2023/3/27

102 右麻痺の歯と🦷認知2

くれぐれもこの投稿はノンフィクション

 

前回はう蝕とはむし歯の事であると知り、これ以外にも疾病リスクはいくつかあるが、う蝕は現代の人類にとって最も高い疾病リスクであると知った。何でむし歯と言うとコミカルな気楽な疾病と思ってしまうのだろうか?子供の頃見たCMはどれもそんなイメージだった。もっと子供を怖らせがったら良かったのだ。歯その物の疾病リスクも問題だが、口は人間の身体、内臓への入り口であり、ここがひとつのデッドラインになっている。歯の硬さは、自動車の外板をプレスする金型に近い事も知り、その硬さにも関心したが、一方で歯は🦷靭性の問題も有る。鉄、鋼がそうで有るが、物は硬ければ硬い程、丈夫で有ると言うのは幻で、実際には靭性との調和によってその存在が保証されている。硬さが同じでも、靭性が弱ければ、寿命にはおおいに影響する訳だ。これから、その歯にう蝕が発生するプロセスを勉強しようと思う。

 

だが、その前に僕は限りなく文系の極北にいる男である。う蝕の歴史について先に知りたい。歯ブラシも歯磨き粉も無い古代人或いは、動物は、どうしているのだろう?どうしていたのだろう?何故現代の人間だけが「しっかりと歯磨きをしなさい」と親に言われ無ければならないのだろうか?

 

(出典は主に英語版Wikipedia)

旧石器時代の化石人類には、虫歯は極めてまれであった。

今から100万年以上前にいたオーストラロピテクスには虫歯があった。

 

「化石人類(化石人骨)は、人類学とくに古人類学(化石人類学)においてきわめて重要な資料である。その形質的な研究によって、人類の進化過程が徐々に明らかにされつつある。化石人類は大きく、

  1. 猿人
  2. 原人
  3. 旧人(古代型ホモ・サピエンス
  4. 新人(現代型ホモ・サピエンス)

に大別されるが、逆に言えばこの四つの人類をまとめて化石人類と呼ばれることもある。化石人類は、本来は化石として現れた人類のことで歴史時代現生人類とは区別した呼称であるが、このうち新人は現世人類との形質上の差はない。

〜中略〜

人類の進化を研究していく場合には、猿人に先行する霊長類も含め、上に掲げた4種とあわせ5段階で考察する[3]。人類の基本条件としては「直立二足歩行」があげられる[注釈 1]。また、犬歯の縮小もこれにともなう[3]。」Wikipedia

 

この化石人類は、う蝕は少なかったと言う。この人達はそうすると、歯に関しては優等生だったということか?歯に関しては人類は退化して来たという事か?そして上述されるとうり、人類の基本条件として「直立二足歩行」と共に「犬歯の縮小」が挙げられると言う。

 

犬歯とは

「犬歯(けんし、Canine tooth)は側切歯の遠心側に隣接する上下顎それぞれに一対(計四本)ある。食物を捕らえ、切り裂くための歯である。ヒトの場合、前歯部を構成する歯の一つである。

〜中略〜

犬歯は言わば「」であり、他の歯に比べ、根が非常に深く頑丈な歯である。ヒトにおいても例外ではなく、多くの歯を失った老人でも最後まで生えており、その寿命は一番長い。平均寿命は日本人で右側が61.8歳、左側が62.1歳となっている[1]。顎の動きをアプローチするために非常に重要な歯であり、「Key teeth」「鍵歯」とも呼ばれる。そのため、矯正治療の際にも抜歯することはほとんどない。」Wikipedia

犬歯🐕=牙であり、これこそが人間が生き物で有るという根の深い象徴である。またプレス金型の話で恐縮だが、犬歯は人間の顎をプレスの上型下型とすると、一極めピンの様な、ガイドポストの様な役割をするのではないか?これ次第で上顎と下顎の位置が決まり、噛み合わせ次第では大きなストレスになる。僕の場合、最近寝る時はマウスピースをして口内炎は減ったとは言え、日中未だチョクチョクと口内を咬んでいるケースが散見され、舌で探ってみると犬歯の場所が多い。一日中マウスピースを着けて暮らそうかなと思っているぐらいだ。

 

狩猟採集生活から、農耕生活に移行すると、虫歯は増加した。

 

ここで言う狩猟採集生活と農耕生活で何が違うと言うのだろうか?と言う疑問が起こる。僕の少ない知識では、炭水化物をとって糖分を取る様になってからう蝕は発生したのではないか?と簡単に思ったがどうもそれだけでは無いらしい。次の引用はちょっと長くなるので、割愛割愛で引用するが、是非とも本文を見て欲しい。ちょっとショッキングな言葉を羅列する。

https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=1214

 

●人類は600万年、ずっと狩猟採集生活者だった

●この今の人間の前頭葉で🧠発明したお金を用いる生活を、人々はなるべくしてなった生活だと思っている。(そうか?)

●定住生活をせず、狩猟採集の食料で生活してきた。当然、農耕、牧畜など全く行わない。所謂、現代人の嫌うその日暮らしだ。

●今の文明社会は600万年の最後の一秒分。

●1万年前に農耕と牧畜が世界のいろいろなところで始まったというだけの話で、それでもまだほとんどの人が狩猟採集を続けていたわけです。

 

長谷川眞理子

日本芸術文化振興会理事長/元総合研究大学院大学長

 

この文章は途中から会員制なので、僕は続きを読もうと思う。僕のイメージから見れば、人類は取り敢えず正しい方向に進み、狩猟生活を捨て、農耕生活になっていると思って居たが、この人類学者が見る刹那とは、現代は、大いなる試行錯誤の時代なのかも知れないと言う事で有る。そもそも人間の身体、健康そのものが、その生活について行けてない。或いはやっとついて行っていると先生は言う。

 

う蝕の増加

「西暦1000年の少し前には、虫歯を持つ人の割合は3〜4%であり、どの集団も10%以下であった。しかし、西暦1000年頃サトウキビが西洋社会に紹介されて、虫歯を持つ人の割合は大きく増加し、24〜25%ほどになった[77]。」Wikipedia

 

人類史学的に見れば短い文明の歴史

人は進化してう蝕を生み出し、

人は増加して戦争を生み出し、

人は経済を生み出して貧富を生み出した。

穴を掘り、

穴を埋め、

ただひたすらマッチポンプな選択。

人類は一体何処に行くのだろう?

 

合掌

 

マッチポンプとは

「マッチポンプとは、自らマッチで火をつけておいて、それを自らポンプで水を掛けて消すと言う意味で、偽善的な自作自の手法・行為を意味する和製外来語である。

マッチ(match)は元は英語ポンプ(pomp)は元はオランダ語である(英語ではpump)。」Wikipedia

 

 

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