2023/07/06

 

ナルシズム②

(愛を語る第12歩)

不定期投稿

 

ナルシシズムの歴史

「ナルシシズムというフロイト心理学において初めて使われた。語の由来はギリシア神話に登場するナルキッソスである。」Wikipedia

 

高校の時、何をすべきか全く分からなくて、父親と同じ文学は嫌だと言う理由で、心理学を考えた。しかも、千葉大学を選んだ。敷居の高い国立様だ!その時、居眠りしながら一生懸命読んだのがフロイトだった。でも、現役で落ちてからは現実路線に戻り文学に舞い戻った。

それで、引っかかるのが次の文章。サンドウイッチマンじゃないが、チョット意味が分からない。

 

ナルキッソスの伝説

「ナルキッソスはギリシアの美しい青年で、エーコーというニンフの求愛を拒んだ罰として、泉に映った自分の姿に恋するという呪いを受けた。彼はどうしても想いを遂げることができないので、やつれ果て水面に写った自分に接吻をしようとして、泉に落下して溺死し、彼が死んだ泉にはスイセン(narcissus)のが咲いた。」Wikipedia

 

いいですか?

ナルキッソスは「どうしても想いを遂げる事が出来ないので、」と言うところ。ナルキッソスは、一体誰に想いを遂げる事が出来ないのか?そもそも、ナルキッソスはエーコーと言うニンフからの愛を拒んだ為に、自分の姿に恋をすると言う呪いを受けたのであって、ナルキッソス自体の執着が、説明されていない。アラ探ししているみたいで申し訳ない。

チョット変なので、ナルキッソスのページを見てみると、

 

予言

「ナルキッソスはギリシア神話の中でも著名だが、その話についてはいくつかの説がある。盲目の予言者テイレシアーは占って「己を知らないままでいれば、長生きできるであろう」と予言した。」Wikipedia

 

ふむふむ。とドラえもんになった気分で!

 

アプロディーテーの呪い

「若さと美しさを兼ね備えていた彼(ナルキッソス)は、ある時プロディーテーの贈り物を侮辱する。アプロディーテーは怒り、ナルキッソスを愛する者が彼を所有できないようにする。彼は女性からだけでなく男性からも愛されており、彼に恋していた者の一人であるアメイニアスは、彼を手に入れられないことに絶望し、自殺する。」Wikipedia

 

メールフィメールを表示します。

①まず、ナルキッソスMはアプロディーテーFからの贈り物を侮辱します。

②アプロディーテーFは神様だったのだろうか?ナルキッソスMが愛する者が、ナルキッソスMを所有出来なくした。

③ナルキッソスMは、男性からも愛されており、アメイニアスMはナルキッソスMを手に入れられない事に絶望し自殺する。

 

これで、

❶ナルキッソスM以外に、

❷女神か魔法使いのアプロディーテーF

❸LGBT🏳️‍🌈のアメイニアスM

が登場した。

 

❹そしてここで初めて、エーコーFが現れる。

この段階で誰が、ナルキッソスMの想いの対象が分からない。

ナルキッソスを求める者ばかりだ。

 

エーコーFは森の妖精で🧚‍♀️これもまた呪いをかけられている。

「自分では口がきけず、他人の言葉を繰り返すことのみを許されていた。」Wikipedia

 

エーコーFの愛情に、ナルキッソスMは退屈し、分かれてしまう。捨てたとも言う。だって、エーコーFは、ナルキッソスMの言葉しか反復出来ないのだから!確かに、ナルキッソスMは人から愛されるが、人を愛する事が出来ない若者だった。エーコーは、悲しみのあまり声だけの存在、木霊になってしまう。

❺これを怒ったのが女神ネメシスFだ。

「これを見た神に対する侮辱を罰する神ネメシスFは、他人を愛せないナルキッソスMが、ただ自分だけを愛するようにする。」Wikipedia

水に映った自分を愛するナルキッソスM

 

ナルキッソスMは、ネメシスFの呪いと誘導により、ムーサの山にある泉に誘い出す。その泉に映る自分にナルキッソスは恋してしまう。この後は説が多数あるようであるが、ナルキッソスは、この泉で死んでしまう。

 

「ナルキッソスが死んだあとそこには水仙の花が咲いていた。この伝承から、スイセンのことを欧米ではナルシスと呼ぶ。また、精神分析の用語ナルシシズム(narcissism)という言葉語源になった。」Wikipedia

 

この、女神様、妖精🧚‍♀️、の総登場により、ナルキッソスMは死んでしまう。女性は怖い。その頃、鏡が無かったのかもしれない。だから、鏡を見た事のないナルキッソスMは、予言通り、死んでしまう。

 

「盲目の予言者テイレシアースMは占って「己を知らないままでいれば、長生きできるであろう」と予言した。」Wikipedia

 

 

予言者 テイレシアースM

 

最高だ。

ブログを投稿しているのに、映画を観てレビューしている気分だ。

そして、締めは水仙。

 

ありがとう。

Wikipedia。

合掌。

 
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