2 強引ツアーズ
○BJM(女55歳)
私とBJMはほぼ同じ年齢であった。
BJMは、その街の国際空港の側で、所謂、置屋にいた。初めてその国にいく私はそんなところを知るわけもない。先輩の
○藤屏(フジベイ、僕より1歳上56)
に最初に連れて行ってもらったのだ。深夜、初めて飛行機に乗り、初めて外国人に会い、初めての国はいきなり夜で、初めて空港の前から白タクに乗り、初めて置屋と言う売春宿にいき、初めて場末の汚いホテルに行き、初めて会ったその子で童貞を捨てたのだから、それは衝撃的な夜と言わざるを得ない。だが、僕の「運命」のBJMにはその日は会っていない。このコーナーで欲望の事は触れるつもりはないので詳報は避けるが、その女性の名は
○カヴェンデッシュ
と言った。彼女は美人だったと思うが、気が合わなかった。意気投合しなかったと考えていいだろう。
それで翌日、もう一度、
○藤屏
に連れて行ってもらったか無理矢理連れて行かれたか、この時出会ったのが、
○BJM
であった。今思うと彼女と気があったと言う感じではない。が向こうが取りこんで来るような感覚を覚え、自分の思いのままに自分が支配されて行く状態に彼女は嵌り込んできたのだ。この時点で今自分が置かれているような状況になる事は考えられない。あれは偶然の買春出あって、それ以上でもそれ以下でもなかった。この旅行は、どう考えても工作員の手を引く旅行ではない。
○藤屏
と2人だけで1カ月ここにいるプライベートツアーであったので、初日から置屋に行く事、そのものが計画のないツアーである。またそもそも、藤屏と言う男は、人を強引に誘っておいて、無責任に放ったらかしにする男であるから、特に誰も頼る人がいない外国に置いて、この様な人間とこの様な国に来た事が間違いだったと思う。それは分かってる。この最初の出鱈目な(でも藤屏の、自分の事は一円一銭一損も失わない性格はいずれこの中で出てくるが)旅行が、今そのまま、半身麻痺の結果を生み出していると言っても過言ではないのだ。
買春というものは金がかかる。1人の女性を24時間自分の1人占めにしているものだから、ホテルと同様に一泊いくらのお金を取られる。僕の記憶では、一泊5000円は超えていたんじゃないか?そして仲良くなれば仲が良くなる程、いつまでも一緒にいたいと思う。更に、今回はこの国が初めてなので、旅行もしたい。そうやって、初日から旅行者ならぬ動きをしていたら、あっと言う間にお金がなくなってしまう。増して、上述の藤屏が、僕が金がないと言っているにもかかわらず、無理矢理クレジットカードでお金を借りさせてこの国に来ているので持ち金などあった言う間に無くなってしまう。とんでもない先輩がいたものだが、こんな奴もいて、強引に引っ張られる僕がいたのだ。
次回は、BJMとどの様に密接になり、この藤屏にこの国で見捨てられ、何がどうあって、工作員と思われる人間に接触したのかを考察したい。藤屏は最初から工作員の片割れとは思えない。だがある時点から、この街でなく別の街で虎の
尾を踏んだと言うのが僕の推理だ。今分かってもしょうがないじゃ無いか?と言われるかもしれない。しかし、もし1人でも僕が頼れる人があれば、その人に賭けたい。出なければ、仏様に頼るだけ…だ。
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トマト🍅✋右半身麻痺ブログ🤚
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写真は半分くらい自分で撮ったものです。
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