2024/3/8

金曜日「登場人物」と言う物語 63

合法な浮気/ソンクラーのアリー④

この物語は徹頭徹尾ノンフィクションである

 

花問屋の耳朶

その人の事で、忘れられない事がある。その人は、所謂早稲田の人で、(早稲田の人は、中央の人に比べて、身体も精神も余計な贅肉をつけていない人だと、その頃の僕は歪なコンプレックスから勝手にそう思っていた。)白く細面な人だった。背が高く、メガネを掛けていた。この眼鏡と言うのは曲者で、その人の外的優性をボヤかす。実は、とんでもなくハンサムで有っても、眼鏡を掛けているだけで、同じ男性から見て無害に思える。今考えると僕はまず彼のその眼鏡に騙されていた。

それと、僕が騙された特筆すべきもう一点は耳朶であった。彼はそれはそれは変わった耳朶を持っていた。後にも先にも僕はあんな耳朶を見た事が無い。ハンマーの様に、或いはイルカの🐬鰭の様に耳朶の縁に形状が付いているのだ。申し訳無いが、それが非常に目立つ。そしてそれが何か触れてはならない奇形の様に見えて、これが僕を油断させた2つ目だ。そして3つ目が、女性にも性欲があると言う事を僕は知らなかったことである。

耳朶に付いて調べて見たが、耳朶で言うと折れ耳かスタール耳ではないかと思うのであるがどちらもドンピシャでは無い。Wikipediaで福耳に行き着いた

 

「福耳(ふくみみ、plump ears)は、耳たぶが大きく肉の厚いのことであり、福相の印とされる(コトバンク)。金運に恵まれ福運があると言われる[1]。福耳で最も良いと言われている形は、耳たぶが真下に垂れ下がらずその上に米粒が乗るぐらい口の方に向かっている相。また釈尊三十二相八十種好のひとつ。鎌倉時代立の『沙石集』巻8第15話「耳を売る人の事」に説話(内容は福耳を売った僧侶が幸運を逃す)がみえる。後代では江戸時歌舞伎の演目『時今也桔梗旗揚』(文化5年/1808年二幕に「貧乏耳でも福耳でも並んで置いて引っこ抜く」というセリフが見られる(コトバンク)。」Wikipedia

 

これから見るとむしろあの耳は逆だ。耳朶が欠けている様に見えるのだ。ここに毎回投稿している仏様の写真を参考までに掲載するが、この人は言ったら、耳朶が異常に無いのだ。でも、彼の人生はどうかと言えば、前回話した様に婚約者は中華系某国人の大金持ちだ。眼鏡を商いにして、眼鏡のフランチャイズを持っていた。まあ、今はどうされているのか知らないが。

 

カラット

つまり僕は花問屋のKさんに助けられて、ニューとの結婚を強引に進めようとしたのである。ニューは、お父さんがムスリムで、お母さんが仏教徒でニュー自身も仏教徒だった。この両親は、既に離婚していたが、この夫婦の宗教が違うのは不思議だ。また、離婚してニューはお母さんについて行ったにも関わらず、何故かムスリムのお父さんは、ニューの結婚に対して権利を持っていた。それは、そのまま結納金の要求に繋がった。要求はよく覚えていないが、確か車を買える額の1/3くらいだったか?そしてそれに加え、宝石が?カラットだった。

この事では何度もニューと喧嘩をした。僕の中には結婚イコールお金、結納金と言う発想が無かった。でも花問屋のKさんの例を見るまでもなく、向こうのご両親は、大事な娘を、何処の豚の鼻🐽とも分からぬ男に上げるのだ。その保険として結納金を要求するのは当然のことであった。今思うと、僕の家にはそうゆう文化が無かった。だから理解が出来なかった。この前まで無償の愛を語りあっていた相手に、突如値札が付く。すったもんだした挙句、例の藤田氏からお金を結納金の半額分借りる事になって、バンコクで、結納式をする事になった。

今考えると、あの結納金は大した額では無い。しかも結納式と言ってバンコクのホテルでかなり盛大な式を取り行ったので、その式代も含めれば残ったのは宝石の💎カラットではないか?とすると、彼女は本当に僕と結婚をする気だったのか?この極私的物語のネタバレをすると、僕はニューのある一言から結納式の後、尻を捲って逃げ出す訳であるが、もしそのまま逃げださ無かったらどうであろう?そのまま結婚し幸せな家庭を築いたのか?そして、奥さんがニューのまま例の不敬罪のカミングアウトがあったのだろうか?それはそれで良かった様な気もする。如何にも、美しいムスリムのニューとの、夢から覚めた浦島太郎だ。

 

尻を捲る

「読み方:しりをまくる・けつをまくる

別表記:尻をまくるケツをまくるケツを捲る

居直ること。物腰急に変えてけんか腰様相を呈することなどを意味する表現。」webrio

 

ところで僕はこの「けつをまくる」と言う表現を今まで勘違いしていた。僕は「けつをまくる」とはてっきり逃げ出す事だと思っていた。全然違う意味であり本日齢56歳までこの表現を使っており、ここにお詫びする。この表現は、かなり慣用句的に普段から使っており、まさか居直ると言う意味だとは知らなんだ。「居直る」と「逃げる」では全然違う。なんか居直る方が男らしい。でも逃げるも結構男らしい気がする。男は、逃げようと思えば、どこまでも逃げる。女は、女性ホルモンがそれをさせない。この差は大きい。女性ホルモンは確かに彼女達を美しく彩るが、老いと更年期障害も後追いする。この施設に居て思うのは、男の認知は居直る認知が多く、女の認知はその境遇に対する迷いの認知が多いような気がする。

あの忌まわしい結納式をやったリッチモンドホテルのリンクを紹介して今回の投稿は終わる。後方に高層のビルが出来た以外はあまり昔と変わらない。結構立派なホテルだったのだ。なんで覚えているかと言うとその後、「愛人」のモーと何度もこのホテルの前を通りIKEAに買い物に行ったからだ。

一体「夢」は何処で目覚めれば良かったのだろうか?

あるいは覚めなければそれが所謂「死」か?

 

https://grandrichmondhotel.com/

 

 

続く

 

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ネタバレはほぼ無し。

なるべく偏りが無いようにはしているが、

お金を払わなくても観れる名作が主体。

お金を払わなくてはいい映画を観れないと言うのは妄語。

でも面白い時は🤣心から何かしたい。

お金がないので、感動を回向。