2023/08/9

79 右麻痺で、お通じをするという事13

 

❾車椅子に戻る

全てを終え、搭載機上の僕はパンツ、ズボンを履き空母艦板に帰還する。緊張のひと時だ。成功しても誰も褒めてくれず、失敗すれば大騒ぎになる緊張のひと時だ。この車椅子に着座した時僕は、初めてホッとする。ここ半年、毎日このランオフを2、3回している僕は、ベテランパイロットだ。

ところで、この離着陸で🛬手離せないのが、オムツだ。

実際のところ僕は、本当はオムツを着ける必要はない。毎回、見ているが、オムツに汚物が付いた形跡はない。でも、万が一、万が一がある。恰も飛行機のパイロット👨‍✈️が、パラシュートを着けるがごとく、ぼくは、汚物の形跡を恐れる。その万が一の為に、オムツは手離せない。

そして更に言うなら、毎日、車椅子に座りっぱなしの日常だ。病気で30kg減量したとは言え、その重みは一日中尾骶骨、尾椎、或いは、ボンジリにのしかかる。本来なら人間は歩く様に設計されているので、ここまでボンジリ、尾骶骨、尾椎に負担が掛かる様には出来ていない。その負担を軽減する為に、オムツと言う緩衝材は手離せない。

この二つの大きな理由から、僕等の様な車椅子に頼る障害者はオムツが手離せない。

僕はオムツをもっと、若者が利用してもいいのではないかとも思っている。あんなにゴワゴワしているから一見、無様だが、パンツ一枚ではどれだけ不潔な事だろう。そしてオムツには陰部を大事にしようと言う意気込みも感じる。オムツに包まれた陰部は恰も花束💐の様だ。少なくとも男の場合は!多分女性でも何か良い形容がある筈だ。これは本気で言ってるのだ。

車椅子に座る事によって、身体中の各部署が健常者の頃より身近になった。愛おしくなったとも言える。病気を経て、禁欲をして、むしろ自分を愛おしく大切に感じる事が多くなったのは、皮肉な事である。

 

➓総括

今回、排泄についてここまで語る事が出来る事に驚いている。これは全てノンフィクションである。至極、極私的な僕の排泄である。でもこれを見た本の一握りの人の参考になればいいのだ。それが、一億総ブログの時代だ。

何でもかんでも専門家に頼っていては駄目なのだ。自分でトライアンドエラーである。誰も僕にあった物差し📏は作ってくれないし、僕の座っている車椅子に、前に誰が乗っていたかも知らない。それでいいのだ。いつこの車が不要になる日が来るか知れない。

この施設にいて、僕はつくづく思う。障害者や老人を甘やかしていては駄目なんだ。至れり尽くせりのサービスを必要としないのが、この福祉の現場だ。優しくしてもらえば優しくしてもらう程、施設を退院した彼はまたここに戻ってくる。そうゆう皮肉な仕事なのだ。年老いて、老後をのんびり暮らしたいなどと思うなら、至れりつくせりのサービスは求めるべきではない。それは貴方を弱くし、自分で出来る可能性をドンドンと狭めていく。可哀想が本人を更にその人を可哀想にする皮肉だ。笑うに笑えない。

 

今回でこのブログも79回となった。

ここらでひと休みし、

来週の水曜日から数週間、

以前の記事を見直してみたい。

そして次の章、

「右麻痺の歯🦷

に進みたい。

うんこおしっこは汚い。

うんこおしっこは臭い。

でも命の真実の結晶だ。

 

合掌

 
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トマト🍅✋右半身麻痺ブログ🤚
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②昼11時半投稿🦑
「今日は何の日。」
「アメトピ」
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「今日は何の日。」「アメトピ」
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③は基本的に、下の内容でメリハリをつけます。
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写真は半分くらい自分で撮ったものです。
使うのは全く問題ありません。
iPhoneで撮ったのが僕のです。

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