2024/03/4 月曜日

 

【ミシンの日】

ミシン発明200年を記念して日本家庭用ミシン工業会(現在は日本縫製機械工業会)が1990(平成2)年に制定。

「ミ(3)シ(4)ン」の語呂合せ。

イギリスのトーマス・セイントが世界で初めてミシンの特許を取得したのは1790(寛政2)年だった。

「ミシン」という名前は、 sewing machine(裁縫機械)のmachineがなまったものである。

 

【サッシの日】

サッシメーカーの吉田工業(現 YKK AP)が制定。

「サッ(3)シ(4)」の語呂合せ。

 

【バウムクーヘンの日】

神戸のドイツ菓子製菓会社・ユーハイムが2010年に制定。

1919年のこの日、広島県で行われたドイツ展示会で、同社を創業したドイツ人カール・ユーハイムが日本で初めてバウムクーヘンの製造販売を行った。

 

【さんしん(三線)の日】

沖縄県の琉球放送が制定。

「さん(3)し(4)ん」の語呂合せ。

三線は、蛇味線とも呼ばれる沖縄の楽器で、三味線の元となったとされている。

 

【円の日】

1869(明治2)年のこの日、明治政府が貨幣を円形として金銀銅の貨幣を鋳造する円貨の制度を定めた。

 

【雑誌の日】

富士山マガジンサービスが2008(平成20)年に制定。

「ざっ(3)し(4)」の語呂合せ。あわせて、3月・4月を「雑誌の月」とした。

 

【酸蝕歯の日】

液体歯磨剤「シュミテクト」を販売するグラクソ・スミスクラインが制定。

「さん(3)し(4)ょくし」の語呂合せ。

酸蝕歯とは、食物中の酸によりエナメル質が侵食された歯のことである。

 

【赤黄男忌】

俳人・富沢赤黄男の1962(昭和37)年の忌日。

 

Cảm ơn !

富山いづみ <admin@nnh.to>

 

今日は、桃の節句の🍑翌日と言う事もあり、「今日は何の日」もどちらかと言うと、企業が制定なさっている「今日は何の日」が多い。何れにするか迷ったが、よく考えたら、僕はアルミサッシの業界に、嘘でも誠でも関わっていた事を思い出した。しかも20年以上。従って、今日はアルミサッシの日にする。

 

サッシとは

「サッシ(英語: sash)とは、サッシュともいい、枠として用いる建材のことをいう。あるいは、窓枠を用いた建具であるサッシ窓そのものをサッシと呼ぶことも多い。英語でSash window(サッシ窓)というときには、上げ下げ窓ギロチン窓)のことを指すことが多い。

サッシは材質により、アルミ製(アルミサッシ)、木製、プラスチック製、複合材料製がある[1]。アルミサッシは安価だが断熱性が低いために夏に室内が暑くなり、冬に室内が寒くなる[2]。木製サッシは断熱性や防露性に優れる[1]。また、2016-2017年時点で樹脂サッシ普及率は、ヨーロッパ約70%、韓国80%、日本は17%となっている[3]。

またサッシは構造により一重構造のものと二重構造のものがある[1]」Wikipedia

 

僕は某国で金型の熱処理の仕事をしていた。アルミサッシの業界は、アルミサッシを作る為に、大量の金型を使う。押出成形金型と言う奴だ。某国ではアルミサッシは日系大手も含め、台湾、中国、韓国製などがひしめき合い、金型の需要も多く、熱処理も多かった。毎日、1トン以上熱処理を出すところもあり、熱処理業界にとっても、アルミサッシ業界、あるいはアルミサッシ押し出し加工の業界は上得意顧客であった。熱処理賃が、あまり取れないのが、安いのが玉に瑕であったが。最初は、熱処理賃が60バーツ(約180円)/kgであったのが、いつしか30バーツ(約90円)/kgになっていた。あれが10年前だったから今はタダじゃないだろうか?

 

でも、このサッシの金型は、見たところそんなにチープな金型ではない。

 

押出成形金型とは

「押出成形(おしだしせいけい、英語: extrusion)は、塑性加工の一種であり、耐圧性の型枠に入れられた素材に高い圧力を加え、一定断面形状のわずかな隙間から押出すことで求める形状に加工する方法である。」Wikipedia

 

押出成形したアルミニウム材。いくつか中空部分がある。側面のスロットに専用コネクタをはめ込むことができる。

アルミニウム押出成形用の2つの金型。この2つを組み合わせて使う(ポートホール型)。右側の金型で丸い管を押出す際の中空部分を作る。

 

知らない人は思う。ええ?どこでこんな物使っていたかしらん、と。あなたの部屋の窓枠は大概がこれである。日本のアルミサッシの窓枠シェア?は90%であると言う。それから、デスクトップコンピュータの筐体の中にも冷却の為にラジエーターとして設置してある。ただ、あなたは、そのアルミサッシの断面を見た事がないかもしれない。押し出し加工とは、謂わばトコロテンである。600℃以上に熱されたアルミが、高い圧力で金型から押し出し出されて、この形状になる。僕はこの金型の熱処理の苦労話を「今日は何の日」に添えるつもりであった。

天突きで押し出されるところてん

 

