、中央大学に補欠入学した後、1か月以上、再起不能になった。顎と歯のハーモニーがここまでとは思わなかった。その時の事を思い出せば、認知症の現状は全て納得が行く。

 

極端な事を言えば、人間はもっと想像力を働かせ、思考することを辞めない冪なのだ。そして少しでも人に分業した事を自分でやってみるべきなのだ。そして歯を磨き、砂糖の入った食べ物を避ける冪なのだ。人口の5割が重度の認知症患者になったら人類は滅びるしかない!誰が介助するのか?

 

今日は自ら発見したう蝕を治療して貰った。

この投稿もう蝕のお陰だ。

 

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