ところが、アルミサッシ業界には不都合な真実をWikipediaは、掲載していた。アルミサッシの日だと言うのに、これは不味い。また不敬罪に追徴課税される。不都合だと思ったのは、日本に居なかった僕だけならいいのだが…

 

アルミサッシの不都合な真実

「サッシは材質により、アルミ製(アルミサッシ)、木製、プラスチック製、複合材料製がある[1]。アルミサッシは安価だが断熱性が低いために夏に室内が暑くなり、冬に室内が寒くなる[2]。木製サッシは断熱性や防露性に優れる[1]。また、2016-2017年時点で樹脂サッシ普及率は、ヨーロッパ約70%、韓国80%、日本は17%となっている[3]。」Wikipedia

 

日本はかつて、紙と木で作られた障子の家に住んでいて、貧しい国だった。ところが、今もまだアルミサッシにしがみつき、ワザワザ寒い家に住んでいると言う。これは何かの修行か?オウム真理教か?確かに、アメリカでも🇺🇸、ドイツ🇩🇪でも寒い冬に出張した事があるが、あの部屋の暖かさは、暖房の違いだとばかり思っていたが、そうでは無かった。窓枠の材質に起因する物だったのだ。

 

「アルミサッシはアルミニウム合金製のサッシで、加工がしやすいことから広く用いられており、2014年現在日本でシェアの9割を、中国では7割を占めている。」Wikipedia

 

9割とは、日本のほとんどの窓枠がアルミサッシだと言う事だ。そして、上記の紹介では物足らず、何度も出て来るのが樹脂のサッシだ。

 

「一方で、熱伝導率が非常に高いため断熱性能が非常に低く、暖房や冷房を使ってもアルミサッシを伝わって熱が交換されてしまい、住宅全体のエネルギー効率の悪化になるためアメリカでは全50州のうち24州で使用が禁止されるなど、他の素材への移行が進んでいる[4]。」Wikipedia

 

禁止?とは穏やかではない。つまり、経済高度成長期の日本では、アルミサッシが恐らく、コスト的にも、営業的にも成功してしまったのだろう。僕達日本人は多分、これを我慢で乗り越えたに違いない。これをドテラと厚着で乗り越えたに違いない。障子、襖よりはマシだと思ったとまでは言わないが、選択肢が無かったのであろう。

僕のいた某国も、寒く無いからか、アルミサッシがほとんどである。でも、サイアムセメントと言う王様の会社に呼ばれ、樹脂サッシ?の前方押し出し金型の表面処理の相談を受けた事があったので、樹脂のサッシの事も考えている様だが、この国はとにかく、アルミサッシでご飯を食べている人が多い。金型だけ取っても、タウンハウスを借りて、父ちゃん母ちゃんで細々と金型を作っている会社が沢山ある。

 

某国のアルミサッシ業界

「現地でサッシ業者というとアルミの加工が専門で、押し出しから加工、製品の生産までを一貫して行うような日本のスタイルとは異なる。アセアン諸国では1億円規模の小企業が数百社乱立しているような状況だという。

タイだけでなくアセアン全体において建築建材の規格というものがありません。

日本では耐風圧、水密性、気密性がJIS規格で定められていますが、東南アジアは風が吹いても寒くないため、雨やほこりが入りやすく、騒音遮音できないようなサッシが多い。赴任当時そのギャップに気付き、設計事務所協会や大学、大手デベロッパーをまわり問題意識を聞いてみたところ『意識はしているが、それを改善できるサプライヤーがおらず、放置状態になっている』との答えが返ってきました。」

 

アルミサッシの業界と言うのは、こうして見ると、意外に突っ込みどころ満載の業界だ。日本の場合、王手の独占状態で、何故か富山県に多い。僕の居た会社も富山に営業所があった。このあたりは、黒部ダムに代表される様に、水力発電が盛んで、アルミサッシの製造に好都合であるらしい。

アルミサッシの日(いや、サッシの日)なのに、何故かアルミサッシの粗探しになってしまい申し訳無い。粗探しついでに、もう一点、Wikipediaが掲載しているこの点が気になる。

 

アルミニウムの融点

「アルミニウムの融点は鋼などよりも低く、合金でも700 程度であるため、アルミサッシは火災時に溶けてガラスが抜け落ちる可能性があり、2011年(平成23年)頃には日本国内で流通していた防火アルミサッシの多くが建築基準で定められた防火性能を満たしていない事が発覚し、サッシメーカー各社は防火アルミサッシの販売を一斉に中止した[6]。複層ガラスの普及に伴い、ガラス自体の結露が減ったため、耐火性能や断熱性能の高さに加え、リサイクル性にも優れている木製サッシの利用も見直されている。」Wikipedia

 

恐ろしい。悪いがアルミサッシ、アルミニウムと言うのは、今や決して高度な技術ではないのだろう。そろそろ、業界自体が主導して次世代の素材に技術革新しなければ、逆に海外から捲られてしまう。でもアルミサッシと言う物は、最終消費者が選択する物ではないところがポイントだ。分譲住宅の価格に含まれているし、これがポイントで家を買う人もいないだろう。

「アルミサッシの日」(いや、サッシの日)、生意気だが、アルミサッシ(いや、サッシの日)の未来を考える日であった。だってこの業界で、ご飯を食べている僕の知り合いはあまりにも多すぎる。複雑な心境だ。

 

以上

 

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